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私立高校 進学なび

2016

私学トップインタビュー
瀧野川女子学園高等学校

これからの社会で活躍できる
創造性と起業家精神を持った女性の育成

山口 龍介 副校長。1976年東京都生まれ。2010年、東京工業大学大学院博士課程在学中より瀧野川女子学園の教育改革と経営改革に取り組む。専門はロボット創造学と経営。創造性教育の授業を担当。2015年より同校副校長に就任。学園創立者の山口さとる氏のひ孫にあたる。

山口 龍介やまぐち りゅうすけ 副校長
1976年東京都生まれ。2010年、東京工業大学大学院博士課程在学中より瀧野川女子学園の教育改革と経営改革に取り組む。専門はロボット創造学と経営。創造性教育の授業を担当。2015年より同校副校長に就任。学園創立者の山口さとる氏のひ孫にあたる。


「創造性教育」「ICT教育」「国際教育」の3本柱で将来を生き抜く力を育てます

新しい価値を生み出すための創造性を身につける

 2020年に向けて大学入試改革が行われ、従来のような学力試験の点数だけで選抜する入試スタイルは、ますます減っていくと思われます。そして、これから高校に入学する生徒たちが社会に出る2020年代の中頃には、いま存在する仕事は半分ほどになり、新しく生まれる仕事に入れ替わっているとも言われています。

 変化の激しいこの時代に、社会ではどのような人材が求められるのでしょうか。それは、新しい提案をして新しい価値を生み出し、それを事業にしていくことができる人。つまり、「創造性と起業家精神」を持った人であると考えています。起業するケースだけではなく、会社の中で新しいことに挑戦し、それを仕事にするという場合もあるでしょう。こうした人物が、これまで以上に社会で活躍する時代が、すぐそこまで来ているのです。

 新しいことを生み出す「創造性」は、特別な人だけが持つ能力ではありません。考え方を学んでチームで挑む方法が身につけば、誰でもできるようになります。こうしたトレーニングを学校教育で行えば、将来社会で活躍する人材を多数輩出することができるのではないでしょうか。

 本校では、特色ある教育として三つの取り組みを実践しています。一つ目は、本校独自の科目である「創造性教育」です。「創造性教育」では、働くことや仕事とは何なのか、新しい事業を創造するとはどういうことなのかを学びます。そして自分の好きなこと、夢中になれることをテーマに、楽しみながらさまざまな技法を体験的に学んでいくのです。

 高校を卒業して進路を選択するときには、自分の将来の仕事の領域がある程度絞られてきます。それまでに自分のやりたいことに気がついていれば、その後のキャリアパスが作りやすくなります。学校一丸となって、すべての科目で創造性と起業家精神を育むことに挑戦しています。

好きなことに全力で取り組み社会で活躍してほしい

国際教育にも力を入れており、実践重視の授業を中心にコミュニケーションのための英語力を身につけていきます。

国際教育にも力を入れており、実践重視の授業を中心にコミュニケーションのための英語力を身につけていきます。

 特色ある教育の二つ目は、「教育のICT化」が進んでいることです。生徒たちに「iPad Pro」を無償配付して学習に役立てています。この導入によって教育効果は格段に上がりました。

 教員は授業の前に課題をクラウド上で生徒に配付し、生徒は事前に内容を調べて予習します。すでに内容が書かれたファイルが手元にあるので、授業では板書の必要はありません。生徒は教員の話を聞いて注釈を書き込むだけです。「iPad Pro」では、ペンシルで手書きをするのもスムーズです。こうした取り組みによって授業の進度は速くなり、その分、共働学習や制作・発表型の学習時間を増やすことができ、質・量ともに豊かな学習が実現しています。

 ICT化は創造性教育にも役立ちます。世界最先端のデザイン思考(Design thinking)というものを取り入れ、アイデアを新しい仕事に結びつけていく考え方を学びます。これらの学習にもICTは欠かせません。

 特色ある教育の三つ目は、グローバル社会で活躍するために必要な「国際教育」です。ネイティブの教員が5人常勤しており、英会話の授業はクラスを分割して少人数で行います。使える英語が学べる環境を整えるとともに、実際に英語を使う機会を多く用意している点もポイントです。例えば、高1ではブリティッシュヒルズで語学研修を行い、高2で実践するハワイへの修学旅行では、ハワイ大学の交流プログラムでチャリティーバザーを行います。

 これらの成果は大学合格実績が着実に伸びていることからも感じています。しかし、本校は勉強だけをするような学校ではありません。部活動が盛んなことからも、生徒が好きなことに全力で取り組める環境が大切だと考えています。それは創立以来のビジョンでもあるのです。

 創立者の山口さとる先生は、「好きなことを見つけてほしい。好きなことを全力でやり抜いて社会で活躍してほしい」ということを教え子たちに望みました。その思いを、時代が変わっても受け継いでいく。本校はそうした心構えで教育に取り組んでいます。

(この記事は2016年11月に掲載しました。)

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