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私立高校 進学なび

2015 No.2

私学トップインタビュー
日本大学鶴ヶ丘高等学校

高大接続、英語・国際理解教育、ICT教育
未来を見据えた対応でさらなる飛躍を図る

川原 容子かわはら ようこ校長
東京都・豊島区出身。日本女子大学附属高等学校を経て日本大学理工学部へ進学。昭和58年、日本大学鶴ヶ丘高等学校に奉職、数学教員として教鞭を執り続ける。学年主任、進路指導主任、教務主任等を歴任し、2012年教頭に就任。2015年4月より現職に就き、日大付属校初の女性校長に。

今年度、日本大学への「推薦入学者選抜制度」が変更!

「『鶴校』は、教える側と教えられる側が一体となった、一つのチームなのです」とやさしい表情で話す川原校長は、母のような愛情をもって生徒たちの成長を見守ります。

「『鶴校』は、教える側と教えられる側が一体となった、一つのチームなのです」とやさしい表情で話す川原校長は、母のような愛情をもって生徒たちの成長を見守ります。

 2015年4月に、本校の校長に就任致しました。日本大学の付属校で初の女性校長ということで、重い責務を担ったことへの重圧も感じています。

 大学入試ではこれから先、大規模な改革が予定されており、それに応じて進学面の対応も変わることになるでしょう。日大グループにおいても「日大への推薦入学制度」が、モデルチェンジしました。従来は高3の秋に実施される統一テストをメインとした選抜法でしたが、今年度より「基礎到達度テスト」と呼ばれる試験を複数回実施し、推薦入学者を選抜することになりました。他大学受験・推薦入学の双方をフォローする本校の場合、さまざまな面で学習指導に工夫を加える必要があります。

 私が校長就任時、すべての教員・生徒に伝えた“所信表明”は、「チームとしてがんばろう!」でした。これは3つの校訓のひとつ、『和衷協同』に直結するもので、創立以来、本校が重視し続ける理念でもあります。大きな変化の流れの中でも変わらないもの、変えてはいけないものは存在するのです。

『鶴高』は一つのチーム!
全生徒・教員が一丸となって努力し続けて成長していきたい

今後、とくに力を入れる「3つの分野」とは?

 本校が今後、力を入れていく取り組みについて具体的にお話ししますと、まずは大学入試改革にも関連する『高大接続教育』への対応です。高校と大学の教育をリンクさせ、若者がよりスムーズに成長していけるスタイルを構築する。これは現在、学校教育界の課題となっていますが、日大の付属校である本校の場合、とくに強く意識すべき問題です。

 高大接続に関して高校が課される責務は、「大学進学後に必要な確かな基礎学力を培うこと」です。このことを踏まえ、学習指導面では、「大学教育を見据えた取り組み」をさまざまな局面で展開していくつもりです。また、日大への推薦が決定した9月以降の指導も、従来よりも強化していきます。

 次に、英語・国際理解教育についてですが、本校の場合、複数の留学・語学研修制度が整い、ネイティブ教員による手厚い英会話指導など、現時点でも充実していると自負していますが、さらなる進化が必要であると考え、2015年度より高2で実施する海外修学旅行に大幅な変更を加えました。滞在先をアメリカからカナダに変え、従来とは違う「学校交流」を中心とした内容にしたのです。現地校の生徒たちと直接触れ合う機会を豊富に作り、英語でコミュニケーションをはかります。語学力を高めるには、実践が一番ですから。また、2016年度より、交流を続けているオーストラリアの学校との「交換留学制度」もスタートさせる予定です。

 さらに、「ICT教育」にも、今後は力を入れていきます。ポイントは、IT機器を駆使し、授業を展開し、学力を上げる“教育力”です。このことを重視し、今年度、教員で組織したICT教育に関するワーキング・チームを立ち上げました。

高校の3年間で自ら考える力を培ってほしい

 一方、学習面においては、「振り返り」を重視していきます。自らの現状、置かれた状況を生徒自身が正確に把握し、それに応じた対応を行う。学力向上のためには、この姿勢がベストだと考えています。私が本校に奉職した頃に比べると、いまの生徒たちの学力は見違えるほどアップしています。しかし私は、まだまだ自立性・自主性が不足しているという印象を抱いています。自らが進んで学習に臨む姿勢が身につけば、間違いなく今よりも学力は伸びるはずなのです。

 校訓の一つである『自主創造』は、自主・自立の重要性をアピールするもので、これは高校の学習だけにとどまらず、大学進学、社会進出以降も大切にすべき姿勢だと考えています。

 現代社会は若者たちに確固とした社会的責任を持つことを求めています。本校で過ごす3年間で、「自ら考える力」を培い、「人としてどう生きるか」について深く考え、素晴らしい社会人に成長してもらいたいと思います。

(この記事は2015年11月発行『私立高校進学なび No.2』に掲載しました。)

進学なび2015年 No.2
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