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私立高校 進学なび

2015 No.2

世界を意識する生徒を育てる
神田女学園高等学校

海外に視野を広げる学園生
「人を思いやり、自ら考え、行動できる」女性たち

ホームステイをしながら、企業訪問やボランティア活動なども経験します。

ホームステイをしながら、企業訪問やボランティア活動なども経験します。

「語学の神田」と言われる理由

 明治35年に創立された神田女学園高等学校は、今年で125年目を迎える伝統ある女子校です。「思いやりの心」「やわらかな智恵」「自己を展げる行動力」を教育の理念に掲げ、それぞれの時代にたくましく生きる女性を育ててきました。

 近年、同校が力を入れているのが外国語教育です。多彩な英語教育はもちろんのこと、選択授業に中国語と韓国語が設定されているのが、「語学の神田」と言われる所以です。

「グローバル社会において、中国語は英語に次いでその重要性が高まっており、教科に取り入れる学校が増加。文法の作りは英語と似ていて、漢字に慣れている日本人にとっては英語よりも取り組みやすいかもしれません」と話す中国語を教える孫健莉先生。

 中国語の検定試験である「HSK」は、4級合格で、中国の大学に進学できる語学力です。現在、最上位の6級にチャレンジ中の生徒もいます。

 2012年度よりスタートした韓国語講座では、ハングル(文字)の学習から始めて、ハングル能力検定試験5級合格をめざします。

「本校を卒業後、大学の韓国語学科に進学し、韓国での1年間留学を経て、現在は中国・韓国・日本間の物流関係の企業に就職した生徒もいます。世界を舞台に活躍する卒業生たちの体験は、後輩たちのキャリア教育にとても参考になっています」
(外国語科主任・入試広報室長・グローバル教育担当・伊守勇治先生)

4カ国への短期・長期の留学制度

異文化体験をし、外国の社会や習慣などを通し、国際的感覚を身につけます。

異文化体験をし、外国の社会や習慣などを通し、国際的感覚を身につけます。

 英語教育は、大学受験のための勉強にとどまらず、実践会話のコミュニケーション能力の獲得をめざしています。

 その力試しの場となるのが、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドへの3カ月から1年間の留学制度です。

 どの期間の留学も、スタートは1月。3カ月留学から帰国すると、新年度の始業式前後に、6カ月留学では1学期の期末テスト頃。1年間留学であれば、帰国は12月となります。

「昨年度、カナダとニュージーランドへの最初の1年間留学の生徒を送り出しました。彼女たちは充実した留学制度があるために、本校を選んだ生徒です。私も今年の5月に、カナダへ留学している生徒に会いに行きましたが、ホストファミリーのお子さんと遊んだり、現地校で部活動に参加したりと、とても積極的な生活を送っていました。現地校では外国人向けの英語の授業に加えて、家庭科や数学などの授業も受けているとのことでした。」(国際教育センター副部長・グローバル教育担当・今村友香先生)

 アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドへの短期・長期留学は、1人1家庭のホームステイが基本です。ネイティブ教員による実践英会話や「TOEIC Bridge」の受験などの事前学習を経て留学し、帰国後には報告会を行います。

 このほかにも約10日間のアメリカ語学研修や、上海・台湾への語学研修、そして千代田区が主催する「東南アジア方面 ちよだ地球市民ツアー」への参加など、生徒の興味関心、進路希望に合わせて選択できる研修制度があります。

ニュージーランドの学校と姉妹校提携を締結

AGGSは1885年創立の歴史ある女子校です。

AGGSは1885年創立の歴史ある女子校です。

 長年にわたって、世界各国の教育機関との交流を行ってきた同校ですが、今年度はニュージーランドのAuckland Girls’ Grammar School(AGGS)との姉妹校提携を締結しました。

「AGGSは、以前から本校の生徒がお世話になってきた学校です。今後は先方からの留学生が本校の生徒宅でホームステイをする機会もあり、充実した交流が行われると思います。姉妹校提携先の学校は、これからも増やしていきたいと思っています」
(今村先生)

 さらに2017年度には、「Global Course(グローバルコース)」が設置される予定です。

 それに先行して今年度から中学に設置された「グローバルクラス」では、中国語が2年から必修であり、3週間の海外短期留学が実施されます。2年後に開設される高校のこのコースにも、国際社会での活躍を見据えたカリキュラムが設定される予定です。

 さまざまな語学教育や留学は、同校において「キャリア教育」として位置付けられています。

「留学を経験した生徒たちが帰国すると、積極性や自主性が増しています。現地校ではさまざまな課題をこなします。そして帰国すれば、受けられなかった授業の補習を受けながら、次の学習にも挑戦する状況を、タフに乗り越えています。
 また、そのような姿を見たクラスメートたちは、『自分もがんばろう』と、良い刺激を受けています」(伊守先生)

 短期・長期の留学を経験した生徒たちは、自らの意志を持って社会貢献をめざすようになります。同校の教育理念は今、世界をめざしています。

(この記事は2015年11月発行『私立高校進学なび No.2』に掲載しました。)

進学なび2015年 No.2
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