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卒業生のYさんは、高2でカンボジアのボランティア活動に参加。
このことが世界に目を向けるきっかけになったと話します。
授業で指導を受けた関根先生と久しぶりの再会を果たし、母校のグローバル教育について語り合います。
啓明学園高等学校

〒196-0002
東京都昭島市拝島町5-11-15

TEL:042-541-1003

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ワールドワイドに活躍する生徒を育てる

カンボジアの暗い歴史に衝撃を受けた高校時代

関根先生2018年の8月で5回目の開催となる「カンボジアのワークキャンプ」は、アジアの子どもの就学支援をするボランティア活動の一環として実施しています。Yさんは初年度の2014年の8月に参加しましたね。帰国直前に体調を崩して大変だったと思いますが、大きな収穫があったのではないでしょうか。

Yさんはい。最初はカンボジアがどこにあるのかも知らないほど無知でしたが、事前学習に取り組んだ際、わずか40年ほど前に国民の4分の1、約300万人の人々が虐殺されたという暗い歴史を持つ国であることにショックを受けました。関根先生が「もしYさんがカンボジアに生まれていたら、あなたは存在していないかもしれない」とおっしゃった言葉が胸に突き刺さり、今でも忘れることができません。

関根先生大虐殺が行われた刑場跡のキリングフィールドにも行きましたね。

Yさん戦争で足を失った人にもお会いしましたし、子どもが物乞いをする姿も目の当たりにしました。その経験は私の人生にとって見過ごすことができないものとなり、大学1年の夏に再びキリングフィールドを訪れたほどです。

関根先生Yさんはカンボジアから帰国したとき、別人のように成長していました。歴史の衝撃が「学びたい」という気持ちに火をつけたのではないでしょうか。高3の「国際理解」の授業では、クラスでリーダーシップを発揮する一人になっていましたね。

Yさん啓明学園で学んできたので、グローバル教育というものが自ずと体に染み込んでいたのだと思います。また、「模擬国連(※1)」に参加する機会にも恵まれ、主体的に学ぶ経験をさせていただきました。
「自分が口にしている食品は、世界のどれほどの犠牲の上に成り立っているのだろう?」ということも考えました。だからこそ、進路を考えるとき、国際社会で活躍するためには、「英語は使うものであって学ぶものではない」「英語を使いこなしてグローバル社会で何かできる人間になりたい」と思ったんです。そこで上智大学のオープンキャンパスに参加したとき、総合グローバル学部の先生が、「世界の貧困は突然起こるものではない。アフリカ諸国に貧困で苦しむ人々がいるのは、歴史的な紛争や植民地政策があったから」とおっしゃっていたことが印象的で、そこでこの学部で学びながら、どうしたら貧困がなくなるのかを考えたいと思いました。

表面的なダイバーシティではなく責任感を持った国際支援の必要性

関根先生大学ではどんな勉強をしているのですか?

Yさん「国際協力市民社会論」を専修分野に決めたところです。研究する地域は中東アフリカです。

関根先生8月から留学することが決まっているそうですね。

Yさんはい。アメリカと南アフリカに行きます。

関根先生その地域を選んだ理由は?

Yさん上智大学には「国際ボランティア」に参加できる制度があります。自分が主体的に国際支援に携わるためには英語力が必須です。今まで語学研修で留学したことがなかったので、これを機にアメリカで本格的に英語を学びます。国際理解の授業で植民地政策や奴隷制度について学びましたが、そのときに初めて“人種には優劣関係がある”ということを知りました。啓明学園にはいろいろな肌の色や国籍を持つ友達がいたので、それは私にとって身近な問題。人種の優劣問題が貧困につながるのであれば、先進国の責任として取り組むべきなのではないかと思いました。そして人種について学ぶのであれば、黒人の公民権運動が起こった国、アメリカがいいと思い至りました。さらに、文部科学省が企画する「トビタテ!留学JAPAN(※2)」に応募したところ合格したので、アパルトヘイトの歴史を持つ南アフリカへの留学も希望しました。

関根先生本校には帰国生、外国籍の生徒もいます。さまざまな友達がいたので多様な経験ができたはず。それが今につながっているのですね。

Yさん啓明学園は国籍や肌の色が気にならない環境でした。

関根先生でも、そうした環境にあったということだけでは「国際理解」を学ぶ上で不足しているものがあります。そこには教育が必要です。Yさんもこれからいろいろな経験を積んで、母校で貴重な体験談を話して後輩たちに刺激を与える存在になってくださいね。

Yさんはい。ダイバーシティは表面上のことではダメだというのが今の実感です。将来は関根先生のように現地へ赴き、確固たる信念のもとに行動できる人間になりたいと思います。

関根先生Yさんのこれからの活躍に期待しています。

Yさんありがとうございます。がんばります!

(※1)一人1国の大使を任され、特定の議題について担当国の政策や歴史、外交関係などに照らし合わせて、実際の国連における会議と同じような議論、交渉、決議を採択することを目的とし、国際問題への理解や交渉術の深化を図る世界中の学生によって行われる活動。
(※2)政府だけではなく官民協働のもと、社会が総がかりで取り組む「留学促進キャンペーン」

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