私立高校の魅力たっぷり!自分に合った高校を探せる。
私立高校の「部活」「授業」などのテーマ、「制服」「公開行事」も紹介
神田女学園は、その教育にも注目ですが、立地やロケーションも魅力的です。学校のある千代田区神田は、大学や高校などの教育施設が建ち並び、女の子を通わせるには安心です。しかも、最寄りの神保町駅や水道橋駅からは歩いて5分。なお、我が家は埼玉にありますが、半蔵門線で乗り換えなしで神保町駅まで行けました。
自然豊かな共立女子第二のキャンパスには、「ラディファーム」という畑があります。卒業生たちは新鮮な季節の野菜を食べた経験を語ってくれました。なかには大根を持って通学電車に乗った思い出を語ってくれた人も。将来、どんな社会でもしなやかに生きていく力は、高尾の自然が育んでいるようです。
同校HPに"自分たちの可能性を信じ、どんな困難にも立ち向かい、仲間とともに前に進み続ける東実生のチャレンジスピリッツ"という一文があります。今回取材したマーチングバンド部の活動はそれを地でいくもの。久々に「青春」という言葉を思い出しました。
歯学博士でもある平田校長先生。「80歳で20本以上の歯を持とう」という8020運動や、認知症や高齢者の転倒など、健康寿命の問題に歯が大きく関わっていることなどを教えてくれました。誰にとっても歯の健康は一生問題。歯学博士の講義を校長室で受けられる同校の生徒たちは幸せです。
近年、大学合格実績を着実に伸ばしている目白研心ですが、その背景には2013年に設置された「学習支援センター」の存在があるようです。早朝7時30分から夜の8時近くまで開放されているため、生徒たちは効率良く学習できているようです。まさに"予備校いらず"のサポート体制で、今後の大学合格実績伸長に期待が寄せられている学校です。
専大松戸の空手部と女子ソフトテニス部をインターハイに導いた経歴を持つ徳山校長先生。空手はソフトテニス部と共に、練習方法はすべて先生が考えたそうです。校長として多忙な日々を送り、数学の授業を持てないのが寂しいと語る徳山先生ですが、今、挑戦したいのはソフトテニスとのことでした。
新たなテキストを見て、生徒たちから上がった第一声が「えっ ぜんぶ英語!」。 生徒たちは、そんな声にあわてず「英語を勉強するのだから当然だよね」と応じたそうです。元々、生徒たちの英語を話してみたい、使ってみたいという意欲はとても高いだけに、今後の成長に期待が持たれます。
『「実学」教育とは、単なる知識の習得に留まることなく、実社会で真に役立つ学問を身につけるための教育を意味します』とは同校の久田有理事長の言葉です。“考えて行動する力の獲得をめざす”生物部の活動は、まさにそれを具現化したような内容でした。
いよいよ2019年4月に開校する、英理女子学院高等学校(現:高木学園女子高等学校)の「iグローバル部」。一人ひとりの大切な未来に向けて、女性人材に必要になる3つの「i」を身につけることを目標とした、まったく新しい学校です。iグローバル部の生徒が学ぶ専用棟「iグローバル棟」の建築はほぼ完了し、現在は細部の微調整を行いながら“1期生”を待つ段階に。学校と世界、この両方の新たな歴史づくりに、さあ、きみもチャレンジ!
