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スクールポット高校受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

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私立高校 進学なび

2016

世界を意識する生徒を育てる
文京学院大学女子高等学校

高大連携の取り組み「アジア研究」で
多様な世界への扉を開く

インターネットで得た情報が正しいかどうか、慎重にチェックします。

インターネットで得た情報が正しいかどうか、慎重にチェックします。

「アジ研」のスタートは研究の方法・テーマの探し方から

 昨年度から文部科学省の「スーパーグローバルハイスクールアソシエイト校」の指定を受けた同校には、進路に合わせた3つのコースと多彩な教育プログラムがあります。

「理数キャリア」「国際教養」「スポーツ科学」のうち、国際教養コースでは、「空間力をもって社会をデザインする女性リーダー教育の開発実践」のテーマをもとに、海外大学への進学を視野に入れたリベラルアーツ型の教育を行っています。

 今年の4月、国際教養コースを対象に希望者を募った「アジア研究」のプロジェクトが実施されました。「アジ研」の愛称が付いたこのプロジェクトは、グループで課題を研究していき、ポスター製作を経て、文化祭で中間報告を行い、後半はさらに研究を深め、論文を執筆して成果報告を行うというものです。

 ほぼ月1回実施される「アジ研」は、東京海洋大学の小松俊明教授が指導教員に就き、小松教授が指導する大学生も参加します。

 4回の「アジ研」を終えた後、小松教授にお話をうかがいました。

「4月のセッションの時点では、テーマをどのように選ぶのか、研究の方法を学び、テーマ探しから始める必要がありました。生徒は最初、アジアの様子をイメージできなかったので、家族旅行で訪れたアジアの国について、食品との関わりにおけるアジアについてなど、なるべく身近な視点から探究を始めました。
 それから、すでに海外で研究経験のある大学生が自分の経験を語ることで、だんだんと生徒の視野も広がっていきます。2回目、3回目になると、アジア諸国の英語教育や移民政策の違いなど、広く深いテーマを考えられるようになっていきます」

文化祭のポスター発表に向け研究の構想図の骨子を作る

研究テーマについての意見をホワイトボードに記入してまとめていきます。

研究テーマについての意見をホワイトボードに記入してまとめていきます。

 夏休み前、生徒たちは文化祭のポスター発表に向けたワークショップに取り組んでいました。

 生徒以外の参加者は、小松教授、小松教授が指導する大学生の田辺さん、同校の先生方です。田辺さんは小松教授が担当する海外派遣キャリア演習、通称「海外探検隊プログラム」に参加して、シンガポールで社会調査を行った経験があります。

 セッションでは固まり始めたテーマについて、お互いに自分のテーマを自分で話すのではなく、他者からそのテーマがどう見えたのかを話します。他者が自分の意見を話す意義について小松教授は、「自分のテーマを他者に話してもらうことで、改めて自分の考えを整理することができるのです」と話します。

 その後、生徒たちは自分の研究内容を整理して説明します。

「ポスター発表とは自分の研究テーマの構想図を作り、他者に説明することです。大学生になればこうしたことは何度も経験しますが、実際にポスター発表の経験があり、年齢の近い大学生がメンターを務めることで、研究を進めるうえで生じる悩みや問題が相談しやすくなります。大学生にとっても、自らのアジア体験を踏まえて高校生を指導する『アジ研』は、とても良い学びになっています。それぞれにとっての刺激となるので、そこに高大連携の意義があるのです」

 大学生の手によって、高校生の研究内容の論点がホワイトボートに書き出されていきます。このやり取りが研究の構想図の骨子を作り、9月のポスター発表につながる学びとなるのです。

学会論文と同じ形式で本格的な論文を作成

 後期の「アジア研究」は、文化祭での中間発表を経て論文執筆に入ります。この時期から高1の希望者も加わります。

「高2生は個人で研究テーマを持ち、高1生は高2生の研究に共同研究者として参加、高2生の研究をサポートします。
 最終的な成果は論文となり、A4で6〜10枚ほどの量になります。フォーマットやレイアウトは学会論文と同じにして、本格的なものを作ります」

 生徒たちはまさに、大学生のような経験をします。今年の高2の希望者は15名。小松教授は「すでに大学生と言ってもいいほど意識の高い生徒たち」と評します。

「メンターの大学生が参加している『海外探検隊』は、多様な社会を意識するきっかけとなる経験です。現代は多様化の時代と言われますが、限られた情報と自分の狭い視野の中で学部・学科を選択し、大学に進学すれば、高校の延長で大学生活を過ごしてしまうこともあり得ます。そして、そのまま社会人になってしまうと多様化する社会に対応できません。
『アジア研究』は、まず自分でテーマを見つけて研究し、行ったことのない場所に目を向けるプログラムです。そこから多様な世界を意識してほしいのです」

「アジア研究」の募集告知には、「アジアについて楽しく話せる仲間を作ろう!」とありました。好奇心を探り、仲間と語り合うことが、世界への入り口となることでしょう。

(この記事は2016年11月に掲載しました。)

文京学院大学女子高等学校  

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TEL:03-3946-5301

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