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私立高校 進学なび

2016

独自の教育プログラム
栄東高等学校

アクティブ・ラーニングを教育の中心に置き
自分で考え、人間的に成長できる生徒を育てる

AL・土曜講座の「日本の伝統[城・寺社仏閣]を見に行こう」で学ぶ歴女の生徒たち。彼女たちが選んだテーマは明治神宮。スマートフォンで情報を集め、パソコンでまとめ、時間があえば、みんなで現地調査へ出かけます。

AL・土曜講座の「日本の伝統[城・寺社仏閣]を見に行こう」で学ぶ歴女の生徒たち。彼女たちが選んだテーマは明治神宮。スマートフォンで情報を集め、パソコンでまとめ、時間があえば、みんなで現地調査へ出かけます。

社会に出てからも役に立つ能力を育てる

グループで考え、話し合い、教え合う校内AL。先生は各グループをまわり、こまめにフォロー。授業を実り多いものにしています。グループで考え、話し合い、教え合う校内AL。先生は各グループをまわり、こまめにフォロー。授業を実り多いものにしています。

 同校では、自校の教育にアクティブ・ラーニング(以下AL)を全面的に取り入れています。ALとは「能動的・活動的な学習」という意味で、通常授業をはじめ高校3年間で行われるすべての教育に、このALが取り入れられているのです。

「大学受験に対応した学力を育成するのはもちろん、大学進学後にも、あるいは社会に出てからも役立つ能力を育ててあげたいと思います。例えば問題発見力や課題解決力、論理的思考など、そうした能力を育てるのがアクティブ・ラーニングです」
(副校長)

「全教科の授業で、課題研究やグループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど、生徒が能動的・活動的に学習に取り組めるよう工夫してあります(校内AL)。こうした通常授業以外にも、学校行事の中で行われる『校外AL』、総合的な学習の一環として開講されている『AL・土曜講座』があります」(入試広報課)

通常授業もアクティブ・ラーニングで

 校内ALとして高3の物理を見学させていただきました。この日は「原子のスペクトル観測」の授業です。担当の先生はプリントを手作りして、学習内容の基礎・基本を解説。その後、教室を暗くして水銀ランプや白熱電球のスペクトル観測を行いました。教科書の勉強だけでなく、実際に見て確認することが大切という学習スタンスなのです。さらに生徒に疑問を投げかけ、「みんなで考えてみよう」「話し合ってみよう」「教え合ってください」と促します。答えはすでに出ていても、「自分で考える」授業をALの精神のもと実践しているのです。

 校外ALでもその姿勢は変わりません。1年次には河口湖畔周辺で自然観察と検証を行い、2年次には信州松本を中心とした自然体験・調査学習を実施。秋に行われる「アメリカ修学旅行」へとステップアップしていきます。

「アメリカ修学旅行では6泊8日のスケジュールで、ボストン、ニューヨーク、ラスベガス、グランドキャニオンなどを巡ります。観光も行いますが、語学研修や異文化理解などの体験的学習がメインです」(副校長)

 生徒は事前学習で文化や歴史、地理など、アメリカに関する知識をしっかりと吸収。英語学習で培った実践的な英会話力を武器にアメリカへ旅立ちます。

「最大の山場は、ボストン市内の提携校ミルトン・ハイスクールとの交流会です。このイベントにはアメリカを知るとともに、『日本の文化や伝統をアメリカに発信する』というテーマが掲げられています」(入試広報課)

 生徒は、提携校の生徒とペアを組んで現地校の授業や部活動を体験します。

「最初はものおじしていた生徒たちも次第に提携校の生徒と打ち解け、自分から話しかけていくようになります。英語はコミュニケーションの道具であり、国境や人種を越えて理解し合うために必要なものであることをアクティブに学んでいくのです」(副校長)

▼AL・土曜講座の「社会のしくみ(企業の戦略)」では、しょうゆを世界に普及させた大手食品企業の世界戦略を調べて発表。その緻密な作戦と努力に生徒から称賛の声が!

AL・土曜講座の「社会のしくみ(企業の戦略)」では、しょうゆを世界に普及させた大手食品企業の世界戦略を調べて発表。その緻密な作戦と努力に生徒から称賛の声が!

白色電球のベクトルを観測。その美しさに生徒の表情には驚きが! この感動が学習への意欲を高めます。

白色電球のベクトルを観測。その美しさに生徒の表情には驚きが! この感動が学習への意欲を高めます。

多種多様な講座がラインアップ

「AL・土曜講座」は1・2年生を対象とした特別授業です。講座はすべて同校の教員が企画して立ち上げたもの。全部で39もの講座があり、「直木賞作家に、俺はなる」「J ─ROCK研究からの音楽制作」「映画は生きた教材だ」「わが町観光都市計画」「右脳系問題に強くなる」など、ためになり、楽しいものばかり。生徒たちも能動的・活動的に取り組めます。1年次に2つ、2年次に2つ、計4つの講座が受講できます。

「社会の仕組み(企業の戦略)」という講座では、生徒たちが特定の企業を事前に調査。その後、同企業のスタッフをゲストに招いて意見交換をするというカタチで講座は展開。ある大手食品企業の担当者を招いたときは、日本の伝統的調味料を世界に普及させた戦略に耳を傾けました。

「本校は進学校ですが、大学進学がゴールとは考えていません。その先の長い人生のために、ALを身につけて活用してほしいと思います。そのための教育環境をこれからも充実させていきたいと考えています」(副校長)

(この記事は2016年11月に掲載しました。)

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