東京大学や京都大学、早稲田大学や慶應義塾大学に毎年、多くの生徒を送り出している開智高等学校。この名門進学校で生徒会役員を務めた高3生と新たに生徒会長に就任した高2生にお話を聞きました。前生徒会長の齊藤恵真さん、前書記の保戸田友香さん、前会計の宮下敬多くん、そして現生徒会長の新井結喜くんの4名です。
東京大学や京都大学、早稲田大学や慶應義塾大学に毎年、多くの生徒を送り出している開智高等学校。この名門進学校で生徒会役員を務めた高3生と新たに生徒会長に就任した高2生にお話を聞きました。前生徒会長の齊藤恵真さん、前書記の保戸田友香さん、前会計の宮下敬多くん、そして現生徒会長の新井結喜くんの4名です。
齊藤さんレベルの高い大学への進学を考えた時、選択肢の中に開智がありました。最終的にここに決めたのは、開智に通っている知り合いから「毎日の学校生活が楽しい」と聞いたからです。
保戸田さん私も齊藤さんと同じ理由です。設備が整った国立大学で学びたかったので、開智にしました。雰囲気の良さも決め手になりました。
宮下くん僕は自分から進んで勉強することが得意ではありませんでした。そこで、自ら学ぶ「独習」をモットーにしている開智に決めました。この学校なら、自分を変えることができるかなと思ったんです。
新井くん先生に開智をすすめられ、学校説明会に来て、ここなら充実した学校生活が過ごせると思って受験しました。
齊藤さん放課後の特別講座や夏休み・冬休みの講習会があるところです。特別講座は高3になると月曜から土曜まで毎日行われます。そのため、塾や予備校に行かなくても難関といわれる大学に合格できるのです。でも、開智は決して勉強ばかりの学校ではありません。生徒は学校生活を思いきり楽しんでいます。とくに行事はみんなで協力し合いながら創り上げていくので、大いに盛り上がります。部活動も盛んで、私はギター部に入っています。
保戸田さん宮下くんが話していたように、自ら学ぶことを大切にしているところです。放課後や休み時間に、静かに勉強へ集中できるように自習室が用意されています。月曜から金曜まで1・2年生は夜7時まで、3年生は夜8時50分まで自習室を使えます。土曜と日曜は、全学年の生徒が6時30分まで利用できます。
また、友達と一緒に勉強したり、わからないところを教え合ったりするコーナーもあります。そのひとつが「学習スペース」と呼ばれる空間です。
宮下くん「学習スペース」のほかにも、学び合いができる「三角コーナー」があります。その名の通り三角の形をした空間で、放課後はたくさんの生徒が集まって勉強しています。「三角コーナー」の隣には3年生専用の自習室もあります。
新井くん僕は「Tコース」で学んでいます。東大や国立大学医学部をめざすコースで、みんなで切磋琢磨しながら成長できます。このコースの友人たちは行事や部活動にも力を注いでいます。開智はすべてに自主性が重んじられているため、意欲的に取り組めるんです。
僕は生徒一人ひとりが今まで以上に自主性を発揮できる学校にしたくて、生徒会長に立候補しました。生徒会活動とともに、開智の仲間たちとバンド活動も行っています。担当はギターとボーカルです。勉強や部活動に打ち込むほどお腹が空いてきますが、そんな開智生の味方が学食です。安くてボリュームたっぷりのメニューがそろっています。
齊藤さんこの学校には「Contemporary Issues」という修学旅行と課題解決学習を組み合わせたフィールドワークがあります。いくつかコースがある中で、私はシンガポールを選びました。この国を訪れて異文化に触れたことで、日本の文化の素晴らしさを改めて実感できたんです。そこで、日本の文化を継承・発展させるために、国立大学の教養学部に進んで日本語の研究に励みたいと思っています。
保戸田さん奈良教育大学という国立大学で学ぼうと考えています。この大学には伝統文化教育という専攻があり、その中に書道教育専修があります。私は5歳から書道を習っていて、将来は書道の先生になりたいと思っているので、ここを第一志望にしました。また、日本の文化財が数多く残っている奈良で大学生活を送りたいという気持ちもあります。
宮下くん僕は文化祭や体育祭、球技祭の実行委員も務めていました。また、ソフトボール部にも入っています。こうして行事や部活動に積極的に取り組んだことで、勉強面でも自主性が身についたと感じています。数学や物理が好きで、父が電気関係の仕事についているので、国立大学の理工学部への進学が目標です。
新井くん理系なので、宇宙に関する研究をしたいと思っています。同時に経済学にも興味があります。数学で経済学部を受験できる難関大学もあるので、受けてみたいと思っています。
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