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私立高校 進学なび

2016 ウェブ版

学校歴史探訪
文華女子高等学校

創立者の志を継ぐ女子教育を次の100年に向かって紡いでいく
100周年を迎えた文華女子

東京・小石川時代
見習うべき創立者の行動力

 2016(平成28)年、文華女子は100周年を迎えました。

 創立者の河口アイ先生が女子教育を志し、同校の前身である「家事裁縫研究所」を設立したのは1916(大正5)年。1923(大正12)年に「小石川高等女学校」を設立した次の年には、女性の政治的・社会的権利獲得を目指して活動する「婦人参政同盟会」の理事長に就任しています。

 大正12年には関東大震災が発生し、校舎は半壊。学校再生のため、河口アイ先生の活動は目覚ましいものがありました。授業は河口アイ先生の自宅で行い、先生の教育論に賛同した各界の著名人から寄贈された書や絵画など、多くの一流作品にから得た資金によって新校舎が建設されたのです。その後も「物を大切にする心」と「女子教育の大切さ」を説いて、欧米各地を講演しました。創立者のプレゼンテーション力、マネジメント力、そして行動力は、今の時代のキャリア教育にも継承されるべきものです。

 昭和23年に、同校は「学問をするにふさわしい立派なところ」という意味の文華女子中学校・高等学校に改称しました。

西東京市へ移転「家庭教育寮」誕生

 昭和30年代に入ると、東京オリンピック開催にあわせて、関口町の校地の3分の1が割譲されることになります。当時、理事長を勤めていた河口利加先生は、文華学園存続のために東奔西走します。1969(昭和44)年に現在の西東京市西原に新校舎の基礎が築かれ、次々と施設を拡充。学校施設が完全に整備されたのは1987(昭和62)年。実に約20年近くの年月をかけて発展し続けてきたのです。

 移転を記念して建設された「家庭教育寮」では、河口利加先生自らが生徒と寝食をともにして、家庭経営の基礎や、お客さまのもてなしについて指導しました。その教育は今日においても継承され、同校の特長ある教育の柱となっています。

 1999(平成11)年には校舎の全面改修が行われ、現在の5階建ての1号館が完成しました。現在ではパソコン室やマルチメディア室、校内LANなど情報環境も整いました。そして2016(平成28)年、伝統の家庭教育寮が改修され、新たな100年に向かって歩みだそうとしているのです。

(この記事は2016年9月に掲載しました。)

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