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私立高校 進学なび

2017

独自の教育プログラム
二松學舍大学附属高等学校

各種の新たな取り組みを盛り込み
未来志向の教育内容をより深化させる

英語の授業は2人のALT(外国語指導助手)とともにアクティブ・ラーニングを展開。

3つの分野で大規模な教育改革が進行中

 2012年に学園全体の長期ビジョン『Nʼ2020 Plan』が策定されて以降、未来に向けて前進を続けてきた同校。そうしたアグレッシブな流れの中、昨年あたりから教育内容にも目立った変化が見え始めました。この教育改革を主導したのは昨年4月、校長に着任した本城学先生です。

「本校は伝統に裏打ちされた落ち着きと穏やかさが感じられる、非常に好感の持てる学校だと思います。しかし、そのレベルに留まり未来へ向けた努力という面では、少し物足りない印象がありました。アクティブ・ラーニングの導入など学校教育は今、大きな変革期を迎えています。また2020年には大学入試制度改革が控えており、高校はこうした変化に即応する必要があるのです。そこで本校の教育全体を見直し、いくつかの新たな取り組みを導入するという改革に踏み切ることにしました」

 現時点でも同校はさまざまな取り組みを数多く実践しています。

「勉強合宿、英語合宿、講習会(長期休暇中の特別講習)、私塾(夏期休暇中の個別指導)、学び舎(外部講師による特別講習)、卒業生チューターによる個別指導、学期ごとの面談、そして3年間継続される論語教育。これらは今後も続けていくつもりです。その上で、『ICT化教育』『グローバル化教育』『特色ある教育活動』という3つの分野で改革を行いました」

必要不可欠となるICT化教育とグローバル教育

『ICT化教育』において最も注目すべき点は、学習生活にタブレット型端末を導入したことです。

「今年度の高2で試行し、来年より全学年に導入する予定です。現在、活用している生徒たちの評判は良く、実際に学習効果も出ています。あとは教員たちがタブレットの活用法についてさらなる創意工夫を凝らすことです」

 タブレットは検索により即座に知識を入手できる、画像を観ることで理解を深めるなど、授業において多大な効力を発揮します。また家庭学習用の課題や問題を配信するなど、自学・自習を行う上でも有効なツールなのです。このほかICT機器をフル活用するため、会議室の視聴覚教室的な機能も強化しました。

「『グローバル化教育』については、昨年よりニュージーランドへのホームステイ語学研修をスタートさせました。今後は本腰を入れて、このイベントを盛り上げていきたいと考えています。また、台湾への中国語学研修にも力を入れていくつもりです」

 さらにLL教室設置の検討、PC教室のLL機能強化など、英語学習の環境整備計画にも着手。英語検定試験の受検・資格取得についても新たな取り組みを始めました。

「英検への挑戦を奨励するのは以前から行っていましたが、生徒の受検意欲を高めるため、今後は明確な目標を定めて挑戦させる方針です。現時点で想定している目標は、高2で準2級取得、高3で2級取得です」

最注目の“特色ある教育活動”
その興味深い中身

 特筆すべきは、次の3つの新たな取り組みで構成される“特色ある教育活動”。それぞれの内容を見ていきましょう。

●九段フィールドワーク

 キャンパスのある九段近辺には重要な国家機関や歴史的建造物が集中しています。そうした地の利を生かして実践されるアクティブ・ラーニング的な取り組みです。生徒たちがグループに分かれて重要ポイントを訪問。実地調査や取材を行い、その結果をレポートにまとめて発表します。訪問先は国会議事堂、北の丸公園、東京国立近代美術館、警視庁、毎日新聞社などです。

「十分な準備期間を確保して本番に臨みました。結果発表は壁新聞風にまとめるか、個人でレポートにまとめるかの2パターンあります。生徒たちは皆積極的に取り組んでくれ、初めてにしては良いできだと思います。訪問時の写真をまとめたフォトブックも作成しました」

●Nisho Weekend Column

 毎日実施される「朝読書」のうち、土曜日の時間を使って展開される記述・論述型小テストで最新の新聞コラムから題材を取り、その内容を読解して記述・論述タイプの問題数問にチャレンジ。また、漢字や英単語の知識を問われる問題も盛り込まれています。

「センター試験に代わって実施される新たな共通テストでは、従来より高い記述・論述力が求められます。これは新たな共通テストへの対応策でもあります」

●選集『私の論語』の編纂

 人生の指針を見出すことを目的に3年間にわたり継続される『論語教育』。この伝統的な取り組みをさらに強化し、高3で総まとめ的な新企画を導入。生徒一人ひとりが印象に残る章句を選択し、感想や選択理由を述べた文章を選集『私の論語』としてまとめるというものです。 

「このように本校は今、大きく変わろうとしています。ただ、俳諧の世界に『不易流行』という言葉がありますが、『不易(変わらない)なき流行(時とともに変わる)』ではいけない。『人の心を育てる』という根本的教育理念は今後も変わることはありません。“不易”と“流行”を柔軟に織り交ぜた本校は、これからもより良い教育を追求する努力を続けていきます」

現代文、数学、英語などは予備校講師を招き、大学受験対策の講座も開設。

論語教育は週1回3年間取り組み、卒業時に選集「私の論語」をまとめます。

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

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