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私立高校 進学なび

2014 No.2

私学トップインタビュー①
東洋女子高等学校

自然科学と人文科学の架け橋となる
「総合力」を育てる教育のイノベーションを

「勉強って楽しい」3年間のため東洋女子は生まれ変わります
村上 精一(むらかみ せいいち) 校長

村上 精一むらかみ せいいち 校長
1954年、東京生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、NECに入社。エレクトロンデバイス応用技術部長を務めるなど25年間の会社員生活を送った後に、現職へ。モットーは「取り組んだことには力を惜しまない。精いっぱいがんばり抜く」。趣味はジャズレコードの蒐集、鑑賞とオーディオ。

双方向型授業を実現するために電子黒板とタブレットを採用

本校は校舎の耐震化をはじめ、理科教育や音楽室など、最新設備を整えた学習環境に生まれ変わります。設備のリニューアルは2016年3月の完成を予定しています。

 また、設備のリニューアルをきっかけに、長い時間をかけた教育そのもののイノベーションを計画しています。目標とするのは、素晴らしい施設に見合った教育です。「勉強が楽しい」と思えるような授業を行い、将来にさまざまな問題が起こっても、それを解決できるような力を育てたいと考えています。

 私はこの学校に赴任するまでの25年間、企業でエンジニアとして働いてきました。本校に着任して強く感じたのは、授業の形式が自分の高校時代とまったく変わっていないという点で、“果たして今の時代に合っているのだろうか?” と疑問を感じたのです。

 ここでの問題点は、生徒全員が黒板を向き、教えてもらうのを待っているところです。教員からの一方向の授業形態では基本的に受け身となり、これでは思考力や発想力を養うことができません。この解消には、双方向型授業が必要であると考えました。

 もちろん、学校では先生に教えを請うのが当たり前です。しかし、教えを受けたら次はディスカッションが必要になります。そのときに「なぜ?」という疑問を持たなければ、質問もできません。企業では疑問があれば、それをオープンにして議論が始まります。まず一つの答えを得たら、さらに疑問を見つけて議論するというプロセスを重ねながら、根本的な問題解決にたどり着きます。授業でも同じことを行う必要があると考えたのです。そこで現在、教員がチームを作って実現しようとしているものが「双方向型授業」です。

 双方向型授業を実施するにあたって、タブレットと電子黒板を導入します。このようなICT(Information and Communication Technology)で何が可能になるかと言えば、リアルタイムで教員が生徒を指導できるようになります。授業の中で生徒の理解度を判断し、その瞬間にフォローが可能となるのです。ビジュアル面で教科書より美しくリアルという利点もありますし、先生が黒板に書く時間も短縮できます。さらに進化すれば、家で復習の際、タブレットを使って授業を再生することも可能になるでしょう。

「実験」イコール「感動」本格的な実験ができる物理室を新設

生徒会役員たちと一緒に。「新しい物理教室ができるんだよ」という校長先生の言葉に目を輝かせます。

生徒会役員たちと一緒に。「新しい物理教室ができるんだよ」という校長先生の言葉に目を輝かせます。

 もう一つのイノベーションは、高校3年間で思考のプロセスを自分で組み立てる力をつける教育です。思考のプロセスとは、一つの問題を解くためにどうすればいいかを考え、挑戦し結果を見て、それでも答えが出なければ、再び考えて挑戦するという過程です。

 挑戦の原動力となるのは、物事に対する関心や未知のことに対する興味、そしてそれを知ったときの感動です。そこで、新しい校舎には生物・化学室に加えて物理室を新設します。ここで大事にしたいのは、本物の実験に触れたときの感動です。自然科学の理論を理解するには、事象を目の当たりにするのが一番ですから。

 では、本校は理系だけを重視しているかと言えば、そんなことはありません。私自身のエンジニアとしての経験から言えば、例えばスマートフォンを作ろうとしたとき、人文科学と自然科学の双方のセンスを持ち合わせていなければ、人がほしいと思うモノは完成させられません。理系の知識だけでなく、音楽的なセンスやリズム感、色彩感覚など、人文科学的な要素もなければ製品は作れないのです。そこで新校舎には、1人1台の電子オルガンを導入した教室を設置します。ここでさまざまな音を聞き、音楽のメカニズムを学んでほしいのです。あるいは自分で作曲しても良いですね。将来的にどんな職業へ就くにせよ、求められるものは文系と理系に「架け橋」を渡すような総合力なのです。

 一人ひとりの将来にとって無駄な教科は一つもありません。勉強を「楽しい」と思わなければ、その知識は自分のものになりません。自分なりの目標を立ててひとつ達成したところから、「勉強って楽しい」がスタートします。それを積み重ねることのできる3年間のために、東洋女子は生まれ変わります。

(この記事は2014年11月発行『私立高校進学なび No.2』に掲載しました。)

東洋女子高等学校  

〒112-0011 東京都文京区千石3-29-8
TEL:03-3941-2680

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