御殿場校舎で充実した宿泊行事に臨む高1生。ゴルフ、スキーと、都心の高校生ではなかなか体験できないスポーツに触れられるのが、うらやましいところです。高校時代に経験したスポーツなら、生涯を通じて何歳になっても再開することができそうです。
大学受験には私大型と国公立大型があるのは皆さんもご存知でしょう。今回は二人の卒業生にインタビューをしましたが、一人はこうと決めたら脇目も振らずに突き進むタイプ。もう一人は自分なりの芯を持ちながらも視野を広げていくタイプ。自分の得意な科目に絞れる私大受験に現役合格した卒業生(東京理科大学1年)と、オールラウンドに学んで勝負した卒業生(埼玉大学理工学部1年)の話は、私大と国公立大どちらを受験するにしても、迷っている受験生の参考になるのではないでしょうか。
昭和学院の生徒と接するとき、いつも感じるのは「主体性があること」です。学習や学校行事のみならず、部活動や委員会活動にも積極的に参加する生徒が多いというのは、それだけ学校が好きで、仲間が好きで、そしてなによりも「自分が好き」だからかもしれません。真新しい校舎のあちらこちらには、そんな前向きで、アクティブな生徒たちを応援するかのように、とことん"生徒ファースト"の目線で用意された学びの設備も豊富に整っています。
歴史を感じさせるチャペル、吹き抜けのある多目的教室棟、開放的なグループワーク実習棟……。充実した施設も千葉英和高校の魅力です。なかでもドーム型3層構造の図書館は、おすすめ。奥にあるソファーにゆったりと腰を下ろしながら、ずっと本を読んでいたくなります。学校見学の折には、ぜひ立ち寄ってみてください。
文化祭の準備真っただ中の同校を訪問すると、ロビーでクラスTシャツについて会話しているグループがありました。先生と生徒たちが一緒にデザインを考えていたようです。学校生活について、学習について、進路について活発にコミュニケーションを取る先生と生徒たち。「先生と距離の近い学校」を実感しました。
「愛され信頼される女性」の育成に向けて、秋草学園高等学校では独自の女子教育が行われています。そのひとつが、浴衣の着方や礼法マナー。浴衣のたたみ方から、美しい立ち方、座り方、歩き方などを習うのです。花火やお祭りなど、浴衣を来て出かけるのが楽しみになりますね。ほかにも茶道や華道、書道、洋食テーブルマナーも学びます。
イギリスの大学から担当者を招き、大学説明会を開催して6年目となる昨年、同校からロンドン大学へ進学した卒業生がいます。専攻は理系の学部でした。もはや留学する目的は、英語にとどまらず、日本の大学の学部・学科選びと同じように「自分の探究したいことを学びに行く」時代なのだと実感しました。
授業を参観させていただきましたが、大橋先生のトーク術は『見事』の一語。早口なのに明瞭な口調、また、さまざまな話題に飛ぶのに論旨は明快。内容がハイレベルなだけに、このようなテクニックがないと生徒たちはついてこないでしょう。全面的に感服!です。
同校が自校の教育に全面的に取り入れているアクティブ・ラーニング(以下AL)は、『能動的・活動的な学習』という意味。高校3年間で展開されるすべての教育的取り組みが、このALを濃密に盛り込んだ形で実践されています。同校は早くから科目・教科間の枠を越えた横断的授業を行い、「学問」の追求を続けている学校なのです。
教員養成の実習校として創立された日本体育大学荏原。今や全国的に有名となった体育祭の『エッサッサ』は、大正十年代に体操学校(現在の日本体育大学)で始まったもので、系属校である同校のエッサッサは、いわば直系の正統派なのです。男子校から共学校となって20年。全国からスポーツの頂点をめざして生徒が集まってくる同校は今、海外からも生徒がやってくるグローバルな学園へ。伝統と革新がバランス良く調和しています。
空手道部とサッカー部を取材。とくにインターハイ出場を控えた(取材当時)空手道部の様子は印象的でした。稽古に打ち込む真剣な表情、礼儀正しいあいさつ、きちんと並べられた上履き、そして自分の言葉でしっかりと空手道への思いを語ってくれる部長。部活動を通して、生徒たちが人としてまっすぐに成長していることを実感できました。
