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私立高校 進学なび

2017

私学トップインタビュー
秋草学園高等学校

70年の歴史を持つ女子教育によって
グローバル社会で活躍できる女性を育てる

小久保 和子 校長

埼玉県出身。大学では法学を専攻。卒業後、働きながら通信教育により英語の教員資格を取得。こうした経験から「教え子たちも教養を身につけて、しっかりと自分の足で歩んでほしい」と語る。2012年、第4代校長に就任。趣味は読書と映画鑑賞。

今年度より「学校設定教科」を設け協働性や発言力を高める

 本校は“愛され、信頼される女性の育成”を建学の理念として1949年に誕生しました。女子教育には70年の歴史があります。戦後間もなくの頃、秋草かつえ先生が女子教育の急務を感じて創設したのです。

 本学園は「服飾」「栄養」「幼児教育」と発展してきました。本校を卒業した後、秋草学園短期大学で幼児教育を学び、保育園の園長として活躍している卒業生も多くいます。また、女子大を卒業して事務職に就いた後、医科大学に入り現在、行政保健師として社会に貢献している女性、大学病院で手術看護師として働きながら、将来は大学院に進み看護師の育成をめざしている女性、臨床心理士になるために大学院で学んでいる女性、なかには国内の音楽大学を卒業した後、アメリカの音楽大学に奨学生として留学し、将来、世界で活躍するジャズピアニストをめざしている女性もいます。

 彼女たちのように、学び続けながら自らの道を切り拓ける女性の育成が、女子校である本校の使命だと思っています。時代とともに女性の役割も多様化しており、近年、女性の管理職も増えてきました。グローバル化によって、女性の活躍の場も世界に広がっているのです。

 生徒一人ひとりが力強く未来を切り拓けるように、本校では昨年、教科横断型の「目的別授業」を導入しました。調べ学習をグループワークで行い、プレゼンテーションするアクティブ・ラーニング型授業です。知識や技能、思考力、判断力、主体性などを養うことを目的としています。昨年は講師を招いた「認知症サポーター養成講座」を開講したり、18歳選挙権について学ぶ機会を設けたりしました。

 この「目的別講座」をさらに発展・拡大した授業が、今年から始まった「学校設定教科」です。45分×2コマの90分で、講演を聴いたり、ワークショップに参加したりして、協働性や発言力を高めています。また、ICTの最先端機器をそろえたアクティブ・ラーニング専用の教室も造りました。

 本校には「特進選抜」「進学選抜」「進学」「幼児教育・保育進学」の4コースがあります。今年6月のミニ説明会で、生徒によるコース紹介や部活動の発表会を行いました。「大勢の人たちの前で、これだけしっかりしたことが話せるのだ」と感心し、教育の成果を実感しました。

英語の4技能をさらに磨くために英会話講座も開講

 グローバル社会に貢献できる女性のために、英語教育もさらに拡充させました。どのコースも週1回、ネイティブ教員のみによる英会話授業を行っています。使用しているのは本校の英語科の教員が独自に作成したテキストです。英語の学習専用の「イングリッシュ・ルーム」も用意し、英語の資格試験の取得も徹底的にサポートしています。高2で英検2級合格を目標にした「EIKEN(英検)フェス」にプラスして、今年からはGTECも全員が受検することになりました。TOE ICの受検も積極的に勧めています。

 また、英語の4技能をさらに磨くことを目的に、今年の夏休みに英会話学校による5日間の講座を開講。中国語と韓国語講座も放課後に始めました。どの講座も多くの生徒が主体的に参加しています。

思いやりと教養にあふれた女性が愛され、信頼される

 生徒の希望進路に応えることも本校の使命です。土曜日の「予備校講座」も昨年から「ベーシック」「スタンダード」「アドバンス」といった習熟度別のグレード制にしました。また、AO入試や公募推薦入試などに対応するためだけでなく、2020年の大学入試制度改革に伴い、記述式問題を出題する大学が増えてきたことから、小論文対策などの講座も豊富に用意しています。

 さらに、校内で自主的に学べるように、校舎の各階に「ティーチャー・コーチャーズ・コーナー」も設けています。生徒同士で学び合ったり、教員に質問したりできるようにした空間です。どのコースの生徒も遅くまでここで勉強しています。これらの取り組みにより、合格実績が着実に伸びてきました。

 こうした知識や技能を養うとともに、本校が重視しているのが「心の教育」です。建学の理念にある“愛され、信頼される女性”になるためには、まず、人を愛することから始まると、私は生徒たちに話しています。人を愛する気持ちが自分に戻ってくるのです。また、心の豊かさや教養があってこそ、人から信頼されるのだと思います。本校の教育を通じて“思いやりにあふれた女性”になってほしいと思います。

本校を卒業した後も学び続けて
自らの道を力強く切り拓いてほしい

「昨年から入学式前に新入生へ向けて校長講話を行っています。その中で『本校で誇りを持って学び、10年後の社会で活躍できる女性に育ってほしい』と伝えています」(小久保校長)

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

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