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2017 ウェブ版

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獨協埼玉高等学校

本校が育てる「国際的な視野をもった人間」とは

百合壽紀校長先生

百合壽紀校長先生

 先日、本校を巣立って10年が過ぎた卒業生がやってきました。目的は、在校中にドイツの姉妹校へ留学した生徒たちの『ドイツ交流10周年記念誌』完成の報告でした。記念誌には日本の大学を卒業後にドイツの大学で学び、現在ドイツ企業に勤める人や、ドイツ留学をきっかけに視野を拡げ、カナダに留学し、現在もカナダに滞在して仕事をする人、また、ドイツ製のメガネに魅せられて眼科の検査技師となり、さらに現在は眼科医を目指して勉強する人など、多彩な分野で活躍する卒業生の姿がありました。

 獨協学園は130年余前にドイツに学ぶ勉強会としてスタートし、国際的な視野をもつ人材の育成に努力してきました。獨協埼玉でもオーストラリアとドイツの学校と姉妹校提携を行い、米サンフランシスコへの語学研修を実施するなど、多くの生徒たちがさまざまな機会を通して海外に視野を向けるきっかけをつかんでいます。

「語学」とは、単なるコミュニケーションツールを修得するだけでなく、さまざまな国の人々の考え方を学ぶことでもあります。本校での国際交流は長い歴史があり、その後の人生に大きな影響を与えています。『ドイツ交流10周年記念誌』を編纂した卒業生たちは、本校の目指す「国際的な視野をもった幅広い人間形成」の一つの典型を示しています。

一人ひとりの可能性を引き出す多彩な機会

百合壽紀校長先生

 高校での学びは、単なる暗記や問題演習だけでなく、物の見方や考え方を拡げ、人間形成に資するものでなければなりません。

 私自身の高校時代、世界史は暗記ばかりの苦痛な教科でした。しかし社会人になり米国コロンビア大学で学んだ世界史は、高校で受けた授業とは大きく異なるものでした。たとえば第一次世界大戦とヴェルサイユ条約について学んだときの試験問題は、「あなたがフランスの大統領だとして、ドイツに膨大な賠償金を課したことの正当性を国民に説明するラジオ原稿を書きなさい」というものでした。歴史は単なる知識の詰め込みではなく、物事を多面的に捉えることの重要性を教えてくれるものでした。今後は本校でも、物の見方を拡げ鍛えていくような授業を充実させていきたいと考えています。さらに、英語でもそのような授業を、段階を踏んで導入していく予定です。

 また本校には、無試験で獨協大学に入学できる「獨協クラス」があります。彼らには各学部の指定図書を含む30冊の読書と、40枚以上の論文が課せられます。大学教授の指導も受けながら書く論文は、貴重な探求学習としてまさに人間形成に資する学びとなります。

 獨協埼玉には、基礎学力の充実はもちろん、一人ひとりのもつ可能性を花開かせるさまざまな機会があります。本校の目指す教育は、一つの価値観だけに偏ることのない、社会的・人間的にバランスのとれた若者の育成なのです。

(この記事は2017年7月に掲載しました。)

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