放送部／吹奏楽部　共学化して３年目、女子を迎え入れ校内が活性化　仲間を大切にしながら明るく元気に活動中！

私立高校進学なび

2016

人気クラブ集合！
岩倉高等学校

放送部／吹奏楽部
共学化して３年目、女子を迎え入れ校内が活性化
仲間を大切にしながら明るく元気に活動中！

　共学校となって３年目を迎える同校には、運動系クラブが13部、文化系クラブが13種（部11、会２）あります。そのなかでも鉄道模型部は、これまでに「全国高等学校鉄道模型コンテスト最優秀賞」を受賞した実績を誇ります。また、男子では珍しい、全国でも５校しかないラクロス部も目覚ましい活躍をしています。どの部も仲間を大切にしながら、明るく元気に活動しています。

　今回ご紹介するのは放送部と吹奏楽部です。放送部は本格的な機材をそろえ、映像とラジオのドキュメント制作を中心に活動しています。吹奏楽部は今年初めて都大会に出場を果たした勢いのある部です。

　それぞれのキャプテンと顧問の先生に、ふだんの活動内容や取組姿勢についてお話をうかがいました。

放送部

放送部での活動を通して将来の目標が持てました

部長　F.Mさん（高３）

　私はカメラや音響ミキサーなどの機材を操作したくて入部しました。放送の裏方に興味があったからです。でも、入部してからはドキュメント作品の制作に没頭するようになりました。例えば「史上最速の格闘技」というテレビドキュメントを制作したときは、男子ラクロス部の奮闘ぶりを追いました。国内に５校しかない男子ラクロス部が厳しい環境に打ち勝ちながら頑張る姿をみんなに伝えたかったからです。この「頑張っている姿を伝える」というのが私の作品の制作テーマになっています。将来は大学のコミュニケーション学部に進学してCM制作なども含めて幅広く学び、卒業後はテレビ局や制作会社で音声の仕事に就きたいと思っています。放送部での活動を通して将来の目標を持つことができました。

さまざまな年代の人たちと触れ合えることも魅力の一つ

顧問　岡本裕之先生

　本校の放送部は映像とラジオのドキュメント作品の制作を主な活動内容としています。今年は生徒の遠距離通学を扱ったラジオドキュメント「それでも、僕は遠くない」がNHK杯全国放送コンテストの東京都大会決勝に進出。全国大会までもう一歩のところまでいきました。そのほかの活動としては朝と昼の校内放送、文化祭と体育祭の運営などがあり、「上野が、好き。」という地域のコミュニティサイトの制作に高校生の視点で協力しています。取材やロケで学校の外へ飛び出し、さまざまな年代の人たちと触れ合えることも放送部の魅力です。

DATA

部員数	22名
主な実績	2016年 ○ＮＨＫ杯全国放送コンテスト東京都大会決勝進出 2015年 ○関東地区高校放送コンテスト出場 ○ＮＨＫ杯全国放送コンテスト東京都大会決勝進出 ○東京都高等学校総合文化祭決勝進出

本格的な機材を手に、ドキュメント制作に取り組み中の放送部員たち。

吹奏楽部

ガッツとコミュニケーション能力で吹奏楽部を再建！

部長　T.Kくん（高３）

　小学生の頃からユーフォニアムを吹いていたので、高校でも迷わず吹奏楽部に入りました。でも、入部当時はあまり活動が盛んではありませんでした。それで先輩方に働きかけて部活の再建をはかりました。それが功を奏して部員みんなで音楽を追求する態勢ができ、この３年間で新しい歴史が作れたと思います。音楽の魅力は何人もの部員の個性が響き合って一つの音楽を作れることだと思います。経験者と初心者の響き合い、男子と女子の響き合い、それぞれの思いが違うから共感と感動が生まれるのだと思います。吹奏楽部に入れば勉強との両立も簡単にできますよ。授業に集中、部活に集中、オンとオフの切り替えができるようになります。将来の目標は新幹線の運転士。部活動で培ったガッツとコミュニケーション能力で実現します。

音楽を通して成長してほしい

顧問　山田裕介先生

　今年は初めて都大会に出場を果たすことができました。土日も含めて毎日練習に明け暮れた成果と言えるでしょう。しかし大会に出場して結果を得るというのがすべてではありません。高校生にとって部活動は人間形成の場というのが基本だからです。演奏の上達はもちろん、音楽を通して「人」として大きく成長してほしいと願っています。そして勉強にも120％の力でぶつかってほしいですね。活動内容は大会への出場をはじめ、定期演奏会や野球部の応援、文化祭、バンドフェスティバルへの参加、老人ホームや保育園での演奏、上野駅のイベント参加など幅広いのが特徴です。

DATA

部員数	69名
主な実績	2016年 ○第56回東京都高等学校吹奏楽コンクール　Ａ組金賞受賞 ○都大会初出場
発表の場	定期演奏会各種コンクール文化祭学校行事地域イベントボランティア演奏など