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私立高校 進学なび

2016

世界を意識する生徒を育てる
女子美術大学付属高等学校

美術を学ぶことが世界を知ることにつながる
美術研修旅行と国際交流でさらなる広がりを

元校長で画家の入江観先生が研修旅行に同行。生徒たちにとって先生の話を聞くのも楽しみのひとつ。

元校長で画家の入江観先生が研修旅行に同行。生徒たちにとって先生の話を聞くのも楽しみのひとつ。

中国の学校との国際交流はお互いを認め合う機会に

西洋だけでなく中国の美術や歴史的建造物にも触れ、創作へのモチベーションアップにつなげていきます。

西洋だけでなく中国の美術や歴史的建造物にも触れ、創作へのモチベーションアップにつなげていきます。

 美術系の私学である同校は、美大付属校ならではの美術と学習の両面を重視した教育に特色があります。

 美術科主任の遠山香苗先生に世界とのつながりについてうかがうと、「美術を学ぶことが、すでに世界とつながっています」と話します。

「あえてグローバルとうたわなくても、生徒たちは自ずと海外に目を向けています。本来、絵を描くこと自体、お手本は西洋にあるので、例えば画集を観るだけでもフランス語や英語を目にしているわけです」(遠山先生)

 学びが深くなるにつれ、西洋だけでなく自分たちが生活している日本、さらにそれを広げた東洋の美術にも興味を持つようになります。そうした意欲に応えるように、2004年から中国の学校との国際交流を実施しています。

 これは、北京の中央美術学院付属中等美術学校と互いに生徒作品による展覧会を開催し、代表団が訪問し合うというプロジェクトです。展覧会は「友好の美展」と名付けられ、北京で開催される年は同校の高2、高3の中から選ばれた5名の生徒が教員とともに現地を訪問し、式典に出席したり座談会や学校見学などに参加したりします。逆に日本で開催する際は中国の生徒が訪れ、同じように交流の機会を持ちます。そこから英語でのメールのやり取りが始まるなど、個別の交流が生まれるケースもあります。生徒たちにとっては刺激を受け、創作へのモチベーションを高め、海外への関心を深める機会になっているのです。

海外の美術研修旅行で美術鑑賞に没頭する喜び

滞在中は連日美術鑑賞。美術館だけではなく宮殿や大聖堂なども見学します。生徒たちの視野を広げるまたとない機会に。

滞在中は連日美術鑑賞。美術館だけではなく宮殿や大聖堂なども見学します。生徒たちの視野を広げるまたとない機会に。

 同校の特色ある行事といえば、海外での美術研修旅行が挙げられます。パリ、イル・ド・フランス6日間と、イタリア8日間の2つがあり、高1から高3(イタリアは高2、高3)の希望者を対象に、例年3月に実施しています(海外情勢を考慮して2015年、2016年は中止)。連日美術鑑賞というスケジュールのこの研修旅行は生徒に大人気。希望者多数で毎年抽選になると言います。

 パリ、イル・ド・フランスは、まる1日を使ってルーブル美術館を巡るほか、オルセーやオランジュリーなどの美術館で作品を堪能し、郊外のヴェルサイユ宮殿やシャルトルのノートルダム大聖堂を訪れ、建築やステンドグラスなども見学します。

「参加する生徒たちには、前年の夏休み頃から事前学習として美術館や作品、作家について下調べを行い、各自で美術鑑賞ノートを作ることを課しています。期待と向上心が詰まったノートを手に、生徒たちは本物の作品に出会う喜びを感じていますね」

 イタリアでは、ミラノ、フィレンツェ、ローマを回って名作と向き合い、またフィレンツェの美術学校との交流や現地で活躍するOGとの会食なども行われ、芸術の世界をより身近に感じて過ごします。美術研修旅行で生徒たちは視野を広げ、芸術的感性を磨いているのです。

語学講座で海外に思いを馳せる
海外の進路を選択する生徒も

実り多き北京の学校との交流。両国で生徒作品による展覧会を行い、代表団が訪問し合います。

実り多き北京の学校との交流。両国で生徒作品による展覧会を行い、代表団が訪問し合います。

「美術を学ぶには海外へ目を向ける必要があります。そのために語学を習得したいという生徒もおり、高校卒業後に語学が学べる大学や、なかには海外の大学へ進学する例もあります」
(広報部主任・小島礼備先生)

 交流のある国の語学(フランス語、イタリア語、中国語)については申し込み制で、土曜日に語学講座を開講しています。入門的な内容ですが、毎年繰り返し受講する生徒もおり、生徒たちの語学への関心の高さがうかがえます。

 芸術的感性を身につけた生徒たちは国境を越え、未来へ羽ばたいているようです。

(この記事は2016年11月に掲載しました。)

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