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私立高校 進学なび

2016

「学び」を楽しむアクティブラーニング
開智高等学校

自ら考え、学び、身につける「学び合い」で
学ぶ楽しさを知り、本物の学力を育む

「学び合い」によってクラスメートのさまざまな考え方や発想に触れることで、他者を尊重する姿勢を養っていきます。

「学び合い」によってクラスメートのさまざまな考え方や発想に触れることで、他者を尊重する姿勢を養っていきます。

関心のある出来事について発表
その内容について意見を出し合う

「マイコン」の発表者は授業当日、くじ引きで決めます。加藤先生は「マイコン」の内容以上に、コメンテーターのコメントを評価します。「マイコン」の発表者は授業当日、くじ引きで決めます。加藤先生は「マイコン」の内容以上に、コメンテーターのコメントを評価します。

 同校では「自ら考え、学び、身につける授業」を行っており、これを「学び合い」と呼んでいます。

 取材したのは国語(現代文)の「学び合い」で、東京大学や京都大学、国立大学医学部をめざすTコース1年生の授業です。

 黒板の前で一人の生徒が発表をしていました。その右にはコメンテーター役の生徒が3人。関心のある出来事についてまとめた文章を発表する「マイコン」(マイ・コンサーンズの略。私の関心のある出来事)の1コマです。

 発表者の生徒が取り上げたのは、あるコンビニエンスストアが飲料水や洗剤などに地域別価格を導入したことについて。コメンテーター役は、発表者の意見を聞いてコメントを述べます。「消費者にとって商品が安いことはうれしいことなので導入は良いと思う」「食パン1斤がA県では100円で、B県では120円だとしたら、B県の人たちは不満なのではないか」「この導入は新たな競争を生むので、地域経済の活性化につながるのでは」などの意見が両者の間で交わされました。

「マイコン」が終了すると、通常の授業に入ります。その後、生徒たちは6グループに分かれて、席を寄せ合いました。「学び合い」が始まったのです。この日扱ったのは、劇作家・評論家の山崎正和氏が書いた『水の東西』。日本の「鹿おどし」と西洋の噴水を例に出し、日本人と西洋人の美意識や感性の違いについて述べた評論です。

「論理エンジン」を国語の授業に導入
筆者の意識をくみ取るトレーニングを

加藤先生の著作テキスト「論理エンジン」を、開発者の出口汪先生が監修しています。加藤先生は「論理エンジン」による指導の講演などを全国で行っています。加藤先生の著作テキスト「論理エンジン」を、開発者の出口汪先生が監修しています。加藤先生は「論理エンジン」による指導の講演などを全国で行っています。

 Tコース1年生の国語(現代文)の授業では『論理エンジン』(出口汪著/水王舎)および『思考ルート』(出口汪著/水王舎)を副教材に使用しています。「論理エンジン」は、日本語のトレーニングを行いながら、基本的な論理力を身につけていくための教材です。これまで感覚が重要視されてきた現代文への認識を変えた教材で、多くの学校で用いられています。『思考ルート』は『論理エンジン』のメソッドを教科書学習に活かすためのテキストで、加藤克巳教頭先生が著したものです。

「数学や英語といった科目は、ステップを踏んで勉強しないと学力はつきませんが、現代文はわざわざ勉強しなくてもある程度は点数が取れてしまいます。しかし、やがて限界が訪れ、模試で点数が取れなくなるのです。ところが当の生徒は、一体どこでつまずいたのか気づくことができません。なぜなら数学や英語と違って段階ごとの学習または適切なトレーニングを受けていないからです。そこで『一から国語を学び直していこう』というのが『論理エンジン』の発想です。
 論理エンジンは他者意識です。論説文にせよ、小説にせよ、筆者がどのような意識を持って書いたかをくみ取ることが大切なのです。
 他教科の試験問題に臨むときも同じです。例えば物理の問題でも、出題者が何を問おうとしているかを読み解く力が求められます。国語力を鍛えることは、他教科の勉強にも良い影響を必ずもたらすのです」(国語科・加藤克巳先生)

ほかの生徒の意見を聴くことで自分の考えが大きく広がる

 今回の授業では、評論「水の東西」の一つの段落をグループごとに45文字前後にまとめる課題が出されました。制限時間は約10分。まとめ上げた文章を、代表者が黒板に書いていきます。

「日本人が噴水をつくらなかったのは、水が自然に流れるのが美しいので、造型する対象ではなかったからだ」

「日本人が西洋のものほど美しい噴水をつくらなかった理由は、日本人にとって水は自然に流れる姿が美しいからだ」

 そして6グループがすべて書き終わると、代表者がまとめた理由について発表します。発表が終わると加藤先生は、各班がまとめた文章をその場で細かく分析していきます。いよいよ授業はクライマックスを迎えます。

協働学習を通して主体的に学ぶ力を身につける

加藤先生は国語の「学び合い」についてこう解説します。

「私はしかけとして、グループの中にモデレーターを一人、つまり核となる生徒を毎時間決めています。その生徒が中心となって『Aさんの意見は?』『では、Bくんの意見は?』というように話し合いを進行させていくわけです。話し合いを重ねることで、クラスメートの考えを知ることができます。そして自分の考えも広がっていくのです。自分一人の力では、こうはいかないでしょう。

一方、『マイコン』に関しては発表者よりもコメンテーターの力量が問われます。発表者は準備できますが、コメンテーターは準備できません。瞬時に自分の意見を述べなければならないからです。

『学び合い』のなかで、生徒は自分の意見が役立つことを実感していきます。そして、意見を積極的に述べるようになります。こうした協働学習によって、生徒は学ぶ楽しさを実感し、主体的に学ぶ力が身につくようになるのです」

(この記事は2016年11月に掲載しました。)

開智高等学校  

〒339-0004 埼玉県さいたま市岩槻区徳力186
TEL:048-794-4599

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