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私立高校 進学なび

2016 ウェブ版

授業Watch!
東洋大学京北高等学校

常識を疑うことから考えを深め、体験を通して知識を経験に変える
一人ひとりの考える力を育む「哲学教育」

常識を疑うことから考えを深め、体験を通して知識を経験に変える。一人ひとりの考える力を育む「哲学教育」

なぜ? から始まる「哲学」の授業

 東洋大学京北高等学校では、週2時間の「倫理」の授業の中で、「哲学教育」を行っています。同校の創始者・井上円了の建学の精神「諸学の基礎は哲学にあり」を教育の軸に据え、生徒が自ら考え、論じあい、自分の価値観を築けるよう導いているのです。

 哲学というと、なんだか抽象的な問題を扱う限られた人だけの学問という気もしますが、同校の「哲学」の授業は全然違います。世の中の常識とされていることについて「なぜそうなの?」「その根拠は何なの?」「それ以外は考えられないの?」と、自分自身に疑問をぶつけ、考え、自分なりの答えを探していくのです。それが「哲学する力」だと同校ではとらえています。そうした習慣を身につけるための授業、といっていいでしょう。

 2年生になると「名著精読」が行われます。今年の課題図書は、ナチスドイツによる強制収容所での体験を著した『夜と霧』(V.フランクル)です。ここでも、読んで得た自分の考えをクラスメートと語りあい、それぞれの考えを共有し、さらに自分の考えを深めていきます。同じ本を読んでも、自分とはまったく違う受け止め方をした友達と触れあうことで、多角的な見方や考え方を自分のものにしていくのです。

五感で体感する体験型の「哲学」

 東洋大学京北高等学校の「哲学」の授業は、頭の中でアレコレ考えるのではなく、五感を使って全身で体感する体験型でもあります。たとえば希望者による「哲学ゼミ」では、去年の夏休みに2泊3日で、東日本大震災の被災地になった岩手県大槌町を訪問。日中は津波被害と復興の様子を見学。仮設住宅を訪ね、ボランティア活動を行い、夜はその体験から得た自分の考えをみんなで語りあいました。

 また「刑事裁判傍聴」(希望者)でも、実際の刑事裁判の傍聴のほか、東京拘置所、横浜刑務所などを訪問。検察官、弁護士、新聞記者などとのディスカッションを行いました。

 現場に行くこと、当事者と触れあうこと。そうして得た自分なりの考えを深め、哲学する力を高めていくのです。

(この記事は2016年9月に掲載しました。)

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