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私立高校 進学なび

2015 No.2

私学トップインタビュー
開智高等学校

自ら学ぶ学習姿勢を大切にする教育
「学びの動機を見つけ出せる人間」に

宍戸 隆一  校長

宍戸 隆一ししど りゅういち校長
埼玉県立浦和高等学校、東京理科大学卒業。数学科教員として埼玉県内の公立高校に赴任。県教育委員会を経て、県立川越女子高等学校校長、武南高等学校校長を歴任。2015年度より開智高等学校校長に就任。

2016年度から3コース制に進化

 本校は、20年前から創造型・発信型の独自教育を行っています。教員による一方的な授業ではなく、「自ら学ぶ」という学習姿勢を最も大切にしているのです。生徒は学ぶためのポイントや必要な知識を授業で身につけ、自らつかみ取る能動的な『独習』によって知識を定着させ、本物の実力をつけていきます。4月の勉強合宿『Spring seminar』をはじめ、独習のモチベーションを引き出し、自分に合った独習方法を見つけられるように、サポート体制も充実しています。

 2016年度からは「Tコース・Sコース・Dコース」の3コース制となります。これは従来の2類型制(S類・D類)を進化させたものです。2006年度から「S類」に「Tクラス」を設定しました。「Tクラス」から発展する「Tコース」は、高い学習意欲や習熟度が求められることは言うまでもありませんが、加えて「学びの動機を見つけ出せる人間」になることを求めていきます。

 本校は、約10年前から探究型の学習に取り組んできました。授業に「学びあい」を積極的に取り入れたり、修学旅行と課題解決学習を組み合わせた行事『Contemporary issues(Ci)』を行ったりしています。

 『Ci』は、1年次に探究テーマを決め、情報の収集、仮説の構築を行い、2年次に研究成果をポスターセッションで発表し、国内外のフィールドワークへ出発します。

 これらの取り組みは、学力向上以外にも社会に貢献していこうとする気持ちや、集団をリードしていこうとする意欲を培っていくうえで、大きな効果をもたらしていますが、まだ十分とは言えません。さらなる教育力の高みをめざすものが『T-concept』であり、それに基づいた教育を「Tコース」で実現していきます。

過去は変えることができないけれど
未来は変えることができます

「知りたい」から始まる最高水準の学びを実感

「どんな環境にいても、目の前にある、やるべきことをしっかりやることが未来を変える」と、日頃から生徒たちに話している宍戸校長。

「どんな環境にいても、目の前にある、やるべきことをしっかりやることが未来を変える」と、日頃から生徒たちに話している宍戸校長。

 『T-concept』とは何か。疑問は発見の種であり、発見は次の疑問の種となります。この繰り返しによって人間は知識を積み上げ、『智恵』として結実させてきました。わからないことがあれば、わかりたいと思い、行動する。わかることによって自分の生活が少しだけ豊かになる経験をした者は、もっとわかりたいと願い、未知なるものを探し求め、挑戦していきます。

 人間の営みのすべては、この「知りたい」という強い意志により生み出されてきたといってよいでしょう。農業、天文、宗教、法律、政治、経済、科学技術、それらの総体としての歴史そのものも、人類が営みの中で獲得してきた智恵であると言えます。

 一方で人間は、智恵がもたらした負の課題も抱えています。それを克服し、より良い智恵へと深化させて引き継いでいくことが、現代を生きる私たち、そして次の時代をつくる若者たちに課せられた使命と言えるでしょう。

 未知なることを恐れず、常に疑問を持って解決していこうとする人間、人格をつくっていくこと、それが「T-concept」なのです。

 課題解決においてアプローチのルートは無限にあると言えます。調べればわかることもあれば、実験で判明することもあります。論理的に推理することで解決の糸口がつかめることもあれば、仮説を立てて検証していくのが有効なこともあります。

 アプローチのスキルとしての論理的思考力や判断力、その基礎となる知識力は、卓越した指導のノウハウを持つ教員が、チームで指導にあたります。そして、高い志の仲間がいます。「Tコース」には、最高水準の学びを実感できる環境があるのです。

 「Sコース」と「Dコース」は、長い実績に支えられてきた「S類」と「D類」の指導ノウハウを継承し、フル活用した教育を展開していきます。主な進学目標は、「Tコース」が東大・京大・国立大医学部、「Sコース」が難関国公立大や早慶上理、ICUレベル、「Dコース」が国公立大やGMARCHレベルですが、2、3年生進級時に相互のコース変更が可能なカリキュラムです。

 勉強や部活動、学校行事を通して、成長しようと苦しみながらも、前進への努力を続ける人を、私たち教員は心から歓迎します。

(この記事は2015年11月発行『私立高校進学なび No.2』に掲載しました。)

開智高等学校  

〒339-0004 埼玉県さいたま市岩槻区徳力西186
TEL:048-794-4599

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進学なび2015年 No.2
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