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不透明な社会を生き抜くために
生涯にわたって価値のある学びを

独自の教育プログラム
保善高等学校

〒169-0072
東京都新宿区大久保3-6-2

TEL:0120-84-5532

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一人ひとりが自らの課題に主体的に取り組む時間

 先生の添削を受けたり、図書館で資料を探したり、パソコンを使ってプレゼンテーションのためのまとめ作業に取り組んだり……、それぞれの課題と向き合う生徒たち。そこに3人の先生が、一人ひとりの進度と興味・関心の内容に合わせてアドバイスをするなど、相談に応じています。

 これは、9月に行われた高1(特別進学2クラス約50人)の「未来考動塾」の授業。最初の目標である10月のプレゼンテーションに向けて、まとめ作業に入っていました。

 この日、生徒たちが取り組んでいたのは、問いを立て、それを検証し、プレゼン用にまとめるための作業です。

「この検証方法で本当に説得力のある証明ができる?」「反論が予想されるよね?」「このテーマだと行き詰まらないか?」といった先生の厳しいチェックが入り、そう簡単に合格点はもらえません。

 図書館で資料を探すなどして情報をまとめる、もう一度自分の興味・関心に立ち返ってみる、検証の方法を見直してみる、といった作業を繰り返すことで、問いの立て方を学び、仮説の設定と検証方法を理解していきます。

 合格点をもらえた生徒たちはパソコンを駆使してプレゼンの制作に取りかかります。これまで集めたたくさんの情報を整理し直したり、もう一度資料を調べ直す生徒がいたり、一人ひとりが主体的に自分の課題を見つけ、解決していきながら、効果的で説得力のある発表をめざします。

「1年生にとって、問いを立てるという作業が最も難しいところ。いろいろなものを見聞きさせて、自分の興味・関心が何なのかに気付かせることで、問いが見つかる土壌をじっくりと育てていくことが必要です。これから自分自身の進路について考えていかなければなりませんから、問いの立て方をプロセスを通して学べるこの授業は、将来を考える意味においてもいい経験になると思っています」(特進部長/山田優先生)

問を立てるプロセスを経験し見えてくる世界

山本くんこれまでの勉強では「課題は与えられるもの」でしたが、「未来考動塾」では自分で課題を設定しなければなりません。最も難しかったのは、問いを立てて、それをテーマとして具体化していく作業です。図書館で本を読んだり、自分が興味を持っていることを改めて考えてみたり……。その積み重ねによって一つのテーマが見つかったときに喜びを感じます。

福田くん問いを立てるという作業を初めて経験して、より広く深くものごとを見られるようになりました。これまで漠然と「そういうことがあるのだな」としか思っていなかったものに対して、「どうなっているのだろう? どうしてだろう?」というように興味を持って見られるようになったとことが、自分を成長させてくれます。

鵜飼くんこれまで「調べる」ということが最も難しいと思っていましたが、問いを立てることが難しいと感じる学習を「未来考動塾」で初めて経験しました。日常生活でも「これは問いになるかな?」と考える習慣がつき、視野が広がったこと、自分の中に新しい思考のプロセスが生まれていることを実感しています。

山本くん 山本くん
福田くん 福田くん
鵜飼くん 鵜飼くん

生徒の将来を思う人間教育を背景とした
進学指導「未来考動塾」

「特進クラスは平成8年に設置されました。これまで担当教員の専門を活かし、例えば、ある教員は小論文の指導をするといったかたちで、生徒一人ひとりの目標達成に向けて個別に力を尽くしてきました。そうして蓄積されてきたものを体系化し、カリキュラムとして展開しようと考えました」

 現場で指導に当たる先生方が集まり、さまざまな意見を持ち寄るなかで共通していたのは、主体的な学びに基づき、自ら問いを立てて答えを導いていく探究学習の必要性と、それを他者に伝える発信力の向上。そして、それを実現するための教科の枠を越えた学際的なカリキュラムを策定することです。

未来考動塾のロードマップ

高1「知の技法」

ICT機器やメディアリテラシー、協同学習など、知的生産活動の基本を学びます。

高2 「知の深化」

修学旅行で訪れる沖縄を題材に、より高度な知的生産活動に取り組みます。

高3 「知の創造」(卒業論文)

国際的視野に立った学習とともに卒業論文に取り組み、その執筆に挑みます。
3年間の高校生活を通じて知的生産活動を展開。その集大成となるのが高3で課される卒業論文です。

 一方で、従来型の学力育成にも力を入れ、特別進学クラスの目標である「国公立大学や難関私立大学への現役合格をめざす」ことは変わりません。山田先生は進学指導面においても、「未来考動塾」の学びの必要性を感じていると言います。

「未来考動塾で得たものが教科学習に還元されていくのが理想的です。大学受験だけを見ていると、どうしても点数を取るための勉強になっていってしまいます。
"学ぶこと""知ること""考えること"ではなく、"点数を取ること"の喜びと勉強が結び付いてしまっている。だからわからなくなったら暗記するという安易な解決法に走ってしまう。そうした勉強法が結果的に生徒の可能性を狭めてしまうのではないか……、という問題意識を持っていました。学びとは、もっと深いものだということを未来考動塾で伝えていきたいと思っています。
 また、2020年度の大学入試改革によって従来型の学力だけではなく、意欲などの面で評価される生徒を本校でも育てていきたいという思いがあります。"何で勝負するか"という選択肢をなるべくたくさん持たせ、生徒の可能性をできるだけ広げようというのが本校の進学指導の本質です」

 日本では、教育の見直しが急速に進んでいます。知識ばかりが過度に重視されてきた教育が今日の停滞を招く一因となっているとの指摘もあります。新しい大学入試においても、受験生の主体性や意欲、コミュニケーション力などを評価することが示されました。

 そうしたなか、特別進学クラスで2017年度からスタートしたのが「未来考動塾」です。しかしそれは、単に社会の要請に呼応することを目的とするものではありません。背景には先生方の問題意識や、私学として人間教育に力を注いできた伝統校ならではの教育理念があるのです。

「志望大学に合格するための学力をつけさせることも大事ですが、生徒にとって生涯にわたり価値のある学びを提供したい。私たちはそうした思いで生徒たちと向き合っています」

 山田先生のコメントは、生徒たちを思う言葉として力強く響きました。

未来考動塾の運営にあたっての課題や展望、背景にある思いを熱心に語る特進部長の山田優先生。 未来考動塾の運営にあたっての課題や展望、背景にある思いを熱心に語る特進部長の山田優先生。
先生の添削を待つ生徒たち。厳しいコメントもしっかり受け止めます。 先生の添削を待つ生徒たち。厳しいコメントもしっかり受け止めます。
たくさんの文献を読むことが、問いを立てるためのインスピレーションになります。 たくさんの文献を読むことが、問いを立てるためのインスピレーションになります。
先生からのアドバイスで内容をブラッシュアップしていきます。 先生からのアドバイスで内容をブラッシュアップしていきます。
プレゼンに向けて、それぞれが効果的な見せ方を工夫します。 プレゼンに向けて、それぞれが効果的な見せ方を工夫します。

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