これまで何度も取材で足を運んだ千代田女学園。グローバル社会に向けて、今年の春から教育の大改革が行われました。「武蔵野大学附属千代田高等学院」への校名変更と男女共学化はその一環です。現在、共学部と女子部があり、共学部には「国際バカロレア」「文理探究」「グローバルアスリート」の3コースが、女子部には「リベラルアーツ」「メディカルサイエンス」の2コースがあります。
躍進著しい同校の『夏期講習』を取材しました。数ある講習の中から様子をうかがえたのは3講習でしたが、いずれも生徒たちの発言する姿が目立っていました。“知識をアウトプットして共有する”。その姿勢と方針は授業でも講習でも同様で、ブレのないベクトルを感じました。
取材に訪れた日は硬式野球部が夏の甲子園大会出場を決めた直後のこと。しかし、頑張っているクラブは野球部だけでなく、すでに夏休みに入っているキャンパスのあちらこちらからは元気な声が。さらに、教室に行けば、自学自習に励む高3生の姿も。文武両道がモットーの同校では「甲子園」も特別なものでなく、努力したからこそつかみ取った栄光なのです。そんな“あたり前”がかっこいい浦学では、今日もそれぞれの青春が躍動しています。
「理数キャリア」では、教育提携を結んでいるタイのプリンセス・チュラボーン・カレッジ・ペッチャブリー校と科学交流を行っているそうです。研究成果を発表し合い、理数教育や発表技術の向上をめざします。東南アジアの生徒は学びに対する意識が日本の生徒よりもはるかに高く、英語力もハイレベル。生徒たちは大いに刺激を受けると言います。
受験勉強で忙しい中、3年生4名に話を聞きました。初めは少し緊張気味でしたが、次第に肩の力も抜けて話始めると、先生のことや学校生活の見どころなど話題がつきません。学校のお気に入りスポットを案内してもらいましたが、みなさんそれぞれに思い入れがあるようで、目をきらきら輝かせていたのが印象的でした。
獨協埼玉高等学校で教えて20年以上。それ以前にも他校や語学学校で教えていたというドン先生。すでに日本での滞在期間のほうがロンドンで暮らしていた頃より長いそうです。ちなみに奥様も日本人だとか。日本への愛着が深いからこそ、英語教育への情熱も衰えることを知らないのでしょう。その熱気を帯びた授業に引き込まれたのは生徒だけではありません。取材班も楽しみながらウォッチングさせていただきました。
かえつ有明にお邪魔すると、いつも名言を耳にします。今回は「ずっと人と話していていい部活なんてほかにない」。仲間と語り合いながら数々の山を登った山岳部の卒業生の言葉です。授業や行事、学校生活のさまざまな場面で、本当にたくさんのことを語り合う生徒たち。高校3年間は人間に対する好奇心を育む時間のようです。
記者が部活取材に訪れたその日は明日から夏休みというタイミング! 生徒からは夏休みにコンクールや大会に向けて、部活動で頑張りたいというエネルギーがあふれていました。全力で努力し、悔いのない夏を過ごして欲しいと心から思いました。
今回の取材は少林寺拳法部と競技かるた部でした。競技かるたといえば「小倉百人一首」。優雅なイメージはあったのですが、実際には少林寺拳法に負けないくらいの真剣勝負。文化部というよりも、運動部に近い迫力がありました。この取材をきっかけに競技かるたに興味を持ち始めています。
今回はご紹介できませんでしたが、文系の「国際教養コース」と双璧をなす理系のコースが同校にあります。2017年春に誕生した「理系先進コース」です。世界教育の「STEM教育」を実践し、埼玉大学STEM教育センターによるプログラミングの特別講座も用意。心豊かな科学者の育成をめざしています。こちらも注目のコースです。
都内屈指の若者に人気のある街の一つが下北沢。駅からほんの数分でたどり着く下北沢成徳のキャンパスには、屋上庭園付きの校舎をはじめ、緑豊かなイングリッシュガーデン、植物に覆われた不思議な体育館など、自然大好き女子なら絶対見逃せないスポットが随所にあります。そしてもう一つ、下北沢成徳の生徒がみんなで投票して選んだ自慢の制服にも注目! 行けば満足、知れば満足の“おトク感”が充満した魅力の女子校へ、さあ行こう!
