LINEで送る

スクールポット高校受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立高校 進学なび

2016

私学トップインタビュー
明治学院高等学校

創立者の精神を継承し「一人ひとりを大切にする教育」を実践
「他者を思いやる心」と「自主と自律」の精神を培う

石川 理 校長。1992年、東京都立大学理学部数学科を卒業し、同年東京キリスト教青年会(東京YMCA)に入職。1998年、同校に数学科教諭として入職。2012年から副校長、2014年より校長に就任。

石川 理いしかわ さとる 校長
1992年、東京都立大学理学部数学科を卒業し、同年東京キリスト教青年会(東京YMCA)に入職。1998年、同校に数学科教諭として入職。2012年から副校長、2014年より校長に就任。


将来を考えることは不可欠ですが今を大切にすることを忘れてはなりません

「ヘボン塾」を母体とする創立153年目の伝統校

「高校時代の3年間でやれること、やるべきことを見つけて充実した学校生活を送ってほしい」と語る石川校長。

「高校時代の3年間でやれること、やるべきことを見つけて充実した学校生活を送ってほしい」と語る石川校長。

 本校に奉職して19年が経ち、校長に就任して3年目を迎えました。本校はヘボン式ローマ字で著名なJ.C.ヘボンが妻とともに設立した「ヘボン塾」を母体としており、同塾の設立年から数えると、今年が創立153年目となる歴史ある学校なのです。

 創立者ヘボンはアメリカの高名な医師でしたが、その職を投げうち、キリスト教の伝道と医療活動のために来日しました。まだキリスト教禁教令が解かれていない1859年のことです。医療面で非常に遅れていた当時の日本において、彼は全力で医療活動に取り組みました。貧富や身分に捉われることなくケアを続け、1万人に及ぶ日本人患者を診療したと言います。その意志・使命感の強靭さ、そして本校の教育目標の一つである「他者を思いやる心」の強さには目を見張るものがあります。

 また日本人たちも、そんなヘボンを強く信頼して慕いました。その当時、「ヘボンさんでも草津の湯でも、恋の病は治りゃせぬ」という俗謡がはやったという事実からも、彼と日本人の良好な関係性がうかがえるでしょう。

 この偉大な創立者の精神は、本校の教育に脈々と受け継がれ、今後もそれが変わることはないでしょう。

 本校は自由な校風で知られています。しかし、その自由とは、責任を伴ったうえでのものです。また「他者を思いやる心」抜きの自由なら、単なる「ワガママ」になってしまいます。在校生たちはそれを十分に理解したうえで、仲間を気遣いながら積極的に学習、部活動、学校行事に取り組み、高校生活を満喫しています。生徒たちのそうした様子を垣間見るにつけ、私は「この学校にはやはり、創立者ヘボンの精神があふれている」と強く感じるのです。

「明治学院教育ビジョン」のもとさまざまな改革が進行中

 本校は前出の「他者を思いやる心」とともに、「一人ひとりを大切にする教育」「自主と自律」の二つを掲げた教育を実践しています。創立者の精神を継承したうえで構築された、こうした教育理念・目標は決して「変わらない、変えてはならないもの」です。しかし、時代の流れの中で「変えていくべきもの」も存在します。

 学校法人明治学院は昨年、学院全体の大プロジェクト「明治学院教育ビジョン」を策定し、実践に入りました。今後、同計画に添う形で各方面の改革を進行させていくことになります。高大連携教育の強化、ボランティア教育のさらなる充実など、検討を行っていますが、最も大きな改革は、やはり「新校舎の建築」です。どのようなコンセプトの建物にするか、教職員間でさまざまな論議が交わされました。近年のトレンドは大学のように授業ごとに教室を移動する「教科教育型教室」の校舎です。しかし本校は、従来通りの「ホームルーム中心型」の建築を選びました。それは、ホームルームという小集団の中で生徒たちが協力し合い、ぶつかり合うことが「人間的成長」を促すと考えたからです。授業を行ううえでは確かに「教科教育型」のほうが効率的ですが、あえて後者を選択した決断にも本校の教育姿勢が表れています。

 2020年以降に予定されている「大学入試改革」を見据え、多くの高校が教育内容の変更を求められているように見えます。本校の現行カリキュラムでは、例えば英語でのディスカッションやスピーチ、プレゼンテーションなどに取り組む「English Activities」、より多くの英語の本を読む「英語多読」などのように、従来の教科書の枠を超えた力を育てる教育に取り組んできました。こうした教育を今後も継続するとともに、より良い教育をめざして随時マイナーチェンジを行い、学習指導内容を着実に進化させていきます。同時に、一人ひとりのさまざまな進路目標(系列校進学・他大学進学など)を実現するために、必要とされる多様なカリキュラムを設定してサポートしていきます。

 一方で、高校とは大学受験の準備だけをするところではありません。人生の中で大切な高校時代たからこそ、クラス活動、行事、部活動など、この時にできること、やるべきことに取り組んでほしいと願っています。カリキュラムの改定もそのことを常に意識して進めていきたいと思います。

(この記事は2016年11月に掲載しました。)

明治学院高等学校  

〒108-0071 東京都港区白金台1-2-37
TEL:03-5421-5011

進学なび掲載情報

【インタビュー&メッセージ】生徒一人ひとりの自主性を重んじて接してくれる先生と、お互いの存在を認め合う信頼という名の友情が明治学院の魅力!
【インタビュー&メッセージ】卒業生一人ひとりの思い出の中に今も残る“明学”。自由な校風から生まれる多様性を包み込む環境は、学び舎を巣立った者たちの力となり、誇りとなる。
【人気クラブ集合!】全部員に活躍の場と重要な役割があり野球の楽しさを分かち合える
【卒業生メッセージ】卒業生一人ひとりの思い出の中に今も残る“明学”。 自由な校風から生まれる多様性を包み込む環境は、 学び舎を巣立った者たちの力となり、誇りとなる。
【卒業生メッセージ】教育目標の「一人ひとりを大切にする教育」「他者を思いやる心」「自主と自律」を体現する3年間は何ものにも代えがたいもの
【授業まるごとWatching!】活発な議論が繰り広げられた英語ディベート
【私学トップインタビュー】創立者の精神を継承し「一人ひとりを大切にする教育」を実践 「他者を思いやる心」と「自主と自律」の精神を培う
【伝統行事・名物行事ガイド】ポジティブ思考の明学生の笑顔が満開。私たちの『オリーブ祭』にようこそ!
【高大連携教育への取り組み】一人ひとりの進路希望に応えるとともに高大連携教育で進学への意識を高める
【修学旅行・研修旅行アルバム】沖縄や長崎を訪問し、平和や歴史を学ぶ
【大学合格実績躍進校レポート】創立150周年の伝統校がカリキュラムを一新!さらなる進化を!
【修学旅行・研修旅行アルバム】イキイキ総合学習で人間的な成長を!
進学なび2016年
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学なび一覧を見る
ページトップ