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私立高校 進学なび

2016

大学合格実績躍進校レポート
麻布大学附属高等学校

進路・進学指導体制の大改革で生徒たちの進学意識が向上

難関大学などの合格者数の推移

難関大学などの合格者数の推移

進路・進学指導体制を大改革
今春の大学合格実績が上昇

 今春の大学合格実績を3年前と比較すると、飛躍的に伸びました。国公立大学、難関私立大学の早慶上理、GMARCH、日東駒専などの合格者数が当時と比較して2・1倍と大幅に伸びたのです。

 この理由について、進路指導部長の太田隼人先生は次のように分析します。

「本校は3年前の2013年、進路・進学指導体制を大幅に改革しました。そして今春、大学入試に挑戦した生徒たちは新たな体制で3年間育った『第1期生』です。彼らが、この新システムの有用性を証明してくれたのです。改革に携わった私たちは強い手応えを感じています」

 2013年の改革では、まず特進クラス、進学クラスの2グレードに分けて指導を行う習熟度別教育を導入しました。この種の取り組みは多くの進学校で実践されており、2グレードに分けたことにより、学力レベルに合わせた柔軟で効率的な学習指導が行えるようになりました。

 また、実力テストの結果をもとに特進・進学クラスの入れ替えを毎年行うことで緊張感を持って学業に取り組めるようになっています。

 そして、さらに注目したいのが「7限セミナー」の新規導入です。これは毎週、通常授業が6時限で終わる曜日に開催される補習講座で、次の4つで構成されています。

  1. 受験指導型(高2・高3対象)英語・数学・国語を中心に、折々で理科・社会の指導も実施
  2. 授業支援型(高1・高2)主要教科+α
  3. 復習型(高1)英語・数学
  4. 総合学習型(全学年)

 通常授業の枠を越えた多種多様な内容を1回完結で開講

 同セミナーは希望制あるいは指名制ですが、どれにも参加しない生徒も「この時間は教室などで自学・自習」という形をとっています。

「セミナーは、全生徒が学習に取り組む時間になっているのです。本校はかつて補習を実施しても部活動のため参加できない生徒が続出していました。このように補習という取り組みを完全にシステム化したことで、学習時間を十分に確保し、また生徒一人ひとりに合った補習を行える体制が整ったのです」

 そのほか「全校語彙力小テスト(英・国)」の導入、「夏期集中講座」の内容強化、「一般入試直前講座」などがあります。改革によって大きく様変わりした教科指導体制のもと、生徒たちは順調に学力を伸ばしていきました。

 

AO・推薦入試主流から一般入試へ挑戦
実績伸長の要因は「進学意識の高まり」

「最も大きかったのは、生徒たちの進学意識が向上したことだと考えています。附属校という環境もあり、本校の場合、それまでの大学受験はAO入試や指定校・公募推薦が主流でした。でも、それでは進める大学のレベルや学部・学科が限定されてしまいます。そこで進路指導部主導で『意欲的に一般入試に挑戦を』というテーマを掲げ、生徒たちの進学意識の改革に取り組んだのです」

 この取り組みは入学直後に開催される「第1学年対象進路説明会」でスタートします。

 この説明会における進路指導部の講演は、まず「グローバル化」と「スーパーグローバル大学」(東大、東工大、早慶など難関大学がメイン)の解説で始まります。これは一般入試においては文系、理系ともに必須となる英語力の重要性を認識させることが目的です。その後、大学入試方式の解説に入り、AO入試、推薦入試と一般入試を徹底比較。募集人員の多さ、卒業後の内定率、入学後の退学率などを紹介し、「一般入試のほうが優位である」ことを説いていきます。すべてデータに基づいた解説なので説得力があります。

「このような進路説明会は保護者を対象とするものも開催し、高1、高2は年2回、高3は年3回実施します。受験学習の取り組み方、模試の受け方や判定の評価、受験校の選択法など、内容はやはり、学年が上がるごとに実戦的になっていきます。高3の7月には『夏休みの過ごし方』についてもアドバイスします」

 そのほか、青山学院大学や中央大学の入試アドバイザーによる「学問系統別説明会」、OB・OGが経験談を語る「卒業生大学入試講演会」など、3年間にわたり関連イベントが数多く実施されています。そして受験直前の高3の12月には、「一般入試・センター入試出願説明会」を開催します。充実した受験指導体制は強い味方ですが、もっと重要なのは生徒自身の「希望の大学に入りたい!」という強い思いです。大学合格実績の伸長に大きく貢献したのは、やはりこの「生徒たちの進学意識の高まり」だったのでしょう。

「積極的に挑戦して最後まで粘り続けること。これが勝利の秘訣です。ただ、本校は単に合格実績を上げるためだけの努力をしているわけではありません。大学入試という高い障壁に果敢に挑戦して、その過程で生徒たちが人間的に大きく成長することを期待しているのです」


大学分野別進路
大学分野別進路

(この記事は2016年11月に掲載しました。)

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