女子サッカー部の練習を拝見したのは、初代校長先生の名を冠した「佐藤照子メモリアルスタジアム」。400mトラックの陸上競技場の内側にあるサッカー場は、女子サッカー部専用と聞いてうらやましくなりました。ここでは体育祭も行われるとのこと。夕日が沈む体育祭の終わりは、高校時代の一番美しい思い出の風景になりそうです。
埼玉県さいたま市にある開智高等学校は、駅から歩いて15分。緑豊かな小高い丘を越えていくと到着します。周囲には田園風景が広がり、ロケーション的にも理想的な学習環境。グラウンドも広く、空が大きく見えて思う存分スポーツに打ち込めそうです。
毎日出入りしている玄関。さまざまな工夫や仕掛けに意外と気づかず通り過ぎてしまうことがあります。小口先生のていねいでわかりやすい説明に、「なるほど!」「素晴らしい!」と、思わず感動してしまいました。
大学三大駅伝の中で人気も注目度も高いのが、お正月の箱根駅伝です。コースは10区に分かれているので、走るメンバーは10人。補欠の選手を加えても10数人です。箱根駅伝のメンバーに選ばれることは、大変なことなのですね。今回、私が取材した生徒さんが箱根駅伝で走れることを心から期待しています。
英語科で教鞭を執ってこられた髙橋知仁校長先生。「高3になっても中学の英文法を理解していないことが、案外多いのです」とのこと。桜丘では高1の夏休みまでに中学の模試を受け、復習を行ってつまずきを解消するそうです。教科は英語と数学です。大人になっても必要な振り返りかもしれません。
山村学園が全面的に応援しているのがクラブ活動。女子校だった歴史が長かったこともあり、男女共学となった今も、どこか穏やかな雰囲気の中で活動しているクラブが多いとか。それでも今夏は硬式野球部が埼玉県大会ベスト16と健闘。甲子園への夢は今年もかないませんでしたが、日に焼けた生徒たちのリベンジを誓う“男気”に平野正美校長先生も大満足。男女共学が醸し出す適度なバランス感も板についてきた10年目の共学校です。
さすがパワーリフティングの元学生チャンプ。この年齢では考えられない、ものすごい胸板をしておられる小暮校長。聞けば「全盛期はベンチプレスで180キロを差し挙げた」とのこと。そして、さらに感銘を受けたのは、その「飾らない人柄」でした。パワーと好感度抜群の人格を併せ持つ新校長に牽引され、同校は今後さらに伸びていくでしょう。
校内ですれ違う生徒たちがとても清々しい表情で「こんにちは!」と声をかけてくれると思ったら、取材当日は定期試験の最終日だったそうです。お話をうかがったのは、高2生の5人。試験勉強から解放されたばかりなのに、取材の待ち時間にそれぞれ参考書や課題に取り組んでいる姿に、同校の教育理念の一つ「清・慎・勤」を感じました。
「カンボジアという国がアジアにあるとは知らなかった」という卒業生の吉田さん。しかしカンボジアの歴史に衝撃を受けたあと、模擬国連に参加し、ネパールのボランティアにも参加するなど、行動力には目を見張るものがありました。「啓明学園で育つと、肌の色ではなく、人間の中身で判断できるようになる」という言葉が印象的でした。
豊島学院は、目標大学に応じた類型制による進学指導のプログラムが整った学校です。三代校長先生の強いリーダーシップによって改革が進み、合格実績も向上しているのだと感じました。
ここ数年、同校の進学実績伸長のプロセスをリポートし続けてきた当方。せんえつながら「同校の成長を目の当たりにしてきた」という印象をもっていました。しかし、今回の成果は文字通りの快挙! 進学指導体制の改革の成果が実を結んだのです。
過去に何度か取材に訪れている狭山ヶ丘高校ですが、今回初めて、新校舎の2号館や新体育館、総合グラウンドを目にしました。驚いたのは総合グラウンドの大きさ。ここなら青空の下、思いきり体を動かせます。
「取材後、小学校高学年向けのフェスタもあります」と自校主催の関連イベントについて熱く語っていた柴田先生。学校紹介セクションの長としての、その熱き“広報スピリット”に、ただただ感服です!
