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私立高校 進学なび

2017 ウェブ版

修学旅行・研修旅行アルバム
桜丘高等学校

一学年の生徒全員が震災の被災地を訪れ
現地の人々と交流する「東北研修旅行」

仮設住宅や復興住宅を訪問し、高齢者と交流する生徒たち

仮設住宅や復興住宅を訪問し、高齢者と交流する生徒たち

震災の翌年に、約400名の生徒が南三陸町へ

 東日本大震災の翌年の2012年、同校は「東北研修旅行」を行い、約400名が南三陸町を訪れました。現在も3年生全員がこの研修を続けています。英語科の三浦先生は、この研修について次のように話します。

「震災の翌年には『現地では物品やボランティアの数は足りている』という声を聞く一方で、『東北を訪れる観光客が減った』という声を聞いたのです。それは『今後また大きな地震が起こり、津波が来るのでは』という風評被害による影響が大きかったようでした。そこで生徒の学びとなる研修旅行として、本校の生徒が南三陸町を訪問する計画を考え、実施に向けて動き始めました。翌年ということもあり不安視する保護者の方々もいましたが、宮城県の女川町(おながわちょう)出身の教頭とともに、被災地に行くだけでも支援になること、生徒の安全を十分に確保した上で実施することなどを伝えてご理解をいただきました。

 震災後に他県から一学年の生徒全員が現地を訪れるケースは、本校が初めてのようでした。その時に宿泊したのが南三陸町にあるホテル観洋で、大人数が収容できるこのホテルには今もお世話になっています」

自ら深く考える姿勢が生まれる

 2012年に訪れた時は、被災地にタイヤが積まれていたり、建物の上に船が乗り上がっていたりと被災した痛々しい様子が残っていました。現在ではこうした場所は更地になり見た印象では回復している面もありますが、震災の傷跡はまだまだ人々の心や生活に残っています。

 今年の研修旅行では、石巻市立大川小学校でお子さんを亡くした元教員の案内によって被災地を巡ったり、自宅を津波で流されて奇跡的に助かった人の体験談を聞いたりしました。

 またクラスごとに仮設住宅や復興住宅を訪問しました。高齢者に震災の時のことを話してもらいましたが、その言葉にはずっしりとした重みがありました。被災地の人たちとの交流を通して、生徒たちは “つながる喜び” も分かち合っていると言います。

「生徒の感想文を読むと『東北研修旅行』を通して日常生活のありがたさに気づいていることがわかります。また、人から教えられるのではなく、自ら考えて答えを出そうという姿勢が生まれているのを感じます。そして『勉強できることは幸せなこと』『だからもっといろいろなことを勉強しよう』という気持ちが芽生えています」(三浦先生)

 この研修をきっかけにしてボランティア活動に励んだり、大学に進学してからも南三陸町を訪れたりする生徒は多いそうです。研修旅行で得る経験は、生徒たちにとって貴重なものになっています。

(この記事は2017年7月に掲載しました。)

桜丘高等学校  

〒114-8554 東京都北区滝野川1-51-12
TEL:03-3910-6161

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