迫力のある男子騎馬戦。
チームで長い棒を持ちながら走り、コース中にある三角コーンを一周してゴール(出発点)をめざす「豆台風」。
やはり最も盛り上がるのは、学年リレー!
応援席から大声援が飛び交います。
赤団・白団・青団・黄団の4色に分かれて競い合います。写真は赤団の応援パフォーマンス。
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開智高等学校では、学校生活全般にわたって生徒の自主性が重んじられており、実行委員会活動が他校に比べて活発に行われています。実行委員会の生徒が中心となって企画・運営をし、さらにそうした活動を周りの生徒たちが支え、文化祭や体育祭を協力し合って作り上げていきます。
実際にはどのように実施されているのでしょうか。体育祭実行委員の2人に、2018年度の取り組みを振り返ってもらいました。
「先生の力を借りずに自立してやらなくてはならない、というのは大変です。何をテーマとし、どんな行事をどのように行うのか、生徒たちからの要望や意見のとりまとめ、その実現に向けてどうしたらいいか。先生に相談したり交渉したり……仕事はたくさんありますが、なかでも仕事の分担をどう割り振るか、というのが大変でした。
実行委員には幹部が5人います。はじめは幹部5人が自分たちで仕事を全部背負ってしまい、仕事が滞ってしまったことがありました。幹部の仕事は"とにかく自分がやればいい"というのではなくて、仕事を一人ひとりに振るというのも重要な役割なのだと気づきました」(萩原さん)
「実行委員の業務は自分たちの代で終わるわけではないので、誰かが無理をして力ずくでやってしまえばいい、というのではダメなのです。きちんと実績を残して、やり方を後輩に引き継がないといけません。1年生にも指示を出して働いてもらいながら、運営のやり方を学んでもらうということも実行委員の大切な役割です」(五十嵐くん)
6月に行われる時鐘祭(文化祭)高3生が実行委員としてリードしていきますが、9月の体育祭からは高2生がリーダーとなり、体育祭実行委委員は高1と高2で組織されます。その際に2年生の幹部メンバーの中に1年生がひとり入り、前年の活動を引き継いでいきます。
「これまでの先輩たちのデータがしっかりと引き継がれているので、それを参考にして、その代の生徒たちが自由に体育祭を組み立てていきます。2018年度も反省すべき点はもちろんありました。でもその反省を1年生がしっかりと受け継いでくれて、次の学年では反省を活かしてもっと良い体育祭にしてくれるのではないかと期待しています。
私も2018年度の体育祭実行委員で幹部を務めたのは、1年のときに先輩を見ていて、とてもやりがいを感じたからです。私が先輩から受け継いだものを、今度は後輩に引き継いでいけることに喜びを感じています」(萩原さん)
体育の授業など、学校主導のカリキュラムとは連動せず、あくまで生徒たちが自主的に取り組む体育祭。予定調和で決められたとおりに動くのではなく、だからこそ、"当日は精いっぱいがんばろう! 楽しもう!"と、お祭りのように盛り上がれるのが同校の運動会の醍醐味です。
「体育祭に向けた練習の機会は少なく、予行練習が数回あるだけです。体育の時間を使って練習する、といったこともありません。夏休みが明けてから2週間しかないので、ほぼ、ぶっつけ本番です」(五十嵐くん)
全体の練習が少ないぶん、体育祭委員は当日、運営の仕事で大忙しです。ただし、体育祭を支えるのは、体育祭実行委員だけではありません。
「例年の企画に3年生の障害物走があります。そこでは3年生の先輩たちが芝居を取り入れるなどの工夫をして、みんなを楽しませてくれます。私はそれがとても好きです」(萩原さん)
「また、応援団も体育祭を盛り上げてくれたよね。団長同士が声をかけ合って、各チームの団旗をつくったり、今年は応援合戦に統一感を持たせるために演舞を入れようと提案してくれたり」(五十嵐くん)
「練習の多いダンス部の活動と両立して実行委員をやりきるのは大変でした。部活動に参加できなくて迷惑をかけてしまった部分もあったにもかかわらず、応援してくれたから乗り越えることができ、おかげで素晴らしい経験ができました」と振り返る萩原さん。
もともとは人手が足りないからというのがきっかけで、5月から途中参加で実行委員になったという五十嵐くんも、「結果的に委員会活動にやりがいを感じ、2018年度の体育祭を楽しむことができました」と振り返り、「後輩たちもぜひ積極的に委員会活動に参加して、素晴らしい体験をしてほしいです」と話します。
体育祭は例年9月に行われ、一般の方も見学することができます。足を運ぶ際には、競技だけではなく、ぜひ生徒たちの仕事ぶりにも注目してみてください。
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