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日本学園高等学校

〒156-0043
東京都世田谷区松原2-7-34

TEL:03-3322-6331

学校情報 学校HP

現地の人たちとの触れ合いを通じて
沖縄の歴史・文化・自然を学ぶ修学旅行

「普通に生活できていることが平和なのだと気づかされました」

 日本学園高等学校は、吉田茂元首相や日本画家の横山大観など、多彩な分野に逸材を輩出してきた伝統ある男子校です。校祖である杉浦重剛氏は当初より「人間形成」を教育目標に掲げてきました。その一環として行われる行事が、12月実施の「沖縄修学旅行」(高2)です。

「沖縄修学旅行の大きな柱は次の3つです。1つ目は南部戦跡や戦争に関する資料館を訪れ、それを踏まえて沖縄の大学生(琉球大学)とディスカッションを行うこと。2つ目は4つのコース別研修(「自然環境イノー観察&カヌー」「ジュゴンの保護&シーカヤック」「伝統工芸&伝統芸能」「もとぶ元気村」)で沖縄の自然や文化に親しむこと。そして3つ目が現地(国頭村、大宜味村)の人々と生活をともにすることで沖縄の現在の姿を知る民泊です」
(学年主任  神戸信宏先生)

 1つ目の平和学習は初日に実施され、生徒たちは到着早々、ひめゆりの塔や資料館を見学、さらには平和祈念公園、ガマの見学も行います。そこで見聞きした史実をどのように受け取ったのか、生徒たちに聞きました。

「ガマに入ったとき、12月なのにとても暑かったのですが、その中に何日間も入っていたということを聞きました。本当に大変だったんだと印象に残りました」(石井琉聖くん  特別進学コース)

「資料館で見た戦争を体験した人の手記から、悲惨すぎて見ていられないくらいの衝撃を受けました。自分がこんな状況になったらどうなってしまうのだろうという証言ばかりで……。今が平和で良かったと感じました」
(深野翔希くん  総合進学コース)

「遺体の写真はとても残酷で、実際に戦禍に巻き込まれた方の証言も“こんなことが現実にあるのか!?”と、とても驚かされました。想像することも耐え難い証言が多くあり、戦争はこんなに恐ろしいものなのかと思いました」
(鈴木将大くん  総合進学コース)

「正確な情報がないなかで、自分たちとさほど変わらない年齢の人たちが自分の判断で行動して、亡くなった方もいれば奇跡的に生き延びた方もいる。自分がそのような場面に巻き込まれた際、どういう行動を取るのか…ということを考えました」(松﨑遼介くん  総合進学コース)

琉球大学の学生とディスカッション。議論は次第に盛り上がり、終了後も大学生と雑談する姿が見られました。 琉球大学の学生とディスカッション。議論は次第に盛り上がり、終了後も大学生と雑談する姿が見られました。
どのテーブルでも白熱した議論が展開されました。 どのテーブルでも白熱した議論が展開されました。

 生徒たちの心に大きな足跡を残した、もうひとつのイベントが民泊です。現地の人々との生活を通して触れた沖縄の文化は新鮮であり、鮮烈でした。

「民泊先で作っていただいたソーキそばが、とても印象に残っています。現地での畑仕事も含めた時間と生活そのものが楽しかったです。最初は“なんで民泊する必要があるのだろう”と思っていましたが、最後は“もっとここにいたい”と感じるほど充実したものになりました」(小林大晃くん  特別進学コース)

「自分の行った民泊先はシークワーサー畑があり、周りはシダ植物があるような原生林がいっぱい。お母さんに三線さんしんを教えてもらったり、現在の沖縄を体感できたりと、いい経験になりました」(冨岡俊くん  総合進学コース)

「僕らは夜に海へ連れていってもらって、潮が引いた海の上を歩いたときに、手のひらサイズのヒトデがいて驚きました。翌日は違う場所で海のゴミ拾いを手伝いましたが、韓国や中国から流れ着いたものもあり、そのままにしておくとゴミがたまってしまうようです。そのゴミ拾いをいつも民泊先の方はたった二人でされていると聞きました。その大変さと、海に捨てたものが他国にまで影響する怖さを知りました」(青木大知くん  総合進学コース)

「自然を自分たちで守っていく活動の一環として、山の落ち葉を清掃しました。山の上からの風景もきれいでした」(深野くん)

「街灯ひとつない山の中。イノブタを飼っていたり、廃車になったトラックで山羊を育てていたり……。その土地の広さなども印象に残っています」(松﨑くん)

“知っていた”印象とは異なる現実も

 初めて触れた沖縄のリアルな生活と想像をはるかに超えた現地での体験は、日頃のニュース映像などを通して“知っていた”印象とは異なる現実を教えてくれたようです。

「基地の問題などで沖縄県の人がデモ活動をしている映像をテレビで目にしていて、そういう地域なのだという印象を持っていたのですが、民泊先の方が米軍の保養所で飲食店を営んでいて、そこでは沖縄の人とアメリカの人から日本人同士と変わらない仲の良さがうかがえました。常にギクシャクしているわけではなくて、共存しているところが印象に残りました」(木村舜也くん  総合進学コース)

「日本人と米国軍兵士との交流で、夏休みの間だけ子どもを交換してお互いの家で生活することがあるそうで、面白そうだと思いました」(冨岡くん)

「沖縄はすべての家が平屋で瓦屋根にシーサーがある、というイメージを持っていて、都会感はないのかなと思っていました。実際に行ってみると、都会なところは東京とそう変わらないなという気がしました」(小林くん)

「ニュースで沖縄の珊瑚が白化していることは知っていたのですが、珊瑚を見る体験ではその印象とは違っていて、豊かできれいな海という印象でした」(石井くん)

 それぞれが、それぞれに沖縄を感じた4泊5日の旅。「戦争の悲惨さと現代の沖縄。生徒たちはその現実に触れる貴重な体験をしてきたのだと改めて感じました」と神戸先生。「人間形成」を掲げる同校にとって、沖縄修学旅行はとても大きな役割を担っているようです。

ゴミ拾いも実施。 ゴミ拾いも実施。
沖縄の海で釣りをした班も。「沖縄の海はやっぱり綺麗。透明度が凄くて東京の海とは全然違いました」(鈴木くん) 沖縄の海で釣りをした班も。「沖縄の海はやっぱり綺麗。透明度が高くて東京の海とはまったく違いました」(鈴木くん)
4泊5日の期間中は天候にも恵まれ、屋外でのアクティビティを満喫できました。パターゴルフをするグループも。 4泊5日の期間中は天候にも恵まれ、屋外でのアクティビティを満喫できました。パターゴルフをするグループも。

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