平成24年、創立60周年を機に「志教育」をスタートした武蔵越生高等学校。志教育は、①夢を育てて実現させる ②将来の生き方を見据える ③社会貢献を意識する、という3つの柱を基本理念としています。一人ひとりの夢を育て、実現するためのコースは、「スーパー特進」「選抜Ⅰ・Ⅱ」「アスリート選抜」の4つです。
今回、お話をうかがったスーパー特進コースは国公立大学や難関私立大学への現役合格を目標とし、特進Ⅰコースは体験型プログラムが充実したコースで、難関私立大学の現役合格をめざします。
平成24年、創立60周年を機に「志教育」をスタートした武蔵越生高等学校。志教育は、①夢を育てて実現させる ②将来の生き方を見据える ③社会貢献を意識する、という3つの柱を基本理念としています。一人ひとりの夢を育て、実現するためのコースは、「スーパー特進」「選抜Ⅰ・Ⅱ」「アスリート選抜」の4つです。
今回、お話をうかがったスーパー特進コースは国公立大学や難関私立大学への現役合格を目標とし、特進Ⅰコースは体験型プログラムが充実したコースで、難関私立大学の現役合格をめざします。
毎日0限から始まるスーパー特進コース。週3日間は7限目に国公立大学対応講座を実施しています。英語・国語・数学は習熟度別クラスで、英検は2級取得が目標です。
高い目標をめざすコースですが、部活動と両立させている生徒は多数存在します。夏休みに4週間実施される夏期講習の期間は、午前中が授業で午後は部活動の時間です。東大生による講習や進路指導も行われ、生徒一人ひとりの志望に向けた手厚いサポートが特徴です。
スーパー特進コースの特徴は、高い志を持った仲間と切磋琢磨しながら、部活動もがんばるところです。運動部でがんばる友達もいます。私も家庭科部に所属して、お菓子や洋服を作っていて、今年は夏休みまでにワンピースを仕上げるのが目標です。
志望は国公立大学の医学部です。すべての教科をまんべんなく勉強していますが、苦労しているのは国語です。それでも担任の古文の先生が理解しやすい授業を工夫してくださるので、楽しみながら克服しています。将来は病気の人に寄り添うことのできる医師になりたいと思います。
私は吹奏楽部に入りたくて武蔵越生高等学校を選びました。担当の楽器はホルンです。私と同じスーパー特進コースの先輩もホルン担当なのですが、練習と勉強のメリハリをつけて両立する姿をお手本にしています。
放課後、7限まで授業のある日には、ほかのコースの部員に遅れをとらないように短い時間に集中して、効率良く練習することを心がけています。吹奏楽部は夏のコンクールに参加し、東京ディズニーシーで演奏したこともあります。野球の応援もするので、先生方によく「勉強との両立は大丈夫?」と心配されますが、授業を一生懸命受けて、その日の疑問はその日のうちに解消するようにしています。
将来は、子どもの頃にお世話になった看護師をめざしています。てきぱきと仕事をしていた姿がとても素敵だったので、私も弱い人の力になれるような看護師になりたいです。
プロ野球が好きで、野球部のマネージャーを務めています。スーパー特進コースは人数が少ないけれど、体育祭などの行事では存在感を発揮しています。体育祭は学年やコースが混在する4つの団に分かれてて競うのですが、私のクラスがいた赤団は、ダンス部門で優勝することができました。
スーパー特進コースの特徴は、習熟度別で行う英語の授業です。英文を何度も読んで、そのあとに音声に合わせて読む「オーバーラッピング」という音読法が、会話力を身につけてくれます。高2では、料理などをしながら英語表現を学ぶイマージョン授業が楽しみです。
将来は東京外国語大学に進学して、さまざまな言語を習得し、世界で活躍できるホテルコンシェルジュをめざしています。
選抜Ⅰコースは、英語に特化したコースです。毎朝、単語テストが行われ、高1の学習の集大成としてブリティッシュヒルズ(※)での英語研修に参加。高1段階から習熟度別に英語の授業が行われ、基礎から発展的な内容まで、一人ひとりのレベルに合った力を伸ばしています。
「選抜Ⅰコースは3年前に設置されたコースで、今年の高3生はその第一期生です。若い教員が多いので、生徒と一緒に成長するという雰囲気です。運動部に所属する生徒が多数で、なかでも部長を務めてリーダーシップを発揮する生徒が多いのが特徴です。部活動と勉強の両立は大変ですが、お互いに励まし合い、部活動引退後は学習に集中して、飛躍的に学力を伸ばす生徒たちが在籍しています。」(英語科/田谷和幹先生)
(※)福島県にある。スキー場、ゴルフ場などの観光施設、別荘地などが整備され、1年を通して楽しめるリゾート地で、“本場の英国を体験できる” 宿泊、来場、語学研修を兼ねた施設。
私はチアリーダー部に所属しています。7月は関東大会が終わったところで、全国大会をめざしてさらに練習を重ねています。チアリーダー部は高3の3学期に行われる「3年生を送る会」まで活動を続けるので、引退はありません。
部活動と勉強との両立は、どちらも本気にならなければ難しいと思います。でも、クラスの友達が励まし、サポートしてくれるので、自分だけががんばっているという意識はありません。ほかにもたくさん運動部で活動している友達がいるので、刺激を受け合いながら学校生活を送っています。
私の夢は小学校の先生になること。大学では特別支援学級の教育についても学びたいと思っています。将来は勉強を教えるだけでなく、苦手なことがある子でも得意になれるよう、背中を押してあげられる先生になりたいです。
僕が所属するサッカー部は、インターハイや選手権で活躍できる選手がそろっている部活動です。強豪チームの多い埼玉県で、ベスト16やベスト8になることが多いので、今はさらに上をめざして練習しています。
選抜Ⅰコースの仲間は、みんなが忙しい学校生活の中で時間を見つけて勉強しています。僕もサッカー部のメンバーと助け合いながら、自分なりの計画を立てて勉強との両立をはかっています。
将来は好きな歴史の知識を活かして学芸員になることが夢です。歴史の先生方は知識が豊富で、教科書に載っていない話も聞くことができます。武蔵越生は江戸城を作った太田道灌の地元なので、地域の歴史をもっと広く伝えたいという気持ちもあります。また、近年は多くの外国人が日本にやってきています。日本の歴史に興味を持つ外国人も多いので、僕自身が英語を習得して、世界の人に日本の歴史の奥深さを伝えられる仕事がしたいと思います。
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