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私立高校 進学なび

2017

私学トップインタビュー
開智高等学校

質の高い授業と人格を陶冶する教育で
一人ひとりを伸ばし、目標の大学に送り出す教育を実践

宍戸 隆一 校長

1946年埼玉県生まれ。県立浦和高校から東京理科大学理学部数学科に進学。卒業後、埼玉県の教員になり18年間教壇に立つ。浦和市立高校や浦和第一女子高校の教頭、川口市立川口総合高校、川越女子高校の校長などを歴任。2015年に開智の校長に就任。趣味は読書。

生徒とともに授業に出席しその大切さも伝えていく

 本校の基本は授業です。当たり前のことを当たり前に、またはそれ以上に努力して積み重ねていくことを大切にしています。教員が徹底して教材を研究したうえで講義する授業に生徒が意欲的に取り組めば、結果を出せるのではないかと考えています。そのため、授業時間数を多く確保しています。週のうち月曜・木曜の2日間は8時間授業を行い、英語と数学の特別講座にあてています。そのほかの曜日は基本的に6時間授業です。高3では毎日、3時間の特別講座を実施していますから、予備校や塾に行く必要はありません。

 公立高校の場合、教員には部活動の引率や研究会、研修会などで出張があり、授業が自習になってしまうことがあります。しかし、本校の場合は原則として授業時間を使っての出張はほとんど認めていません。

 また、授業の質の向上を図ることを目的に、私は授業を参観しています。今年の1学期には60時間、授業に出席しました。休み時間に教室へ入り、チャイムが鳴って授業が始まると、メモを取りながら最後まで授業を受けます。終わるとメモを参考にして、その授業について教員と話し合います。生徒の雰囲気も把握できるので指導のアドバイスもできます。こうした授業参観を通して「授業は真剣勝負なのだ」ということを教員と生徒に伝えたいのです。

探究的学習や英会話の授業で高大接続改革にも対応

 高校で授業ができるのは高3の12月末までです。この短い期間で東大を突破できるだけの英語力を養うには相当な学習量が必要になります。そこで放課後には毎日、英語の教員が英作文の課題を配って添削を行っています。本校には東大や医学部をめざす「Tコース」、旧帝大(※)や早慶をめざす「Sコース」「Dコース」があり、「T」だけでなく「S」や「D」の生徒も積極的に参加しています。3年生に配る課題にチャレンジする2年生もいます。

 また、授業に新しい教育方法を導入しようという動きもあります。それは「英語教育」「探究的学習」「ICT教育」の3つで、現在の中学3年生が大学受験を迎えるときに始まる高大接続改革への対応でもあります。

 本校では、今年から英会話の授業を週1時間組み込みました。新たな大学入試に求められる英語の4技能のうち、スピーキングとリスニングの力を強化するためです。また、生徒に英語でプレゼンテーションをさせたり、英語をシャワーのように浴びせたりする授業もあります。熱く真剣に取り組んでいる生徒の姿を見ていると、清々しい気持ちになりますね。

 探究的学習に関しては、熱心な教員が何人もいます。例えば、ある数学の教員がグループ学習で行っている探究的学習の授業を見学していたら、生徒が生徒に教えたり、話し合って解答を導き出したグループが次の問題を積極的に教員に求めたりしていました。その教員は毎日、オリジナル教材をつくっていると聞きました。

※北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・大阪大学・京都大学・九州大学

東大の合格発表の瞬間を教員や仲間たちが見守る

「人格の陶冶」をめざす本校では、毎日の授業とともに部活動や行事も大切にしており、教員は何事にも一生懸命な生徒をほめます。部活動で成果を出した生徒は始業式などの式典でその活躍を紹介し、壇上で表彰します。部活動も行事も楽しんでもらい、人格を磨いて、めざす大学に送り出し、生徒全員に光を与えることが本校の目標です。こうした教育の影響からか、本校の生徒はやさしく、仲間を大切にします。

 例えば、3月上旬になると校長室の前にある学習コーナーに3年生たちが集まってきます。担任の教員と一緒にインターネットによる大学の合格発表を待っているのですが、その大学を受験した生徒だけが来校しているのではありません。翌日に発表を待つ生徒も来ています。受験といえば自分のことで精いっぱいでしょうし、ほかの生徒に不合格を知られてしまうことに抵抗があるはずです。それにも関わらず、ともに勉学に励んできた仲間で発表を待ち、合格の喜びを分かち合おうとしているのです。今年は東大に現役で3名が合格しました。東大の合格発表は国立大学の中でも最後ですが、その発表の日も、すでにほかの国公立大学に合格したクラスの仲間たちが学習コーナーに集まり合格を見届けると、心から3名を祝福していました。本校の生徒はチームとして受験という戦いに臨んでいるのです。

生徒たちはチームとして大学受験に臨んでいる
この光景を見るたびに感動を覚えます

「人格を磨き、めざす大学に送り出し、生徒全員に光を与えることが本校の目標です」(宍戸校長)

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

開智高等学校  

〒339-0004 埼玉県さいたま市岩槻区徳力186
TEL:048-794-4599

進学なび掲載情報

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