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私立高校 進学なび

2015 No.2

私学トップインタビュー
日本体育大学荏原高等学校

※2016年より日本体育大学荏原高等学校に校名変更

スローガンは『知の名門、技の強豪、美の創造』
「栄光の復活」を掲げて大改革に取り組む

伊藤 清 副校長

伊藤 清いとう きよし副校長

1952年生まれ、北海道出身。獨協大学外国語学部英語学科卒業後、成城高等学校を経て公立教育界に転身。都立高校で長らく教鞭を執り、2013年、都立日野高等学校の校長を最後に定年退職。同年4月に副校長として日体荏原高等学校に奉職。各種の教育・意識改革プランを打ち出し、2015年より本格的にその実践に着手、現在に至る。

新たな目標・スローガンを掲げ教育改革に挑む

求める生徒像とは、チャレンジ精神旺盛な生徒です」と話す伊藤副校長。古き良き伝統とともに、新しいことに果敢にチャレンジする生徒を歓迎します。

「求める生徒像とは、チャレンジ精神旺盛な生徒です」と話す伊藤副校長。古き良き伝統とともに、新しいことに果敢にチャレンジする生徒を歓迎します。

 長く公教育に携わり、3年前に本校の副校長に着任しました。

「この学校には現在、プラスの要素とマイナスの要素が混在している」──。着任後、すぐに私はその事実に気付きました。自分自身が“純粋培養”された人材ではないからこそ、明確な形でそれらが見えたのでしょう。

 プラスの要素とは伝統であり、それを象徴するのが初代校長・加納久宜先生が打ち立てた『利他の精神』です。111年という長い歴史の中で、これを基盤とし、世のため人のためを考える有能な人材を育成してきました。

 一方、マイナスの要素とは、その輝かしい歴史にあぐらをかいてしまっていたことです。本校はかつて、他のハイレベルな進学校と東大合格者数を競い合うような学校であり、学力だけでなく“心身も鍛えられる”というメリットも有していました。しかしその後、社会の変化・要請にうまく対応できなかったことで、その位置付けから滑り落ちてしまったのです。

 こうした状況を踏まえ、新たな教育目標とスローガンを掲げ、「栄光の復活」を目標に始動しました。新たな教育目標は、「自らを高めれば自ずと他者も治められる」という意味の「修己治人しゅうこちじん」。そして、新スローガンは「知の名門・技の強豪・美の創造」です。知と技は、従来有していた特徴で、まさに栄光の復活を示すフレーズです。では、新たに加えた「美の創造」とは何か──。

 本校は、生徒への生活指導に力を入れてきました。「それを徳育にまで高め、『振る舞いの美』『行動の美』として育成していく」という決意表明の言葉なのです。振る舞いの美とは、周辺の美化・挨拶の励行・時間を守るなど、日常生活における規範を意味します。一方、行動の美は「いざというとき、的確な判断を下して行動を起こす力」を言います。深い道徳意識と優れた先見性が備わっていなければ、行動の美は生まれません。この『美』とともに『知・技』を高めることで、今年度以降、上昇気流に乗っていけると考えています。

求める生徒像はチャレンジ精神旺盛なタイプ
いま将来のことで迷っている生徒には、ぜひ注目してほしい

「学び直し」と「伸ばす」
双方の取り組みを強化

『知』を強化する上で、手始めのテーマとして掲げたのが、「学び直し」でした。本校は文理・総合・体育の3コース制を敷いていますが、総合・体育コースには、学力に不安を感じている生徒が見受けられます。そうした生徒たちのために、2015年度のカリキュラムに週1時間、「学び直しの時間」を設定しました。この時間を使い、生徒個々がつまずいている部分を詳細に把握し、徹底した個別対応でケアしていく予定です。

 一方、安定した基礎学力を有する文理コースの生徒たちには、今後は「伸ばす」ための取り組みをさらに強化していきます。大学受験に対応できる学力を養成する新講座を設置するなど、現在、さまざまなプランを練っているところです。こうした取り組みを継続することで、大学合格実績は今後、徐々に伸びていくはずです。

系列大学と連携し『7年計画』で五輪選手を育成

 次に、『技』についてですが、これに関しては2年前に大きな変化が生じています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックが確定したことを受け、系列の日本体育大学と連携し、7年計画でオリンピアン(五輪出場選手)育成をスタートさせました。柔道と体操競技においては高大連携教育を実践しており、両スポーツに取り組む精鋭は卒業後、日体大へ進学し、さらなる『技』の錬磨に励むことになります。

 そうした生徒たちの当面の目標は「インターハイ優勝」です。1年で同大会出場を実現させた生徒が出るなど、すでに期待できる成果が出ています。

 来年度から、校名を『日本体育大学荏原高等学校』に変更します。これには「今後、日体大グループは“ワン・ファミリー”として結束をさらに強める」という意味が込められています。スポーツ系の部活動が盛んな学校なので、体育の名門である系列大学との絆が強まることによって、今後はさらに活性化していくことでしょう。

 将来への不安で迷いがある中学生は、ぜひ一度、本校に注目してみてください。

(この記事は2015年11月発行『私立高校進学なび No.2』に掲載しました。)

日本体育大学荏原高等学校  

〒146-8588 東京都大田区池上8-26-1
TEL:03-3759-3291

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進学なび2015年 No.2
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