
2016年度卒業
首都大学東京 都市教養学部都市教養学科法学系 4年
中学時代から好きだった英語の力を伸ばしたいと思い、英語教育に力を入れている富士見丘高等学校を選びました。私は高校からの入学生で中学からの内部生と仲良くなれるか不安でしたが、その心配をする間もなく、すぐに打ち解けることができました。富士見丘でできた友人とは今も定期的に会い、互いの近況を兼ねておしゃべりしたり、ときには悩みを相談し合ったりしています。生涯にわたる良い友人が持てたと思います。
高校時代は卓球部の部活動に励みました。当時卓球部は人数が少なく活動するのが大変だったので、新入生向け部活動紹介のときには大きな看板を作ってアピールしたり、他校の卓球部員を招いて練習試合をしたりして積極的にPRしました。そのかいもあり、3年生のときには部員が倍以上となり、団体戦に出場できたことはとてもうれしい思い出です。
大学では法学系政治学コースに所属し、主に国際政治と各国の政治史を学んでいます。教職課程を履修し、中学の社会科と高校の地理歴史・公民の教員免許取得をめざしています。就職は国内大手コーヒーチェーンから内定をいただきました。教師になることを辞めたわけではなく、社会で数多くの経験を積んでから教壇に立つことを考えています。
富士見丘の英語教育は卒業してからも役立っています。英語でのスピーチの作り方や話し方は、発表の機会が多くある大学での学びでも必要不可欠なものだからです。また、高校で訪れたアメリカ修学旅行も刺激的な体験でした。大学生になり自由に動ける範囲が広がるにつれ、海外への興味・関心は高まってきています。
富士見丘は生徒と先生の距離が近い学校です。職員室に行けばわかると思いますが、生徒と先生がよく話をしている姿を見かけます。勉強法を聞くのはもちろん、悩み事を相談することもありました。卒業生が来て話をしていることも珍しくありません。先生方のサポートが手厚かったことを、卒業してから実感しました。大学で他校出身者と話をしていると、「先生にそこまでしてもらったことなんてない」と驚かれることも多いです。それともう一つ、卒業式では学年を代表して、答辞を任せていただいたことも良い思い出です。自分の3年間の集大成を具現化できる機会をいただけたことに感謝しています。後輩になるかもしれない中学生の皆さんにもぜひ、富士見丘の良さを味わってほしいです。