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私立高校 進学なび

2017 ウェブ版

私学トップインタビュー
大東学園高等学校

生徒が主人公の学校
三者協議会が生徒の成長を力強くサポート

原 健(はら たけし)校長

原 健(はら たけし)校長

教育目標は「人間の尊厳を大切にする」

 本校の教育目標は「人間の尊厳を大切にする」です。教員が生徒の尊厳を大切にすることは当然のことですが、生徒が社会に出たときにも、自分自身、他者の尊厳を大切にする人間に育って欲しいと考えています。そこで「総合」の時間で人権や平和等に関わる教育を実践しています。

 1年のテーマは「性と生」です。生とは文字通り生きることであり、性とは心とつながり、人生ともつながるテーマです。近年、社会的に認知されてきたLGBTとして表現されることの多いセクシャル・マイノリティに関しても、本校では「性と生」の授業が始まったおよそ20年前から、当事者の方をお招きして、話をしていただく取り組みをしてきました。「知らない」ことから偏見をもってしまうことがありますが、生徒たちは、そもそも性は多様であることを学び、「何が課題であるか」を考え、意識するようになってきます。

 2年のテーマは「平和」です。沖縄修学旅行の事前学習として、沖縄の歴史から太平洋戦争中の沖縄戦、現在の基地問題についても学び、現地でフィールドワークを行います。

 3年のテーマは「人権」です。これまでの集大成と言える内容です。さまざまな価値観に触れ、人間らしく生きるとはどういうことかを学びます。

生徒、教員、保護者が
さまざまな議論を重ねる三者協議会

 本校は「生徒が主人公」の学校です。それを本気で実現するために「三者協議会」という話し合いの場を用意しています。生徒・保護者・教職員の三者が対等な立場で、学園生活・施設や設備など、さまざまな問題について話し合い、学校作りを進めていくのです。昨年の制服リニューアルの際にも、着用しやすく、自宅で洗濯できて、価格が適正なものを作ろうと三者協議会でじっくりと意見を交わしました。

 そして今、三者協議会の大きなテーマは「なぜ学ぶのか」を考えることです。学ぶ理由がわかったときにモチベーションが高まります。主体的に学ぶうえで「なぜ学ぶのか」を考えることは重要です。

「なぜ学ぶのか」を協議する「三者」の中に、さまざまな方面で活躍する保護者の方がいることは、大きな意義があります。たとえば「三角関数は何の役に立つのか?」という疑問が出たとき、建築関係の仕事をする保護者が「建物の階段を作るときに必要な数学だ」と答えます。その回答に納得する生徒がいる一方で、そうではない生徒もいるかもしれません。仮に「自分は建築関係の仕事に進まないから不要だ」という生徒がいても、三者のなかでの議論を体験することが貴重な学びになると考えています。今後、2020年の新カリキュラムづくりも三者の力ですすめていきたいと考えています。

 また、体育祭や文化祭の企画、運営を行うのも生徒自身です。教員に言われて運営するだけであれば成長の機会は限られてしまいます。「もっとスムーズに運営しよう」と思うのであれば、生徒自身が考え工夫する必要があり、そこに成長の機会があります。

 このように「大東学園は生徒が主役の学校」と自信をもって言えるのは、ここまで述べてきたような仕組があるからです。主役となって学校作りに参加した経験は、将来必ず「自分が人生の主役となって生きること」に役立つでしょう。

(この記事は2017年9月に掲載しました。)

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