共学化して2年目のキャンパスを案内してくれたのは3人の高1生女子。一人は足のケガで松葉杖をついていたにもかかわらず、撮影機材の運搬や撮影協力の交渉をしてくれたり、そしてさっと先回りしてドアを抑えたてくれたり、取材班を細やかに気遣ってくれました。まだまだ女子の人数は少ないですが、このような女子生徒の存在が、学校により良い変化をもたらしていることを実感しました。
複数の駅から徒歩10分圏内の好立地にあるキャンパス。そこには明るく元気な生徒たちが学校生活を満喫していました。大学生がチューターとして母校を訪れ後輩たちの面倒を見てくれるなど、卒業生と在校生の距離が近い、温かみのある女子校らしい校風が感じられました。
緑豊かで静かな環境のなか、のびのびと過ごす生徒たち。先生と生徒の距離が近く、生徒は勉強に部活動に思いっきり高校生活をエンジョイしています。自分で選べるコース制には、Ⅰコース(進学重視)、Ⅱコース(文武両道)、Ⅲコース(スポーツ科学)があり、それぞれの目標を追い求めると同時に個性と能力を伸ばすことができます。高2の夏に行われる5泊6日のオーストラリア修学旅行(シドニー近郊)を通して、生徒は国際人としての視野を広げます。
どこまでもロジカルに、時には辛辣なジョークを交えつつ自身の教育論を展開し続けた日野田校長。そのトークに圧倒され通しの取材でした。理論派と人情派の両面を併せ持つ熱意あふれる教育者という印象。同校は間違いなく、大きく生まれ変わるはずです。
昨年から始まったサマーフェスティバルや文化祭に、保谷和太鼓や田無ソーランなど地域の団体が参加する文華女子。多くの地域団体が参加してくれるようになったのは、同校が西東京市民文化祭に参加したのがきっかけで、「学校を地域活動の発表の場にしてほしい」との思いもあるそうです。地域団体の多彩さから、同校のある西東京市の文化意識の高さを感じました。
来年度から「目黒日本大学」と名称を変更、新たなスタートとなる同校は、校舎などの施設も新しく生まれ変わったせいか生徒さんの表情にも活気と“勢い”を感じました。取材した2つの部活動も同様、次代を見据えた先生と部員の熱量は新入生にも変革をもたらせそうです。
近年の高い合格実績でも注目を集める同校は、勉強、部活動、そしてイベント・行事などあらゆる面でメリハリが効いていて、自主性を育む態勢が整っているように感じました。取材した修学旅行も、生徒の意識を受験へと切り替える重要な役割を担っているようです。
普通科の中に美術デザインコースがあるトキワ松学園。美大受験には、各大学の特徴や傾向がありますが、美術科の先生方の出身大学が多彩なので、現実的な受験指導をしていただけるようです。また、美術の授業は、自己表現の方法を学ぶ授業でもありました。美大にとどまらず、さまざまな学部・学科に進学する生徒がいることもうなずけました。
ホームページで見ることのできる、同校の学校紹介動画には感動します。今年から始まったニュージーランド海外語学研修でも、そのダンスを披露した生徒たち。もしかすると、ニュージーランド人の「日本の女子高生はシャイで控え目」というイメージを塗り替えたのではないでしょうか。「淑女の淑徳」の層の厚さと奥深さを感じます。
校舎のある王子キャンパスとは別に、都内にありながら広大なグラウンドを有する新田キャンパス。グラウンドだけでなく体育館、武道館、研修館、メモリアルホールまであり、勉強と部活動の両方で頑張れる環境が整っています。なぜ体育祭が6月に行われるのかというと、この時期に思いっきり楽しんで汗をかいてから、3年生には受験勉強に集中してほしいからです。同校の大学合格実績が伸びているのは、こんなところに理由があるのかもしれません。
他校とは一味違うと評判の学校行事が6月下旬に開催する運動会です。全員が「美術好き!」とあって、衣装を凝らしたカラフルな応援合戦や、高度な技術が満載の高3の着付けリレーなど必見の名物が多数あります。聞けば、自ら進んで、しかも楽しみながら裏方の作業に徹する生徒が多いのも同校の特徴とか。だからといって日々の授業や自宅学習にも一切手を抜かず、自ら求める領域へと自分を高めていくアートな世界がここにもありました。
取材の際、対象となる生徒が同席している先生の存在を気にしているな……と感じることはよくあるのですが、同校の場合、それはまったく感じません。先生も生徒の発言を気にする様子もありません。そんなところに先生と生徒の信頼関係を感じることができました。
