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私立高校 進学なび

2017

大学合格実績躍進校レポート
緑ヶ丘女子高等学校

ハイテク学習支援システムの活用と「心の絆」で生徒を志望大学へ導く

一般受験への挑戦傾向の高まりを受けネットを介した映像授業システムを導入

英語指導に力を入れており、予習→授業→復習のサイクルを定着させます。

 近年、同校は4年制大学への合格実績を順調に伸ばしています。過去3年間のデータを見ると、進学希望者の100%が合格を勝ち取り、慶應義塾大学、青山学院大学、上智大学、学習院大学をはじめとする難関私立大学への合格者を多数輩出しています。また、看護・医療系への進学率は100%で、県立保健福祉大学や聖路加国際大学、武蔵野大学などに合格しています。

 今春の大学合格実績について、教務主任の田口尚紀先生は解説します。

「今春も難関大学への合格者を多数出していますが、全般的に合格実績が急に伸びたわけではありません。注目ポイントは合格者総数が大きく増加していることです。理由は一般受験で大学入試に挑戦する生徒の割合が高まったからです。AO入試・推薦入試の場合、基本的に1大学しか受けませんが、一般受験では複数の大学を併願しますから」

 続いて進学指導主任の荒古さとみ先生は次のように話します。

「今春、青山学院大学、学習院大学、慶應義塾大学に合格した生徒たちは、一般受験をクリアして栄冠をつかんだ生徒たちです。培った学力で志望校にチャレンジする生徒が増えたこと、これはとても好ましい傾向だと考えています」

 しかし、一般受験で合格するためには、それに対応できる学力を養わなければなりません。こうした同校の傾向とニーズに配慮して昨年導入したのが、インターネットを介した「映像授業」学習システムです。このシステムの最大のメリットは生徒個々の学力、志望に合わせて自学・自習ができるということです。しかし、同校ではその活用を生徒任せにはしていません。毎月ホームルームで映像授業に関する学習計画を立て、放課後には教員がチューターとして生徒たちをサポートする万全の体制で臨んでいます。

「この学習システムを授業に活用するケースもあります。授業でプリントを配付し、動画を観て理解し問題演習に取り組む、というイメージです。私の場合、事前に動画で予習させ、授業ではそのフォローを行い問題に取り組ませる方法をとっています。こうすれば受験対策のトレーニング演習に取り組む時間が十分に確保できるのです」(田口先生)

最も重要なのは先生と生徒の心の絆

「この学習システムが大きな成果を挙げたのは確かです。でも、さらに重要なのは教える側と教えられる側の心の絆だと考えています。小規模校である本校は、『生徒と教員の心理的距離が近い』という特徴があり、進学面に限らずほかの分野でもそのメリットを活用して指導にあたっています」(荒古先生)

 荒古先生の言葉を受け、英語科の花田あゆみ先生はある生徒について経験談を話します。

「その生徒は自分に対して自信が持てず、『私なんてどうせ頑張ってもダメだから』と考えているような印象を与える生徒でした。でも内心では『何とかしたい』と焦っていた。とにかくもどかしい心境にあったと思います。また、その生徒はかなり個性的なタイプで、自分なりの反骨精神を持っていました。そのため自身が納得しないと指示されても従わない。でも、だからこそ十分に納得できれば前向きに努力できる。そうした気質を鑑みて、まずは学習の重要性をきちんと解説して理解させることを励行していきました。

 手はじめに生徒の実力を見極め、洗い出された弱点を生徒・教員の双方が共有する。そしてタイミングを見て関連するプリントを配付して弱点補強を行います。その生徒の個性を考え多数の教材に取り組ませるのではなく、1冊の問題集を反復学習させました。

 その結果、中1段階で40台だった偏差値が最終的に70台までアップしたのです」

 単にスキルを伝えるだけでなく、生徒の個性や人間性にまで踏み込んで行うきめ細かな学習指導。同校では花田先生だけでなく、多くの先生方がこうした取り組みを実践しています。

「本校で過ごす3年間で自ら考える力を持った女性に育ってほしいですね」(花田先生)

「本校は『難関大学に入ればOK』という指導は行っていません。生徒一人ひとりの個性・特性を把握し、それにふさわしい進学先に導くことを最優先に考えています」(荒古先生)

「中学時代、自分に自信が持てなかった生徒が多いのが本校の特徴です。そうした生徒たちに居心地の良い居場所を提供したうえで、自信と積極性を育て、進学の夢をかなえる。それができるのが本校の最大の強みだと考えています」(田口先生)

過去3年間の合格大学

国公立大学 東京学芸大学
神奈川県立保健福祉大学
私立大学 慶應義塾大学
上智大学
学習院大学
青山学院大学
立教大学
法政大学
日本大学
駒澤大学
國學院大學
成城大学
東京農業大学
東海大学
明治学院大学
東京造形大学 他
私立女子大学 東京女子大学
学習院女子大学
共立女子大学
大妻女子大学
昭和女子大学
白百合女子大学
清泉女子大学 他
看護・医療系大学 聖路加国際大学
武蔵野大学
国際医療福祉大学
湘南医療大学
東京工科大学
日本体育大学
横浜薬科大学 他
教育・幼児教育系大学 玉川大学
桜美林大学
鎌倉女子大学
東洋英和女学院大学
相模女子大学
横浜創英大学
田園調布学園大学 他

3年間の進路指導

1 年 適性検査や進路ノートへの取り組みから、社会と自分について分析する。キャリア教育プログラムを通して働くことの意味、進路選択の重要性を考えさせる。
2 年 卒業後の進路を具体化させるため、キャンパス見学会、体験授業、進学補講等を多数実施する。学年末には一人ひとりが具体的な進路目標を持つことをめざす。
3 年 少人数の演習授業、セミナー、進学補講等による学習指導とともに進路ガイダンスや面談を重ねる。年間を通してモチベーションを高め最良の進路選択を実現させる。

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

緑ヶ丘女子高等学校  

〒238-0018 神奈川県横須賀市緑が丘39
TEL:046-822-1651

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