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2017 ウェブ版

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女子美術大学付属高等学校

思春期に与える美術の力は偉大

石川 康子 校長

石川 康子 校長
(いしかわ・やすこ)

女子美術大学卒業。絵画教室主宰、建築デザイン事務所を経て、神奈川県立高校教諭となる。
以後教頭、副校長を務め、平成20年に校長に就任。
全国高等学校美術・工芸教育研究会副会長、神奈川県教科研究会美術工芸部会会長も務め、平成26年より女子美術大学特別招聘教授、平成29年度より同校の校長に着任。

 本校は美術大学の付属校でありながら、普通科の高校であることに特徴があります。もちろん一般の高校よりも美術の授業時間数は多いですが、学業も重視しています。高校生として必要な学力を身につけながら美大進学がかなえられるのは、中高大一貫教育、そして大学との連携教育が行える環境があるからです。

 付属中学出身の生徒と高校受験をして入ってきた生徒たちは同じクラスで学びます。とくに美術の授業においてはお互いが切磋琢磨し合いますから、こうした環境が望ましいのです。本校を希望している受験生、保護者から、「付属中からきた生徒たちと技術面で差が生じないか」という声を聞きますが、心配しないでください。高校3年間で技術、感性を磨く指導を私たち教員がしっかり行っていきます。

 高校は5クラスあり、付属中出身の生徒と高校から入った生徒200名が切磋琢磨することで相乗効果が生まれています。そこが本校の良さだと思います。ですから高校から入ってくる生徒たちは大歓迎です。高校から美術の学校に行きたいと思うお子さんは、その意志は強いはずです。そういう点では付属中出身の生徒たちの刺激になっています。お互いに刺激し合って、いい意味で競争意識が芽生えていると思います。また、付属中出身の生徒は、どんな生徒が高校から入ってくるのかを楽しみにしていますから、高校入学間もない1週間で、すぐに打ち解けて友達になります。美術というのは、例えば数学でいい点数を取るのとは違い、人間のいい面、その子の良さが見えるのです。

 本校は英語教育にも力を入れており、生徒たちは国際文化を日常的に学んでいます。常に絵を描いて自分を表現していますから、絵に込めた思いを人にわかるように伝えるプレゼン能力、言語活動が得意なのです。

 グローバル社会といわれる今は発想力、表現力で勝負する時代です。美術は教養として学ぶもの、作家になるために学ぶもの、という考え方は昔の話で、今、美術はあらゆる才能の源であり、自分を磨けるものなのです。きっと国際社会で役に立つと思います。そういう意味でも“使える英語教育”で自分の思いを言葉にして発信できる生徒たちを育てていきます。

(この記事は2017年7月に掲載しました。)

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