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私立高校 進学なび

2017

授業まるごとWatching!
錦城学園高等学校

政治経済の授業は
建学の精神「実学の徹底」を象徴する教科

世の中の出来事を自分なりに考え意見を持つ

 高1の政治経済の時間。授業開始とともに小テストが始まりました。同校では全教科で定期試験の合間に小テストを実施し、単元ごとに理解の定着を図っています。政治経済のテストは記述式。生徒たちのペンが忙しく動いています。

「社会科は暗記科目ではありません。世の中で実際に起きた出来事について考え、自分なりの意見を持つことが大事です。だからこそ物事を理解した上で文章を綴る問題を設定しています」

 と話すのは、政治経済を担当する鈴木崇史先生です。小テスト終了とともに一斉にプリントで解答を確認する生徒たちの様子からは、真剣さがうかがえます。

 この日の授業のテーマは「犯罪による処罰」。世の中で発生するさまざまな事件はすべて、法律に定められた規定・規則内で処罰されるということは、日々のニュースで生徒たちも見聞きしています。

「本校の教育目標の一つに『実学の徹底』があります。授業で学んだ知識を基に、日々のニュースを見て、この事件は授業で知ったことと関係があることを理解する。政治経済の授業はまさに『実学』なのです。ですから、そのための基礎となる知識を得られるように授業を進めています。政治経済は試験で点を取るための教科ではありません」

大学生そして社会人になっても
高校の授業を役立ててほしい

 教室に設置されたモニターには、現実社会で起こったさまざまな出来事が映し出されます。例えば高3で学ぶ「国際政治」では、“ベルリンの壁の崩壊”の映像が映し出されました。

「私自身、ベルリンの壁の崩壊のニュースはリアルタイムで見ていましたが、生徒たちにとっては単なる過去の話です。しかし、実際の映像で観ることによって人々の歓喜を感じ、壁を破壊することによる歴史の変革の音さえ聞こえてきます」

 先生自身が経験した衝撃が、リアルな息遣いとして生徒たちにも伝わっています。

 また、実社会の出来事が議論のテーマになることもあります。

「最近ではTPP問題について話し合いました。『もしも自分が製造業に携わっていたら、あるいは農業に携わっていたら?』と、別々の視点に立つことで活発な議論が展開されました。“自分はどう思うか?”と考えることで、社会問題への興味・関心が深まります。本校には社会学部系を志望する生徒が多く、『大学生になって高校時代の政治経済の授業が役立っています』と言われることが、いちばんうれしいですね」

授業レポート

授業レポート
1

授業は小テストからスタート。静かな教室に生徒たちが真剣にペンを走らせる音が響きます。出題範囲が狭いので記憶も鮮明な状態。確実に知識を定着させていきます。

授業レポート
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ノートの取り方は一人ひとりが工夫しています。「ノートには板書の内容をそのまま写すのではなく、疑問点や自分なりに考えたことを書く欄を設けるように指導しています」(鈴木先生)

授業レポート
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授業の内容に沿ったプリントはカラー写真が多用されています。「例えば『基本的人権の尊重』という言葉を聞くよりも、実際の裁判を取り上げて、人間は1カ月いくらあれば最低限の生活が成り立つのかを考えたほうがわかりやすいと思います」

授業レポート
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鈴木先生が社会科という科目を選んだ理由は、「高校時代の政治経済の授業が面白かったから」。「教師になった今、ニュースを見た生徒たちから『先生が授業で話していたことは、つまりこういうことだよね』という発言があります。そんな声を聞くのがいちばんの喜びです」

社会科の課外学習も積極的に導入

キャンパスが都心にあるので、その立地を活用して課外学習も多く導入しています。国立公文書館や東京江戸博物館など、生きた歴史・政治経済を肌で感じられますから。放課後に希望者を募って足を運ぶこともあります。先日は国立公文書館に日本国憲法のレプリカ展示を見学に行きました。課外学習は座学では体験できない、生徒たちの興味・関心を喚起する格好の教材と言えます。

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

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