奉職1年目は「午前は城西大城西で数学を教え、午後は城西大川越で野球の指導」というハードな二重生活。「あの頃は若かったので」と苦笑する斉藤校長ですが、その話しぶりと野球で鍛えたスラリとした肢体から察するに、当時のバイタリティーは今でも健在のようです。
取材当日(7月中旬)、東京の気温は30度以上を記録、頭上にさえぎるもののない荒川サイクリングロードでの体感温度はそれ以上でした。そんな炎天下、サイクリング部の生徒たちは主将の中島くんをはじめ元気いっぱい。クールな正則サイクリング部のユニフォームに身を包み、10㎞走にチャレンジ。齋藤先生のスタートがかかると一斉に飛び出していきました。まさに青春ここにあり。夏バテぎみの記者でしたが、真夏の太陽顔負けのエネルギーを生徒たちからいただきました。
取材の場は校舎1Fにあるスペース『Learning Commons』。そこではすでに、生徒の数グループが学習に取り組んでいました。彼らのうちの数名が興味津々の表情でこちらの様子をうかがっています。「先生方と話している見慣れない人物は誰?」などと語り合っていたのでしょうか……。
グラウンドをほかのクラブと分け合って練習するソフトテニス部は、週に数回、府中市にあるコートで練習する日があります。放課後、約1時間かけて府中まで移動するのは大変ですが、「その時間は先輩や後輩、部員とコミュニケーションを取ることのできる大事な時間です」と女子キャプテンが話してくれました。
同校を訪れてまず圧倒されるのは、キャンパスの美しさと広さです。幼稚部から大学院までを擁し、創立110年を誇る女子教育の総合学園として「高潔善美」を建学の精神としています。ロマネスク風の高校校舎は外観も内部も上品で清潔。光あふれる広々とした教室や廊下には生徒たちの笑顔が咲き誇っています。美しく広々とした緑の楽園に女子校の良さがギュッと詰まっている、そんな印象を抱く相模女子大学高等部でした。
広尾学園と教育提携する村田女子。船橋にある同校のグランドでは、広尾学園の男子サッカー部が練習しているそうです。合同練習をするのですか?とうかがうと、「するかもしれないけれど、ウチのサッカー部の女子のほうが強いと思う(笑)」と小野校長先生。ワールドカップに出場する選手を輩出したサッカー部の近くで練習できる広尾学園サッカー部は、とても幸せだと思いました。
オオムラサキが生息する森を見ながら大妻嵐山に到着すると、1人1台のタブレットを手にした生徒たちが迎えてくれました。各授業で電子黒板とiPadを活用するのは当たり前の様子。豊かな自然と最先端の科学の両方に触れることのできる学校生活は、理系(だけじゃない)女子の研究心と好奇心をかきたてる環境です。
大東文化大学第一高校では、併設の大東文化大学との高大連携プログラムが用意されています。そのひとつが留学生による英会話のレクチャー。大東文化大学に通う留学生が同校に来校して英会話のレッスンをしてくれるそうです。国際交流を図るために、また、短期語学研修に参加する準備のためにも安心ですね。
今回は「インターナショナルコース」を取材。気になるこのコースの進路ですが、留学経験や英語のコミュニケーション力の高さを活かして、早慶やGMARCH以上の大学に毎年、生徒の半数以上が合格しています。上智大学に指定校推薦枠があるのも注目です。
2018年度、大胆なコース改革を行った同校。カリキュラムはもちろん、講習などのサポートやICTなども活用したその内容は、「より文武両道に没頭できるような環境づくり」が前提となっているようです。同校の時代と“次代”を見据えた改革に注目です。
自己紹介のとき、ティム先生が語った最初の言葉は「サイトーです」。エッと思って聞き直すと、続けて「サイトーは一番難しい漢字、齋藤です」。さらに疑問を抱いた記者に、先生はこう解説してくれました。「私は日本の女性と結婚しており、彼女のお父様から『齋藤を名乗ってほしい』と懇願されたので」。なるほど! 心やさしきティム先生、日本での生活を存分に楽しんでください。
古い日本の家屋を思わせる格調高い木造校舎が、広大なキャンパスに建ち並ぶ東野高等学校。取材に訪れるたびに、懐かしい気持ちがわきおこります。この校舎が誕生したのは、1985年。設計を手がけたのは、アメリカの有名な建築家クリストファー・アレグザンダー氏です。ぜひ、一度、学校見学に訪れてみてください。
