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私立高校 進学なび

2017

卒業生メッセージ
桜丘高等学校

勉強や部活動に打ち込んだ母校で今
好きだった教科を教え、部の後輩を指導しています

中野先生(中央)と辻本先生(右)は2005年入学の第二期生。寺澤先生(左)は2006年入学の第三期生です。2004年に桜丘が男女共学になったばかりの頃に入学しました。

中野先生(中央)と辻本先生(右)は2005年入学の第二期生。寺澤先生(左)は2006年入学の第三期生です。2004年に桜丘が男女共学になったばかりの頃に入学しました。

 この日集まった寺澤一貴先生(地歴公民)、中野優先生(保健体育)、辻本正明先生(物理)の3人は同校の卒業生。しかも、中野先生と辻本先生は同級生で、寺澤先生は1学年後輩です。また、3人とも在学中に部活動の部長として活躍していました。寺澤先生は吹奏楽部、中野先生は硬式野球部、辻本先生は合唱部です。現在では全員が同じ部の顧問を務めています。

 卒業後、寺澤先生は早稲田大学政治経済学部に、中野先生は帝京平成大学現代ライフ学部トレーナー・スポーツ経営コースに、辻本先生は創価大学工学部環境共生工学科に進学。それから数年後、3人は母校の職員室で再会することになります。

引退する部員が述べた感謝の言葉が教員になりたい思いを確かなものに

寺澤 一貴先生 地歴公民科「桜丘は勉強でも部活動でも行事でも、やろうという気があれば、いろいろなことをさせてくれる学校です」

寺澤 一貴先生 地歴公民科
「桜丘は勉強でも部活動でも行事でも、やろうという気があれば、いろいろなことをさせてくれる学校です」

――教員という職業を選んだ理由について、高校時代の思い出も交えて教えてください。

寺澤
 大学時代に、小さな頃から関心があった政治や経済を子どもたちと学び合えたらいいなと感じ始めていました。そして母校に教育実習に来て、改めて素晴らしい仕事だと実感し、教員になろうと決めました。

 3年間、やりたいことは全部やらせてもらったのが桜丘です。私が吹奏楽部の部長になってから、練習日を増やすなどやってみたいと思うことにどんどんチャレンジさせてもらえました。今は、生徒にチャレンジさせています。

中野
 3歳くらいから野球を始めた私に、野球にはいろいろな楽しみ方があると教えてくれたのが桜丘の硬式野球部でした。私が入部したのは桜丘が女子校から共学になったばかりのときで、部員はたったの4名。当然、私は即レギュラーです(笑)。

 大学に入ってからは部の助監督と監督を務めました。こうした毎日の中で、体育の教員になって多くの子どもたちに野球の楽しさを伝えたいと思うようになりました。その気持ちを確かなものにしたのは、部員たちが引退するときに述べてくれた感謝の言葉でした。それまで教えてきて本当に良かったと心から思えました。

辻本 正明先生 理科(物理)「桜丘の先生方は進路指導の面でも親身になってくださいました。私も先生方のようになれたらと思っています」

辻本 正明先生 理科(物理)
「桜丘の先生方は進路指導の面でも親身になってくださいました。私も先生方のようになれたらと思っています」

辻本
 私も部活動に深い思い出があります。合唱部に入部したときは10名に満たない部員数でしたが、4月の新入生歓迎会で夢中になって勧誘すると、多くの部員が入ってくれました。そして2年生のときには念願の「NHK全国音楽コンクール」に出場できました。私の代で大きな一歩を踏み出せたことを、うれしく思っています。

 教員になったのは、みんなで一つの作品をつくり上げる喜びを分かち合う日々がとても楽しく、私も顧問になって同じ思いを生徒に味わってほしいと感じたからです。

頑張って部員を増やしたあの部が
ここまで成長したことに誇りを

中野 優先生 保健体育科「みんなから『あいつって、いいやつだな』と言われるような、みんなから慕われる生徒を育てたいですね」

中野 優先生 保健体育科
「みんなから『あいつって、いいやつだな』と言われるような、みんなから慕われる生徒を育てたいですね」

――母校の教壇に立ち、OBである部の顧問を務めることに、どんな喜びを感じていますか?

寺澤
 頑張ったり、くじけたり、喜んだり、私が経験してきた道を同じ校風のもと、同じ校舎で学んだ生徒も歩んでいくのだと思います。だから卒業生の私は鏡のような存在です。より生徒に近い立場で教えたり、アドバイスしたりできるところに喜びを感じます。

中野
 後輩たちが頑張っている姿を見続けられる喜びです。私が高3のときは夏の東京都大会で2回戦までしか進めませんでした。しかし、2011年には後輩たちが“ベスト32”の結果を残してくれました。

 年に1回、OBたちの集まりがあります。創部から携わり、全部員を知っている私はOBに少しでも良い結果の報告をしたくて指導に奮闘しています。

辻本
 合唱部は一昨年にやっと銅賞を、昨年には銀賞を受賞しました。今は、次年度に向けて金賞を取ろうと部員たちと頑張っています。あの合唱部がここまで成長したことに誇りを感じています。

――授業を通して生徒たちにどんなことを伝え、どんな生徒を育てたいですか?

寺澤
 一昨年、「18歳選挙権」が施行されました。政治や経済に興味がなかったり、知識がなかったりすると尻込みして投票に行かない人もいるでしょう。でも、新聞のコラムを見たり、ニュース番組で用語の解説を聞いたりしていると、多くは高校の政治・経済の教科書に載っていることばかりです。高校生がきちんと教科書を学んでいれば選挙の意義も理解できるはずです。政治・経済の教員として、生徒に教養を身につけてもらい、国際社会へ積極的に関われる人になってほしいと思っています。

中野
 これからは学力だけでなく、コミュニケーション能力やリーダーシップ、集団行動の中での気遣いなどがますます求められてくるはずです。2020年の高大接続改革でも同じでしょう。こうしたソフトスキルを体育の授業を通して養いたいと思っています。

辻本
 高校時代、物理の先生に「音の範囲には波動があり、周波数が同じときにチューニングができる」と教えられました。音楽が好きな私は物理の知識を応用すれば、ギターのチューニングができることを知りました。そして物理を楽しいと思うようになったのです。物理が身の回りの現象と直結していることを伝えられたらと思っています。

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

桜丘高等学校  

〒114-8554 東京都北区滝野川1-51-12
TEL:03-3910-6161

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