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2020年大学入試改革へ向け 進学指導体制の強化に臨む

私学トップインタビュー
「折々で前向きな努力を続けていれば、必ず道は開ける」と力強く語る小暮校長。
栄北高等学校

〒362-0806
埼玉県北足立郡伊奈町小室1123

TEL:048-723-7711

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小暮 優治 校長 小暮 優治 校長

1957年生まれ、群馬県出身。埼玉大学理学部数学科を卒業後、埼玉県で公立高校の教員として奉職。さまざまな高校で数学の教鞭を執る。2013年より2年間、県立妻沼高等学校の校長を務めた後、県立春日部女子高等学校の校長に着任。この間、多くの高校の教育改革に取り組み、確かな成果を挙げる。2018年4月より現職。

医師志望から教員へ
長い経験の中で「教師は天職」という心境に

 大学卒業後、30数年間にわたり埼玉県の公教育に携わり、今春、本校の校長に就任しました。私という人間を少しでも知っていただくため、まずは自己紹介をさせていただきます。 

 もともと医師志望で医学部をめざしていたのですが、思うようにはいかず理学部数学科へ進学しました。大学時代はパワーリフティングに力を注ぎ、学生全日本チャンピオンにまで登り詰めました。現在でもトレーニングは継続しています。

 教員免許を取得していたため、大学卒業後は埼玉県の高校教員になりました。学生時代に培った体力を買われてか、当時、やんちゃな生徒が多く在籍する高校に赴任。公立では異例な長さの11年間、その高校に勤務し続けました。その後、赴任した数校の進学校では学習指導・進学指導に力を入れ、高い学力を養成するため数々の教育改革を実践し、何とか成果を挙げることができました。

 医師の夢を絶たれ、当初は念頭になかった教員となったのですが、この道をたどるなかで「教員は自分の天職」と言い切れるようになりました。そしてその間、大学へ通う間に培った精神力がやんちゃな生徒たちとのコミュニケーション作りに、そして学習指導・進学指導に役立ったのです。人間の進む道は1本のみに限定されているわけではなく、折々で取り組んだものが意外な形でプラスに働くケースもあるのです。

 人生は完璧には予測できないものです。とにかくその折々で前向きな努力を続けていれば、必ず道は開ける――。自分の過去を振り返りながら、そうした思いを強くしています。

新たな入試をターゲットに据え
すでに存在する要素を整理し体系化

 校長として本校に呼ばれたのは、公立時代に教育改革を行う間に得たノウハウやテクニックを見込まれたからでしょう。本校の場合、改革を進める上で過去の例より非常に有利な点があります。それは教員たちが非常に意欲的で、私の意向や方針に賛同してくれていることです。赴任後、このことを認識して意を強くし、「まずは学習指導体制の現状を」と調査を行った結果、ある事実が判明しました。私が考える教育改革の要素が、すでにほとんど存在し実践されていたからです。

 今、高校に最も求められるのは言うまでもなく、「2020年大学入試改革」へ向けた学習指導・進学指導体制づくりです。現行のセンター試験に代わり導入される「大学入学共通テスト」では、思考力・判断力・表現力が要求される問題が出題され、記述問題が増加します。英語は4技能が試されるようになり、民間検定・試験の実績を合否判定に導入。さらには多面的・総合的評価(部活やボランティア活動など学習以外の活動への評価)の重視……と、大きく様変わりする大学入試ですが、前述のように本校の場合、それに対応するための準備は整っていたのですが、全体がきちんと整理されておらず、各教員がさまざまな局面で実践している状況だったのです。そこで、「大学入試改革をメインターゲットに据え、それらの要素を整理して体系化すること」が私の初仕事となりました。その結果を簡単にご紹介します。

●新たな入試に対応できる英語力の育成

  • 英検受検の推奨・GTECの実施:合否判定に導入される民間検定・試験への対応
  • AET(アシスタント・イングリッシュ・ティーチャー)の常駐
  • ニュージーランド修学旅行・セブ島語学研修
  • エンパワーメントプログラム:アメリカからの留学生との交流

●思考力・判断力・表現力の育成

  • キャリア教育:その過程で協働力・主体性・思考力・発想力・表現力を養成
  • AL(アクティブラーニング)型授業:グループ学習などにより、多面的思考力と協調性を養成
  • 小論文演習・指導:思考力・論理構築力・記述力の養成
  • 面接指導:その過程で自己表現力・判断力を養成

●多面的・総合的評価への対応

  • 部活動、ボランティア活動の推奨
  • 二者面談:課外活動、校外活動など生徒一人ひとりの状況を把握し、適切なアドバイスを行う。さらに、新たな入試対応の実戦的学力を養成

●応用力の育成(特選演習、放課後演習、放課後学習会など)

●基礎学力・学習習慣の確立
(早朝学習、リメディアル教育:高1の1学期に中学の復習を実施)という2ジャンルを設定

 

これまでバラバラだった要素を、このように整理・体系化することで、本校の2020年大学入試改革への体制は大幅に強化されたと自負しています。

夢を発見させ、その実現に向け
全力で手助けする学校でありたい

 未来社会で求められる力を養成するため、今回の大学入試改革・学校教育改革は必要不可欠であることは認めます。ただ、非常に気になるのは新たな入試における評価法です。例えば英語で新規導入される民間検定・試験を活用した評価ですが、これは本当に適正に行えるのでしょうか。今、さまざまな検討がなされているようですが、現時点では疑問と言わざるを得ません。

 さて、そんな新たな入試を受けることになる本校の生徒たちですが、そうした彼らへの印象を一言で述べると、真面目で素直。非常に好感を持てるのですが、何かもう一つ足らない気がします。十分な実力や可能性を持っているのに、「自分に自信が持てない」タイプが多いのかもしれません。確かな自信と高い志を持ち、積極的に取り組めば、さらに大きく伸びるはずなのに……と、少しばかりじれったさを感じています。今後は生徒たちに自信を与えるための仕掛けを考える必要があるでしょう。

 この年頃の生徒は、ちょっとした変化・気づきにより大きな変化を遂げるものです。生徒にそうした変化を起こさせ、夢を発見させ、実現に向けて全力で手助けをする。本校は常にそうした学校でありたいと考えています。

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