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私立高校 進学なび

2015 No.2

私学トップインタビュー
千葉商科大学付属高等学校

充実の進学指導、教養教育、キャリア教育の
多彩なプログラムで“将来の夢”を実現

森 久人もり ひさと 校長
千葉県出身。私立暁星中学・高等学校を経て学習院大学に進学。1977年に同大学を卒業後、米国の南オレゴン州立大学・大学院に留学し修士課程を修了。1982年の帰国後は、系列大学、千葉商科大学の講師(専門はソーシャル・マーケティング)に就任。以降、20数年間にわたり同大学で高等教育に携わる(現在は教授)。共学化に踏み切った2004年度に校長に就任。並行して現在も大学で教鞭を執り続けている。

「柏葉の精神」と着々と伸びる「進学実績」

「形は地味でも、厳しい冬を耐えて枯れ落ちず、新芽が出始めた頃、静かに散り落ちていく──。本校の教育理念は、そんな『柏葉の精神』をモデルにしているのです」(森校長)

「形は地味でも、厳しい冬を耐えて枯れ落ちず、新芽が出始めた頃、静かに散り落ちていく──。本校の教育理念は、そんな『柏葉の精神』をモデルにしているのです」(森校長)

 創立以来50年以上、「柏葉の精神」に基づく人間教育を実践し続けてきました。柏の葉は、形は地味ですが、冬が到来しても寒風・積雪に耐えて枯れ落ちず、新芽が出始めた頃に使命を果たしたがごとく静かに散り落ちていきます。この「柏葉の精神」のもと、虚飾を廃して質実を重視し、「勤勉・礼法・友愛・勤労」の精神を有する人材を育てる。創立以来、本校が継続してきたこの方針は今後も変わりません。

 一方、ここ数年で大きく変化したものもあります。それは「他大学への進学実績」の伸長です。大学付属校ではありますが、11年前の共学化以降、生徒の進学志向が多様化したため、大学受験に関する指導体制を強化してきました。近年は、その成果が実際に形となって表れるようになり、とくに昨年と今春の他大学合格者数の伸長には目を見張るものがあります。また、本校は商業科も設置しており、ビジネス分野の大学へ進む生徒が大半を占めるこの科への対応も万全です。

「世界遺産検定」の実績と「クエストエデュケーション・プログラム」の効用

 普通科は、「特別進学・選抜進学・進学」という3クラスで構成されています。「特別進学」の目標は、国公立大学・難関私立大学です。昨年新設された「選抜進学」は、部活動に取り組みながら上位・中堅大学をめざします。「進学」は、系列大学への推薦進学と、主にAO入試や推薦入試で多様な他大学への現役合格を目標とするクラスです。「選抜進学」と「進学」は、2年次より一般入試で大学受験を目指す「文コース」・「理コース」、そしてバランスのとれたカリキュラムにより、確固たる基礎学力と教養を養成する「総合進学コース」の3コースに分かれて学びを進めていくことになります。

 この「総合進学コース」の生徒たちが2015年度、素晴らしい成果を上げました。社会人や大学生も受検する「世界遺産検定」団体の部で、文部科学大臣賞に輝いたのです。選択科目「地歴総合」では、以前から世界遺産関連の特別授業が続けられてきました。その努力が結実し、今回の栄誉につながったのです。

 一方で、私自身が決断して導入した取り組みもあります。2004年度の校長就任の翌年から導入したグループ学習「クエストエデュケーション・プログラム(QEP)」がそれです。このQEPは、ある教育関連企業が主催するインターンシップ体験型教育プログラムで、現在、本校のキャリア教育の要となっています。その活動内容は、大手企業から提起されたミッションを、取材・アンケート・情報分析といった体験的取り組みによって解決。その成果を企業側にプレゼンテーションするというものです。1年次に、クラスや科を問わず全員が1年間かけてこれに挑戦します。

 私が導入に踏み切ったのは、グループで取り組むQEPが、「高校生活への導入教育としても有効」と判断したからです。在学中は多様な進路を見据え、一人ひとりが努力を続けることになります。私はそんな生徒たちに、この取り組みを通して培われる心強い絆、「本校の生徒としての共通理念」を与えたいと考えているのです。

最初に「高校生活とは何か」を理解させることで
その後の学習と学校生活は大きく変わってきます

自らを高めるとともに「社会貢献」の理念も培う

 近年、社会的要請が高まりつつあるものに「グローバル教育」があります。本校の場合、現時点で、この分野においては発展途上だと自己評価せざるを得ません。しかし徐々にではありますが、着実に充実の方向へと向かっています。2014年度より、2年次に開催する語学研修の舞台を、オーストラリアから米国のオレゴン州・ポートランドに変更したのも、その一例と言えるでしょう。

 また、系列大学にもグローバル化の波は押し寄せており、2015年度、国際教養学部が新設されました。この新学部と結んだ連携教育もスタートします。こうした取り組みで刺激を受けるなか、能力を高めるだけではなく、「社会貢献」の理念も培い、自信を持って本校を巣立ってもらいたいと思います。

(この記事は2015年11月発行『私立高校進学なび No.2』に掲載しました。)

進学なび2015年 No.2
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