全国各地の学校には今、夏の猛暑に対する具体的な取り組みが求められているといっても過言ではありません。そうしたなか、東洋女子には注目の猛暑対策がお目見え。それが、グラウンドから校舎に入る通路に配置された「ミストシャワー」装置です。火照ったカラダ全体にミストのシャワーを浴びれば、瞬時に気分爽快。体育の後はもちろん、授業の間にやってくる“ミスト仲間”も急増中。実はこれ、生徒だけでなく先生もいるから楽しいのです。
吉祥寺の住宅街の中にある藤村女子。運動部はどこで練習しているのだろう? と不思議に思うのですが、プール、テニスコート、柔道場、3つの体育館を使ってめいっぱい活動していました。各部活動が地元のイベントにも積極的に参加して、地域に愛される学校であることがわかります。
新しくなった学生食堂は、放課後もにぎわっていました。売店には「コーヒー」の旗があり、イートインスペースのある街のコンビニと変わらない利用ができます。コンビニと違うのは、先生や友達のいる、安心できる空間であること。教室や自習室よりも、少しだけリラックスできる学習空間として活用する生徒もいました。
今回、初めて取材に訪れた二松學舍大学附属。その環境のよさに感動しました。学校があるのは東京都千代田区九段。周辺には靖国神社や大使館、日本武道館、千鳥ヶ淵があり、春には満開の桜をみることができるはずです。また、周囲には私学の伝統校も多く、通学にも勉強にも理想的な環境といえます。
取材の終わりに、村山先生が万感の思いでこう語ったのが印象的でした。「ICTの導入で確かに授業は効率化しました。AIの社会進出も顕著であり、今後は教育も社会もそうした方向に進むでしょう。でも、紙には紙、本には本の『力』がある! 完全に忘れ去られてほしくはないですね」。これには同感! 紙の本や手書きにも捨てがたい魅力があると思うのです。
「リケジョ」。理科系女子を表すこの言葉がすっかり社会に定着しましたが、日本大学豊山女子は、現在の「理数Sクラス」の母体となる「理数科」を1971(昭和46)年に開設していたのです。以来、医療系や理工系、農学系に多くの生徒を送り出してきました。
吉田茂元首相や岩波茂雄、横山大観などの逸材を輩出してきた男子校。校祖である杉浦重剛氏の教育目的は「人間形成」にあったと言います。今回取材した2つの部活動の目的も、表現の違いこそあれ「人間力」がメインテーマ。変わることのない伝統が息づいていました。
自然豊かなキャンパスは東京ドーム3つ分の広さがあり、競技別の10ものグラウンドがある八千代松陰。自分の好きな競技に集中できる環境です。一方教室では、「レッスンルーム」として、自分に必要な授業を選択することができます。部活動も学習も、「今、自分に必要なことは何か」を常に考える機会がある学校生活は、将来、人生の中で何度も直面するはずの「選択」のトレーニングができる環境です。
吉田校長先生のお話の中で、「本校は3年前より文科省からSGHの指定を受けていますが、まんがいち文科省からの指定がなくても、取り組みは継続していく考えです」という言葉がありました。文科省の指定に関係なく、「サステイナビリティ」の取り組みを継続・強化していく考えに、少しのブレもない強い思いを感じました。
中央線沿線の閑静な住宅街にある文化学園大学杉並高等学校のキャンパス。中央線からも観ることができる校舎の屋上には、なんと養蜂場があるのです。名づけて『文杉ミツバチプロジェクト』。生物探究部が2017年度より取り組んだもので、ハチミツという食品を作ること、ミツバチに起きている環境問題を学ぶこと、地域の方々とのつながりを肌で感じることなど、小さなセイヨウミツバチからスタートする新たな体験型学習が始まっています。
一昨年には第2校舎と新体育館が完成し、1年を“4学期”に分ける「4ターム制」も定着するなど、積極的に改革を展開する同校の印象は、ひと言でいえば「明」。生徒をサポートする体制が着々と整えられていて、生徒の表情と同様に見通しが明るいように映ります。
明治学院高校の卒業生に聞くと、母校の魅力は主に二つあります。一つは、歴史的な建物がいくつも並ぶキャンパス。もう一つが、「自由な雰囲気」です。前者は形のあるもの、後者は形のないものですが、有形無形に関わらず、その真ん中にいるのは紛れもなく、それぞれの時代に躍動した明学生たちです。「こうして母校に帰ることができる人は幸せだと思います」。ある一人の卒業生が口にした言葉は、きっと誇れる思い出があるからに違いありません。
