Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット高校受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立高校 進学なび

2017

授業まるごとWatching!
東京農業大学第三高等学校

単に公式を覚えるのではなく、その公式を見極める
「視点」を養い、論理的思考力を育てたい

人の役に立つ「数学」を教えたい

 高2の「Ⅰコース」(進学重視)の教室では、「数Ⅱ」の授業が行われていました。授業を担当するのは、このクラスの担任でもある石森義孝先生です。

 この日学習する単元は「三角関数」。最難関大学の理系学部をめざす生徒たちなので、「sinθ(サイン)、cosθ(コサイン)の値の変化を表すグラフ」が数学的に意味するところは基本として理解しています。そこで石森先生は言います。

「このグラフが意味するのは、単なる数値ではない。もっと深い意味があるんだよ」

 サイン、コサインの値の変化はグラフ上に波形で表されます。それは地震の波形を表している場合も、天体が移動する時間周期を表している場合もあります。

「『この波形が何を表しているのか?』という視点を明確にすると、グラフ上の波形は単なる波形には見えないはず。例えば時間を表す波形が2倍になっていたら、君たちの3カ月後の修学旅行が延期になるとイメージするとわかりやすいね(笑)」とユーモアを交える石森先生。先生の授業が教えてくれるのは、受験に必要な知識だけではありません。

「数学という学問は、単に公式を覚えたり問題を解くテクニックを身につけたりするためのものではありません。よく『三角関数が生きていく上で何の役に立つのか?』と言われますが、地震のメカニズムを知るときも、日常生活に影響を及ぼす天体の動きを知るときにも数学は必要です。つまり、数学は単なる知識ではなく、人の役に立つ学問であるということを感じてほしいのです」

100個の失敗の中に1つの成功がある学問

 授業の最後に、数人の生徒たちが黒板にグラフを描きました。1人が答えに窮すると周囲の生徒が助け舟を出します。この教え合いこそが石森先生が望んでいることそのもの。

「生徒たちにはたくさん失敗をしてほしいのです。自分で考えずに最初から正解が与えられていたら、その知識は将来に役立つものにはなりません。成功よりも失敗によって気づくことのほうがたくさんあるからこそ失敗をさせるのです。すると授業が終わってからも、生徒同士で数学の話題で盛り上がります。それも大切な学びの時間です。

 数学や理科は100個の失敗の中に1つの成功がある学問です。生徒たちにとって、今の時点における1回の成功が、志望大学への合格につながればいいのです」

 実際、グラフを描けなかった生徒は、授業終了と同時に友達同士でその日の授業について熱心に振り返っていました。石森先生の「生徒の学力を伸ばすのは、教師ではなくクラスメート」という言葉を実感する授業でした。

授業レポート

授業レポート
1

机上にあるのは教科書とプリントと公式辞典。ノートには授業の内容を記入し、プリントは問題を解くために活用します。プリントをチェックすることで、生徒たちが理解していないポイントを把握し、次の授業に生かします。

授業レポート
2

「グラフを単なる形として見て覚えるのではなく、何を表しているのかを見る視点が大事」と石森先生。先生が教えるのはグラフを描くテクニックではなく、物事を考えるきっかけです。

授業レポート
3

石森先生が数学という学問を選んだ理由は、「恩師がエジプトに行ってピラミッドの高さを測ったり、京都の建造物のサイズを計算したりする人で、数学の面白さを教えてくれたから」なのだとか。その精神は石森先生の授業に息づいています。

授業レポート
4

当たり前のように教え合う生徒たち。人に説明することで自分の理解も深まります。授業が終わった後で解けなかった問題について楽しそうに語り合っていました。この日に気づいたことは、受験当日まで決して忘れないはずです。

石森先生の㊙プリント

 石森先生は教科書のほかにオリジナルプリントを使っています。それは生徒たちが「本にしてほしい」と熱望するほど。28年間の教員生活の中で、さまざまな数学の授業を見学し、研鑽を重ねてまとめたそうです。だからこそ「私自身の企業秘密」と話す石森先生。

 同校の生徒だけが活用できる貴重なオリジナルプリントは、生徒の理解度に合わせて日々、グレードアップしています。

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

東京農業大学第三高等学校  

〒355-0005 埼玉県東松山市大字松山1400-1
TEL:0493-24-4611

進学なび掲載情報

【グローバル】オーストラリア クイーンズランド州立校で体感した世界の高校生が「学ぶ姿勢」
【授業・カリキュラム】「世界史」といっても遠い国の話でなく今を生きる自分とつながっているから面白い!
【だから大好き♥私学Life】切磋琢磨して刺激し合える仲間がいる それぞれの夢や目標を実現できる学校です!
【授業まるごとWatching!】大学受験の実力を養い国際人としての教養を身につける「古文」の授業
【授業まるごとWatching!】単に公式を覚えるのではなく、その公式を見極める「視点」を養い、論理的思考力を育てたい
【人気クラブ集合!】吹奏楽部 部員それぞれの個性が奏でるハーモニーコンクール上位入賞もめざします!
【授業Watch!】世界史を身近なものとして面白いと思ってほしい それが教養になり、大学受験の武器にもなる
【私学トップインタビュー】新しいコース制で夢と希望の実現をサポートします!
【我が校のキャリアプログラム】「なぜ」「どうして」を調べる『実学教育』が現役合格へとつながっていく
【学校自慢の生徒登場】仲間の輪も広がり、責任感や積極性も身につく楽しい生徒会
【我が校のキャリアプログラム】「なぜ」「どうして」を調べる『実学教育』 その成果が現役合格へとつながっていく
【修学旅行・研修旅行アルバム】しっかりと事前準備を行い理解度を上げる
進学なび2017年
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学なび一覧を見る
ページトップ