
見た目も涼し気なサックスカラーのニットシャツ。吸水性と速乾性に優れています。
2019年4月より、京華商業高等学校の制服が新しくなります。新制服(冬服)には「イーストボーイ」が採用されますが、これは都内の高校では初めてのことです。新制服のコンセプトについて、新制服検討委員会のメンバーである平石顕治先生に聞きました。
Q どうして制服を新しくしようと考えたのでしょうか。
現状の制服は20年以上前に導入されたもので、今の流行の制服デザインとは離れているという声が校内でありました。商業高校創立120周年を数年後に控え、本校では、女子生徒にとっても魅力ある洗練された制服にしたいという思いがわき上がってきました。そこで、思い切って制服を一新することになりました。
Q 新制服の特徴は何でしょうか。
イーストボーイブランドを前面に出しているところが最大の特徴です。イーストボーイは、トラッドを基調としつつトレンドも押さえ、中高生に人気のあるファッションブランドです。新制服検討委員会が制服に求めたのは、“高校生らしいさわやかさ”でした。複数の企業を対象にコンペを実施した結果、私たちのイメージにかなったのは、イーストボーイが提案したデザインでした。
都内の高校でイーストボーイの制服を採用するのは、本校が初めてです。これまでの京華商業らしさを受け継ぎながらも流行を取り入れた、さわやかでオシャレなデザインに仕上がり、大変満足しています。
Q 具体的に変わるポイントは何でしょうか。
女子は、これまでは濃紺でダブルの4つボタンのブレザーに同色のスカートでしたが、シングルの2つボタンのブレザーとチェックのスカートという組み合わせになり、色も明るくなります。
左胸には本校の頭文字「K」のエンブレムが入り、ボタンにも「K」の文字が施されています。また、好みに合わせてリボンとサブリボン、サブネクタイの3種から選べることもポイントです。
一方、男子はこれまでと同様の濃紺のカラーでスーツスタイルを踏襲しつつ、ストライプの柄になりました。女子と同じく左胸にはエンブレムがあり、ネクタイにもさりげなくロゴが入っています。ブレザーのラベル部分のステッチの色を男女で分けるなど、細部までこだわってデザインしました。制服に合わせて、セーターとベスト、ソックス、バッグなどの小物類も新しくなります。
Q 機能面でも変わる部分はありますか?
新制服は自宅で洗濯できます。毎日着るものなので、手入れが簡単になることはご家庭で喜ばれると思います。夏服はニットシャツを着用します。こちらは吸水性と速乾性に優れているので、着心地は快適です。

女子の濃紺のリボンは卒業式などフォーマルな場で着用します。普段はサブリボン(赤)、サブネクタイの3種の中から好みに合わせて選ぶことができます。

濃紺とオフホワイトの2色を用意。