みんな自発的に担当パートの練習に取り組んでいます。
2018年度の定期演奏会は板橋区立文化会館で行われました。
入学式や京華祭などの学校行事意外に、学外でも活躍の場がたくさんあります。
学内におけるクリスマスコンサート。会場が厳かな雰囲気に包まれます。
1909年の設立以来、「賢い母親を育成する」という思いを受け継いできた同校。女性特有の母性や知性を重視して、2014年に “Women of Wisdom” という新スローガンを掲げました。体験学習やICT、教科横断型の総合学習で問題解決力を養います。
豊かなコミュニケーション力をつけ、学校生活を楽しく有意義なものへと導くために、クラブ活動にも力を入れています。そのクラブの一つが吹奏楽部です。京華中学・高等学校、京華商業高等学校と合同で、京華学園吹奏楽団として演奏活動をしています。
「吹奏楽は一人ひとりが努力して技術を高めるとともに、ほかの団員と合わせて初めて曲ができ上がります。音楽を通して一つのものを作り上げる協調性を身につけてほしいと考えています」(吹奏楽部顧問/森田真央先生)
活動日は月、火、木、金、土、の5日間。また本番前の日曜日や、夏休みは高等学校吹奏楽コンクールに向けて毎日練習しています。指導には京華女子中学・高等学校の森田先生と京華中学・高等学校の江波戸英則先生、さらに外部のコーチがあたっています。
高等学校吹奏楽コンクールには55人編成のA組、35人編成のB組、20人編成のC組の3チームで出場します。
「2018年度はA組が金賞、B組とC組が銅賞でした。A組は金賞の中から上位の学校が都大会に出場できますが、2018年度、本楽団は残念ながら都大会出場を果たすことができませんでした。2019年度は都大会、さらには全国大会出場を目指して練習を重ねていきたいと思っています」(森田先生)
コンクールに向けて、夏休み中に4泊5日の日程で合宿を行っています。朝から夜まで練習に励み、寝食を共にするほか、バーベキューや花火などレクリエーションを楽しみ、部員の結束が高まりました。
コンクール以外にも演奏の機会が多いのが、京華学園吹奏楽団の特徴の一つ。入学式やホームカミングデー、京華祭といった学校行事や、地域からの依頼演奏、全国高等学校野球選手権大会東京大会など、選手を演奏で応援する機会もたくさんあります。
「クリスマスコンサートや定期演奏会も行っており、初心者でも活躍の場があります。初心者にもぜひ入部してもらいたいですね」(女子中高部長/小田さん・高2)
2017年に創部60周年を迎えた伝統のあるクラブです。過去には吹奏楽コンクールで全国大会出場を果たすなど強豪校に数えられていました。近年、再び実力が高まってきている理由として、生徒の意識の高さがあげられます。日頃の正しい生活態度が音楽にも表れているのだと思います。そうした先輩がていねいに後輩を指導するので、初心者も安心して入部してほしいですね。また、練習のときは集中し、それ以外のときは和気あいあいと仲が良い。そんなメリハリのあるところも、このクラブの良いところだと思います。
2018年度の吹奏楽コンクールでは、A組が金賞を受賞することができました。夏休み中は毎日9時から17時まで練習しています。厳しい練習ではありますが、全員がひとつの音楽をつくりあげることはとても達成感があります。京華中学・高等学校、京華商業高等学校と合同で100人以上で活動しています。互いを思いやりながら日々楽しく練習に励んでいます。初心者の方も大歓迎です。
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