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私立高校 進学なび

2014 No.2

私学トップインタビュー②
日本体育大学桜華高等学校

本物に触れ、本物の学問を身につけた
真の国際人を育てる

特別扱いをしないからこそ力を発揮できる自ら開拓できる力を養います
大石 巧造 校長

大石 巧造おおいしこうぞう 校長

1943年、東京日本橋生まれ。1967年、日本体育大学を卒業後、38年間にわり都立高校の教員を務める。教頭職、校長職ともに2校で経験。その後、教育委員会で校長の指導にあたり、2005年に日体荏原高校の校長に着任し、2014年5月から日体桜華高校の校長を兼任。日体大時代はアメリカンフットボール部に所属。

五感が研ぎ澄まされる高校時代
そこで女子教育を行う意義

 教育には小・中・高といくつかの段階がありますが、高校時代は心身ともに子どもから大人に変わる大切な時期です。そこで、高校3年間でなすべき教育とは、本物との出会いです。もし料理人であれば、この時期に本当の味を知らなければ大成しないとまで言われています。高校時代は人生の中で最も五感が研ぎ澄まされる時期であり、いかに本物を見て、触れてきたかで、その後の人生が決定づけられるほど重要な3年間なのです。

 それは人間関係も同じです。いかに知識豊富な教員であっても、ごまかしがあれば生徒はすぐに見破ってしまうでしょう。どんな教科でも、進学のテクニックだけでなく、本物の学問を教えるべきと私は考えています。

 本校は女子教育を実践していますが、高校時代に男女を分けて教育することにも重要な意義があります。私は共学校の生徒たちも見てきましたが、男子に比べ女子のほうが精神的な成長が早いにも関わらず、その特性をうまく生かしきれないところもあったのです。

 私はこの5月に本校の校長として着任しましたが、異性を意識せず、異性に頼らない学校生活を送る生徒たちが、非常にのびやかであると感じています。体育祭のテントも、生徒たちが自らスコップを手に取り、力強く設営しています。男女それぞれの特質を形づくる大事な高校時代に、本校が行う女子教育には大きな意義があると思います。

身体にまつわる科学・文化に注目する日本体育大学との連携

身体にまつわる科学・文化に注目する日本体育大学との連携

 来年度より、2・3年次に『総合進学コース』と『総合スポーツコース』を設置します。『総合進学コース』では、進路目標に基づいた選択科目で基礎を固めると同時に、演習問題を中心としたトレーニングで大学入試に向かう強い心も養います。『総合スポーツコース』では、スポーツを通して社会に貢献できる人間を養成するとともに、スポーツのスペシャリストを育成します。こう言うとアスリートを思い浮かべるかもしれませんが、近年は身体にまつわる科学と文化に注目が集まり、スポーツ関連の職業は多岐にわたっています。スポーツ業界の中で大きく分けると24~30もの職種があり、医学分野やジャーナリストなども含まれます。2020年の東京オリンピックに向けて、スポーツ産業はさらに多彩になるでしょう。

 本校の母体である日本体育大学では、すでに東京オリンピックに向けた取り組みが始まっています。例えば、多くの海外の人々と関わるとき、外国語で専門的な部分を説明する必要があるでしょう。そこで日体大では、東京外国語大との連携を計画しています。私が校長を兼任する日体荏原高校でも、すでにモンゴル・パキスタン・ベネズエラから来た生徒が学んでいますが、彼らは特別扱いを必要とせずに学校生活を送っています。
それでも見事に日本語が話せるようになるのです。特別扱いをしないからこそ、力を発揮できるのですね。本校にも女子ラグビー部でオールジャパンをめざしている生徒がいますが、実は彼女はハンディキャップを持っています。しかし、それを乗り越えたところで大きな力を発揮しているのです。ですから、学習面でも過保護ではいけないと思っています。自分で開拓できる力を身につけさせること、それこそが教育なのです。

 日体大では今年、保健医療学部を新設しました。同学部の救急医療学科は救急救命士を養成する専科で、医師も研修に来ています。今後は身体芸術学部やパイロットを養成する学部の創設も予定され、さまざまな世界で活躍できる道を開いていくでしょう。日体大の今後の柱の一つは “ワンファミリー体制” で、高大連携は本校でも実施予定です。そのための『総合進学』『総合スポーツ』の設置です。得意なこと、好きなこと、やってみたいことから学びの一歩が始まる高校時代に、その一歩を大切にして伸ばしていけるコースです。

 さらに、全校で取り組みたいものが学校行事です。昨今の社会で求められる資質にプレゼンテーション能力がありますから、自分で企画し、人前で発表する、そのプロセスを大切にしたいですね。失敗を恐れずに自己表現ができる機会を与えたいと考えています。

 そして、重要となるのは国際化です。今後の日本が生き残っていくには、いくつものボーダーラインを越えていかねばなりません。そこに必要となる力を身につけることが、真の国際化となるはずです。日本の小さなルールである偏差値だけを追いかける時代は終わりです。本校は教育の原点を見つめる学校であると自負しています。

(この記事は2014年11月発行『私立高校進学なび No.2』に掲載しました。)

進学なび2014年ウェブ版 No.2
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