「理数インター」。この校名の「理数」は「理数的思考力」を示しています。文系や理系どちらにも要求される力です。また「インター」は「コミュニケーション能力」と「プレゼンテーション能力」を表します。同校は、この3つの力で、世界のどんな場所でも活躍できる人材の育成をめざしているのです。
和洋国府台女子の宮崎校長先生に、なぜ教師という職業を選んだのかをうかがうと、「人と話すことができる職業として最適だと思ったから」。日本史を選んだのは、お父さまが古本屋で買ってきてくれた「日本の歴史」がきっかけだったそうです。高校時代に教科書で名前を見ただけの歴史上の人物も、宮崎先生が語られるとイキイキきとして、リアルな姿を浮かび上がらせてくれました。
これからの時代を生きていく生徒が、今身につけたい"学び"は何か。それを常に考え、良いものは積極的に取り入れている学校です。伝統校でありながら、生徒の新しいチャレンジを徹底的にバックアップしていました。世界を舞台に羽ばたく女性を育成するために、英語教育だけでなく、日本のマナーやおもてなしを学ぶ「礼法」の授業も大切にしているそうで、素晴らしいと思いました!
取材では、昨年に誕生したPC教室「CLAC(クラック)ルーム」も案内してもらいました。大型のスクリーンに囲まれた教室で、アクティブ・ラーニング型の授業に使えます。「CLAC」とは「Classroom for Learning Activity Crewmember」の略称。「都市大等々力という大きな船に乗る仲間たちが集い、主体的な学びを育む部屋であってほしい」という思いが込められているそうです。
取材では、昨年に誕生したPC教室「CLAC(クラック)ルーム」も案内してもらいました。大型のスクリーンに囲まれた教室で、アクティブ・ラーニング型の授業に使えます。「CLAC」とは「Classroom for Learning Activity Crewmember」の略称。「都市大等々力という大きな船に乗る仲間たちが集い、主体的な学びを育む部屋であってほしい」という思いが込められているそうです。
目黒学院の修学旅行は、北海道と沖縄の2カ所から選択します。どちらを選択するのかは、毎年、学年の裁量に任されているので、行き先がその学年のカラーを表しているとも言えそうです。東京に帰ってくるとすぐに悟林祭が待っています。同校の高2の9月は高校時代の思い出を凝縮させる月です。
兄弟、親子が同窓生になることが多い足立学園。兄弟は同じ部活動に入ると思いきや、あえて違う部活動を選ぶことが多いようです。お兄ちゃんがバスケなら自分はサッカーと、違う競技で競いたくなるのは男子の繊細さかもしれません。今年は20人の教育実習生を迎えたとのこと。足立ファミリーはますます増えそうです。
2018年春、東洋大学の附属校となって4年目を迎えた東洋大学京北。大学のキャンパスも近く、都内の大学の中でもトップクラスの蔵書数を誇る図書館を利用できるメリットも。さらに、同大学で学ぶ各国からの留学生とのコミュニケーション機会も豊富にあり、英語力の向上のため、積極的に参加する生徒もいます。「附属校」であるか否かも学校選びのポイントです。
今回、取材したのはチアリーディング部。運動部でありながら、豊かな表現力や感性が求められる部です。また、文武両道の精神。勉強も練習もやるときは徹底してやるという姿勢が生徒を大きく成長させています。
イタリアから沖縄まで、4コースから選べる修学旅行。アメリカコースは毎年、寒波の影響が心配される季節の実施とのことで、先生方のご苦労はなかなかのものです。ボストンからニューヨークへの移動は時間がかかりますが、「世界の最先端の科学やファッションを生徒に感じさせたい」という心意気。修学旅行でしか経験できない行程です。
ほとんどの生徒が寮生という秀明高等学校。部活動も勉強も一緒の生徒たちは、毎日の生活で絆を強め、卒業しても仲が良いようです。「けんかをしても、家族だったらすぐに仲直りしますよね。それと同じです」と語る生徒も。部活動の夏合宿をしなくても、毎日が宿泊行事のような学校生活はとても楽しそうでした。
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