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私立高校 進学なび

2017

独自の教育プログラム
トキワ松学園高等学校

独自の「美の教育」を実践! 想像力と創造力を高めて
“新しいもの”を生み出す力を培う

「トキワ祭(文化祭)」では美術デザインコースの展示があり、アートやデザインなどそれぞれの課題について在校生が説明します。

知識・技能のバランスを重視する美術デザインコース

 同校は「“探究女子”を育てる」というビジョンを持ち、「思考力教育」「国際力教育」「美の教育」を3本柱として明日の世界に貢献する女性を育てています。この3本柱のうち、「美の教育」の中核を担うのが、特進・進学の2コースとともに設置されている「美術デザインコース」です。

「開設から20数年が経過しました。本コースの目標は、想像力と創造力を高めることにより、教科の枠を越えたさまざまな知識・経験をつないで、新しいものを創り出す力を育てることです」
(同コース担当・美術科・村井先生)

 主要5教科の通常授業のほか、美術関連の授業を高1・高2で週6時間、高3では選択授業を含めて最大6時間設置。他校の類似コースと比較すると、美術自体を学ぶ時間はやや少なめの印象を受けます。村井先生はその理由について解説します。

「本校は『知識・技能のバランス』を重視しており、高校生として知っておくべきこと、理解しておくべきことは、きちんと学ばせたいと考えています。そのほうが実際に美術やデザインに取り組む際、活用することになる“引き出し”が増えるはずですから」

 では、美術関連のカリキュラムを具体的に紹介しましょう。

●高1─美術Ⅰ・2時間(素描や絵画、デザインなど美術を幅広く学ぶ)、造形基礎・3時間(実技を通して絵画やデザインの考え方を学ぶ)、美術概論・1時間(鑑賞を中心に美術史などの基礎知識を学ぶ)

●高2─美術Ⅱ・2時間(さらに深く美術を愛好する精神を育んでいく)、アート①・4時間(デッサンや水彩、油絵、イラストなどを学ぶ)、デザイン①・4時間(平面・立体・CGなど、多彩な分野に取り組む)。美術Ⅱは全生徒共通。アート①・デザイン①は選択制。

●高3─アート②・4時間(大学受験に向けて、課題を通してさらに技術を高める)、デザイン②・4時間(専門分野を絞り、受験を意識した課題に取り組む)、素描(選択)・2時間(志望別に課題を決めてデッサンの表現力を高める)、アート②・デザイン②は選択制。

高2以降は2分野に分かれさらに知識・技量を高める

 カリキュラム内容からもわかる通り、高1では基礎的なことを学び、高2以降は生徒個々の希望に応じて「アート」「デザイン」の2分野に分かれて学んでいきます。

「アートは油絵や日本画、彫刻など、将来的に興味・関心のある芸術での自己表現を追求していきたい生徒のための分野。室内でも屋外でも、まずは『観察』を重視した実技演習に取り組みます。

 一方デザインは、実社会に密着した活動をしたいという生徒が選択する分野です。こちらでは高3で、そうした能力を培うために『ショッププロデュース』という課題にチャレンジすることになります」

「ショッププロデュース」とは、「自分が店舗を出すとしたら、どんなお店をつくるか」というテーマのもとに展開される実践的授業。どんな商品を売るか、どんなコンセプトの店舗にするか、ターゲット層はどの世代か─。生徒たちはさまざまな要素を考慮し、自らの企画を具体化していきます。ショップの模型を制作して内装を検討、さらに商品やメンバーズカードなども作成します。こうして仕上がった企画は、ほかの生徒たちの前でプレゼンテーションします。

「美術系の進路を希望する場合、自らのイメージを“自身の言葉で伝える能力”が必要不可欠となります。そのため他者の前でプレゼンテーションを行うという取り組みは、アートでも折々で盛り込んでいます。最初にクラスメートの前で発表する際、オドオドしている生徒も、経験を積むにつれて堂々と自身の作品についてアピールできるようになります」

卒業後は学年の約9割が美術系大学へ進学

 同コースには、もう一つ大きなメリットがあります。それは美術系大学の教授陣から直接、指導を受けられる機会が多く設けられていることです。併設の横浜美術大学の定期的な連携授業、同大学の先生方が校内のアトリエで行う実技指導、多摩美術大学、東京造形大学の先生方による特別授業……など。こうした大学と連携した高度な教育も受けながら、生徒たちは順調に実力を伸ばしていきます。そして卒業後は、同コースの約9割という高い割合で多摩美術大学や武蔵野美術大学といった美術系の大学へ進学します。

 併設の横浜美術大学への進学希望者に対しては「特別推薦制度」が用意され、他大学を受験した後にもこの制度を利用することができます。さらに女子美術大学、玉川大学、東京工芸大学、東京造形大学に指定校推薦枠を持っており、美術系への進学においては万全の体制が構築されています。

「社会人となって美術関連分野で活躍している生徒もいれば、一般の企業に就職する生徒もいます。でも一見、畑違いの世界でも美術のセンスや技量を役立てる機会は数多く存在します。それぞれの得た立場で、本校で培った発想力・表現力を生かして社会貢献してくれればと期待しています」

高3「デザイン」の課題「ショッププロデュース」。コンセプトに基づいた店の外観、商品を持ち帰る袋など、いろいろなアイテムも考案します。

高2「アート」の油絵の授業。友人とお互いの作品を鑑賞して意見交換したり、自分の言葉で自分の作品を説明したりする力も身につけます。

デッサン自習室(アトリエ)は自分の課題に取り組むことができる場。指導のために併設の横浜美術大学の先生が定期的に来校します。

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

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