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私立高校 進学なび

2017

大学合格実績躍進校レポート
國學院高等学校

大学受験を“団体戦”で戦い、「定員厳格化」の逆風の中
合格実績伸長でさらなる躍進を続ける

国公立大学・早慶上理115名
GMARCH442名の快挙

 大学付属校でありながら他大学への進学指導にも力を入れ、着実に難関大学への合格実績を伸ばしている同校。今春はさらに躍進

し、国公立大学・早慶上理に115名、GMARCHに442名が合格する実績を挙げました。とくに注目されるのはGMARCHの合格者数で、全国の高校で11位、東京都では2位という実績です。

「都の1位は兄弟校の國學院久我山です」と話すのは進路指導部長の星野真人先生。つまり東京都においては國學院大学の付属校2校が上位を占める結果となったのです。

「GMARCHに関して本校は昨年、すでに全国26位という結果を出していました。そのため今春卒業した学年の進路担当だった私は、『今回の入試で前年に匹敵する実績を挙げられるだろうか』と不安を抱えていましたが、このような好結果を出せたことにホッとしています」

 大学入試は現在、「定員厳格化」の渦中にあり、大学、とくに首都圏に立地する大学は合格者数を絞る(定員に近づける)方向へとシフトしています。そのため大半の進学校が前年より合格者数を減少させているのが実状です。そうした逆風の中、GMARCHのみならず国公立大学や早慶上理の実績も伸ばした同校の進路指導の背景にあるものは何だったのでしょうか。

万全な体制を敷いた進路・進学面のサポートシステム

 大学入試に挑戦する生徒たちをバックアップするのが、進路指導・進学指導面のさまざまなシステムです。同校も次のような多様な取り組みを導入し、難関大学に立ち向かう生徒を学習面、精神面から力強くサポートしています。

●勉強合宿(高3対象)

 高3の夏休みに希望者を対象とした3泊4日の勉強合宿を開催。日常とは違う環境の中で、仲間とともに学習に集中する日々を送り、大学受験に対応できる学力を培います。

●長期休暇中の講習(全学年)

 長期休暇中に開講される5日間の短期特別講習。外部講師による受験対応型講習も用意しています。講座はレベル別になっており、生徒一人ひとりが選択するシステムです。

●年3回の「面談週間」(全学年)

 全学年で年間3回の「面談週間」を実施。大学受験直前期には第一志望の合格を実現するための受験作戦、学習への取り組み方などについて生徒一人ひとりにきめ細かなアドバイスを行います。

●進学ガイダンス(全学年)

 高1は「高校生の学習」、高2は「大学受験に向けて」、高3は「夏休みを制するために」と、それぞれでテーマを設定し各学年で進学ガイダンスを開催。

●大学出張説明会(全学年)

 高1より参加可能で、主要な難関私立大学の入試担当者を学校に招き、入試のシステムや大学で学ぶ内容について解説してもらいます。

●卒業生合格体験談(高1・高2対象)

 大学受験終了後、現役合格を果たした先輩たちが自身の体験談を披露。また高1を対象とした「合格体験パネルディスカッション」も実施。

最大の勝因は人と人の強固な絆

 このように進路・進学指導面において万全の体制を敷いている同校ですが、それだけが今回の大学合格実績伸長の最大の要因と位置づけることはできません。

「いろいろと検討してみて、2つの要因があったことに思い至りました。一つ目は、基本的に“個人戦”といわれる大学受験を“団体戦”で臨む人と人との強い絆があったこと。『生徒同士、生徒と教員が密接な関係で結ばれている』というのが本校の特色であり、今回はその特色がより強く機能したためと分析しています」

 同校は校則が比較的厳しいという特色があり、そのため教員は生徒に対し自然な形で“いい意味での過干渉”となります。また各種学校行事にも力を入れており、部活動も盛んで学校全体に「みんなで共に頑張ろう」という雰囲気があります。そうした環境で3年間過ごす間にクラスメート、先輩・後輩、生徒と教員の関係は徐々に深まっていきます。

「受験学習を進めるなかで心理的ピンチに陥った際、そうした密な人間関係は心強い支えになります。友人たちの励ましや教員からの適切なアドバイスなど、双方が強い絆で結ばれているからこそ、『みんなで共に頑張ろう』という言葉が素直に受け入れられ、それが好結果につながったのでしょう」

 二つ目の要因は、教員による出願指導が例年以上に緻密に実践されたことです。担任や進路担当がグループをつくり、生徒が志望する大学の入試状況を大手予備校のデータを元に入念に検討。ベストの受験作戦を立案し、生徒個々に提案していきました。こうしたアドバイスは、とくにセンター方式(センター試験の結果のみで合否が決まる)の入試において大きな効力を発揮したそうです。

「私たち教員がベストの提案をしたとしても、生徒が応えてくれなければ意味はありません。教員への強い信頼感があるからこそ、疑念を持たずに助言を受け入れられた。つまり、これもやはり『人と人との絆』がもたらした恩恵なのです」

過去3年間の大学合格実績 ※一部抜粋

国公立大学 2017年 2016年 2015年
合格 現役 既卒 合格 現役 既卒 合格 現役 既卒
千葉大学 2 1 1 1 1 0 1 1 0
横浜国立大学 1 1 0 0 0 0 5 4 1
東京学芸大学 2 2 0 0 0 0 2 2 0
東京藝術大学 1 0 1 0 0 0 0 0 0
東京農工大学 3 3 0 0 0 0 1 0 1
東京医科歯科大学 1 1 0 0 0 0 0 0 0
東京海洋大学 2 2 0 0 0 0 0 0 0
埼玉大学 1 1 0 0 0 0 0 0 0
埼玉県立大学 2 2 0 0 0 0 0 0 0
首都大学東京 2 2 0 5 5 0 0 0 0
私立大学 2017年 2016年 2015年
合格 現役 既卒 合格 現役 既卒 合格 現役 既卒
早稲田大学 28 21 7 27 23 4 26 20 6
慶應義塾大学 10 8 2 14 9 5 7 5 2
上智大学 28 23 5 17 17 0 17 12 5
東京理科大学 25 16 9 23 15 8 17 12 5
明治大学 84 72 12 55 49 6 57 46 11
青山学院大学 47 42 5 55 49 6 38 32 6
立教大学 68 55 13 67 55 12 50 38 12
中央大学 64 49 15 52 40 12 39 26 13
法政大学 137 107 30 107 79 28 70 61 9
学習院大学 42 38 4 30 27 3 29 23 6

(この記事は2017年11月に掲載しました。)

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