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私立高校 進学なび

2015 No.2

私学トップインタビュー
工学院大学附属高等学校

グローバル教育、ICT教育、そして「双方向型授業」
未来社会を生き抜く力を育てる教育を実践!

平方 邦行ひらかた くにゆき校長
工学院大学附属高等学校校長のほか、一般財団法人・東京私立中学高等学校協会・副会長、日本私立中学高等学校連合会・常任理事、一般財団法人・日本私学教育研究所・理事、東京都私立学校審議会・委員などを兼務。また文部科学省の英語協議会の委員や高大接続関連の委員会にも所属、多忙な日々を送っている。

15~20年先の社会を想定し活躍できるスキルを養成

 日本の学校教育は今、大きな転機を迎えています。日本社会・国際社会の様相が変わり、今後も激しく変容していくからです。グローバル化の加速、ICTの進化はとどまるところを知りません。わずかな期間で世の中は、今とはまったく違う構造になっているはずです。

 教育とは本来、未来を見据えて実践するものです。15~20年先の社会を想定し、生徒たちがそこでフルに活躍できるスキルを培ってあげることが学校の使命だと考えます。

 グローバル化、ICTの進化への対応について、本校は以前からしっかりと取り組んでいます。前者については、ALTを起用した日々の授業で英語の4技能をバランス良く伸ばします。英語・異文化研修や3カ月留学など、豊富な海外体験の機会を用意し、国際理解のレベルを高めています。後者については、LANで結ばれた約100台のパソコンを駆使し、プログラミング言語の知識や情報モラルにまで至る、内容の濃いICT教育をめざして行きます。

双方向型授業が「思考力・判断力・表現力」を高める

「“必要となる知識”を自分で掘り起こし、消化・吸収していくプロセスを経ることで、生きた本物の知識力が身につく」と話す平方校長。

「“必要となる知識”を自分で掘り起こし、消化・吸収していくプロセスを経ることで、生きた本物の知識力が身につく」と話す平方校長。

 こうした情勢を見据え、文部科学省も近年、日本の教育を変えるために動き始めました。2020年度から大学入試改革が段階的に行われることは、すでにご存知でしょう。この新たな入試でとくに重視されているのが、「思考力・判断力・表現力」で、それらの力を育てるため、次期学習指導要領において本格導入されるのが、「アクティブ・ラーニング(AL)」です。直訳すると“活動的な学び”ですが、これを「実体験や何らかの活動を盛り込んだ教育」などと勘違いをしてはなりません。ALが真に意味するものは、「自ら学び取る学習」です。

 そして、こうした学習は、従来の「教員が生徒に知識を伝授する」というレクチャー型の授業では実践できません。必要なのは知識偏重を廃し、教員・生徒の両者が活発に意見を交換し、共に学ぶ双方向型授業なのです。

 本校は近年、こうしたタイプの授業を積極的に取り入れる努力をしています。生徒と生徒、生徒と教師の対話を盛り込んで展開する『PIL(Peer Instruction Lecture)』、知識を活用して協働的に課題解決に取り組む『PBL(Project Based leaning)』がそれに当たります。しかし、決して知識を軽んじているわけではありません。知識は思考の基盤であり、知識量は多ければ多いほど好ましいのです。問題は、その吸収法であり、レクチャー型の授業で行われる“詰め込み方式”では、知識がスムーズに蓄積されていきません。また、それは活用性の高い知識でもありません。双方向型の授業で考えを進めるなか、“必要となる知識”を自ら掘り起こし、消化・吸収していく。こうしたプロセスを経ることで、生きた本物の知識力が身につくのです。

これから必要なのは、生徒と教員が
「ともに学ぶ」双方向型の授業なのです

教員の指導力を高めるために研修体制をさらに強化

 思考力・判断力・表現力を育てるうえで、双方向型授業は確かに有効です。しかし、高度な指導力を持った教員でなければ、そうした授業は行えないでしょう。あらかじめ決められた地点ではなく、生徒たちとの意見交換で生じたゴールへと共に突き進んでいく、というアプローチが必要となるのです。また、そのプロセスでは当然、生徒たちを刺激し、触発し、興味・関心を喚起して、積極的に授業へ参加させる努力も求められます。

 本校は、教員たちに双方向型授業への対応力を身につけさせるため、3年前から研修活動を活発化させています。まずは中心となる教員たちで「イノベーション・チーム」を組織。そのチームスタッフによる研究や実践で得たものを全体の研修に落とし込んでいく、という流れで展開してきました。

 確かな指導力を持つ教員と、双方向型授業でともに学ぶ3年間で、思考力・判断力・表現力を磨き、社会へ羽ばたいてほしいと考えています。未来社会を担うグローバルリーダーが、本校からたくさん巣立っていくことを期待しています。

(この記事は2015年11月発行『私立高校進学なび No.2』に掲載しました。)

工学院大学附属高等学校  

〒192-8622 東京都八王子市中野町2647-2
TEL:042-628-4911

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