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私立高校 進学なび

2017

私学トップインタビュー
盈進学園東野高等学校

生徒たちではなく、かけがえのない一人の生徒として
向き合い、才能、個性、感性、学力を手厚く伸ばす

北村 陽子 校長

大学卒業後、一般企業で企画営業の職務を経験後、盈進学園東野高校の「人間教育と個性の尊重」という教育理念に心を動かされ教員の道を選択。同校に家庭科教諭として着任し「家庭科は生きていくうえで最も必要な教科である」という信条のもと、個性的で刺激的な授業を展開。その後8年間教頭を務めた後、2017年4月に校長に就任。「学校は人なり」をモットーに「国際教育」「キャリア教育」の充実に精力的に取り組んでいる。

20年後、30年後の自分の姿もデザインできる教育環境の提供

 本校が最も重視しているのは、生徒たちが「どんな大人になりたいのか」ということを自分なりにしっかりイメージできる環境を提供し、教員全員が生徒一人ひとりのそのイメージを共有しながら、日々の学校生活を一緒に歩んでいくことにあります。

 なりたい大人になるためには、生きていく力、人間としての基礎力が欠かせません。そのため高校卒業後の数年先だけの近未来ではなく、20年後、30年後の人生までデザインできるような骨太な感性を磨くことをめざしているのです。そして自分がなりたい大人への実現性を高める意味から、大学進学を積極的に勧める指導を展開しています。2020年の大学入試制度改革以降は、学力と同様に表現力や発信力が強く求められることになりますが、本校が長年培ってきた教育は、この点で他校に負けない能力を育成できると確信しています。

 学びの前提としての「知識・技能」を習得することを目的に、本校では基礎学力を確実に身につけるための「フォローアップ講座」「各種講習」「夏・冬・春の勉強合宿」を実施し、さらにオンライン学習サービスの授業動画も導入しています。また、自ら課題を見つけて解決していくために必要な「思考力・判断力・表現力」の習得を目的とする「NIE活動(※)」や、電子黒板を使い、自ら発表できる環境を整備しています。

 多様な人とさまざまな場面で協力し合い、「主体性・多様性・協働性」を養うことを目的に、カナダを訪れホームステイをする体験型修学旅行を実施し、その後、希望する生徒には引き続き1カ月間のホームステイが継続可能な中期留学制度をスタートさせました。そのほかの留学制度としては、希望する生徒を対象とするオーストラリア語学研修、厳しい審査の結果選ばれた生徒には学費・宿泊費の全額を本校が負担するニュージーランド長期留学制度も用意しています。この制度を利用した生徒たちは、世界を舞台に活躍しようとして学び続ける意志がより強固になり、頼もしい限りです。

 高校生活を通じて、生徒たちが自らの意志でさまざまなことにチャレンジできる。そうした学校づくりは本校の大事なテーマと言えます。そのためには教員たちが生徒たちの無限の可能性を“信じる”こと。生徒の自主的な提案を尊重して見守りながら、実は私たち教員が生徒たちから感動をもらうことも少なくありません。目標を見つけたときの生徒の姿や表情は本当に輝いています。そうしたシーンが校内の至るところで毎日のように見られる学校。それが“東野”の良い伝統だと自負しています。

※Newspaper in Education。新聞を教材として活動すること。

卒業生が語る盈進学園東野

東京外国語大学 言語文化学部1年

祖父江さん(特進αコース卒業)

卒業生の祖父江さんと一緒に

 東野高校には、生徒の多様性を学校も生徒同士も快く受け入れてくれるというスクールカラーが根づいています。中学校時代に辛い思いをしたことがある私も、東野高校では入学後すぐに「ここには居場所がある!」と実感することができました。

 本当にいろいろなタイプの人がいて、そして誰もがほかの人にはない特技を持っている。それに気づいた私は「他者理解」の大切さを知り、その後は自己表現することが楽しくてたまらなくなりました。とくに英語の授業が楽しくて、フリートークの時間には毎回いろいろな表現にチャレンジしました。

「やってみたい!」と思うこともどんどん増え、図書委員長を務めたときには自分の判断で学校の図書新聞の大リニューアルを行いました。そうした試みが許される環境が楽しく、また先生方が紙面の感想を率直に語ってくれたこともいっそうの励みになりました。

 在校中の早い段階から「大学で語学を学びたい」と思った私は、東京外国語大学に目標を絞りました。高3の夏以降は土曜・日曜の自主学習にも英語の先生が時間をかけて指導してくださり、結局、塾や予備校に頼ることなく、高校の授業と補習だけで志望校合格を果たすことができました。「塾に行っている暇がなかった」ということでしょうか(笑)。

 いま大学ではモンゴル語学科で学んでいます。東野高校の生徒に負けず多様性に満ちた同級生と交わりながら、高校で得た他者理解の姿勢は、大学でさらに生かされていると思います。今後はモンゴルへの短期留学を重ねながら、高校時代に描いた“外交官になる”という夢を実現させたいです。

自らの意思でさまざまなことにチャレンジできる
それが本校の良い伝統だと自負しています

「高校卒業後の数年先だけの近未来ではなく、20年後、30年後の人生までデザインできるような骨太い感性を磨くことをめざしています」(北村校長)

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

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