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東京都立豊島高等学校

主体性や表現力の育成に努めながら
希望の道を切り拓く
『至誠』の心を実践

掲載日:2019年6月28日

待望の新校舎が2021(令和3)年に完成!

第一回の訪問レポートは、東京都豊島区にある都立豊島高校。2021年の新校舎完成に向け、ますます注目が集まっている同校の校長、大山敏先生にお話をお聞きしました。

都立豊島高校は1936(昭和11)年に「府立第十高等女学校」として開校し、来年で84年目を迎える豊島区内にある共学校です。開校以来、一貫して掲げている校是は『至誠』です。

「本校の同窓会組織『柏豊会』の重鎮にその意味を伺うと、もともとは「思いやり」「おもてなし」を表した言葉ということでした。古き良き女学校時代の美しい心が込められていることを教えていただきました。しかし、昭和から平成、そして令和へと時代が移り変わった今、共学校として改めて『至誠』と向き合うことも重要ではないかと私は考えました」

令和という新時代の幕開けに際し、大山先生は、何事にも誠心誠意、全力で打ち込む生徒こそ、この『至誠』を体現することにつながっていくものと定義したそうです。

「なぜなら、本校を選んだ動機は生徒それぞれに異なると思いますが、誰もが今以上に自信を持ち、自らの道を切り拓いていくことができるよう学校改革に努めることが、第22代校長に与えられた最大のミッションと位置づけているからです。2021(令和3)年10月には待望の新校舎が完成し、制服も一新されることが決まっているなど、新生・豊島高校のこれからに注目していただきたいと思っています」

大山 敏(おおやま さとし) 校長
早稲田大学第一文学部史学科日本史学専攻卒業後、同大学大学院政治学研究科へ進学。修士課程修了後、株式会社講談社入社。30歳まで雑誌・書籍編集に携わった後、都立高校の教壇へ。副校長、校長経験も豊富で、2018年3月までは都内公立中学校校長も。2018年4月、東京都立豊島高等学校校長に就任(第22代)。全国公民科社会科教育研究会長、東京都公民科社会科教育研究会長などの要職も兼任。
現在は仮校舎ですが、HR教室や特別教室にはすべてエアコンやICT教材を完備。今年度からは新たに東京都教育委員会の「進学指導研究校」指定を受け、さらなる進学実績の実現に注目が集まっています。

「理数研究校」としての実績も着々と

東京都教育委員会の「理数研究校」として4年目になる同校。その活動の象徴的な存在「科学部」では、『科学の甲子園』出場も含めた緻密な年間計画が立てられていました。

都立豊島高校は2019年度も4年連続で、東京都教育委員会の「理数研究校」として指定を受けています。理数研究校とは、理数に興味・関心を持つ生徒の裾野の拡大と、優れた素質を持つ生徒を発掘し、その才能を伸ばすための取り組みです。

「例えば、科学部に所属する生徒たちの活躍ぶりも目覚ましいものがあり、この3月に明治大学農学部生命科学科に進学した卒業生は高3の時、『変化アサガオの光合成色素の研究』で『第62回日本学生科学賞』の入選1等を受賞しました。また、今年3月にも、現高1生2名が、東京農業大学で行われた『ジュニア農芸化学会2019』において、『藍の生葉染めの研究』のポスター発表を行うなど、本校の理数研究の成果が学校外でも顕著に表れています」

 名称こそ「科学部」ですが、実は部員の中には文系志望の生徒も多数在籍しています。どちらかというと理科や数学が苦手という生徒も少なくありませんが、定期考査の1週間前からは理数系学部の大学生に来てもらい、学習支援を行う『理数サポート塾』を実施するなどのサポート体制も盤石です。いずれは英語検定(英検)だけでなく、数学検定(数件)や漢字検定(漢検)にもどんどん挑戦してほしいと語る大山先生です。

主体性&表現力の育成でもっと高みへ!

穏やかな校風として地域にも親しまれている同校。登下校時をはじめとする挨拶にも定評があります。「挨拶運動は誰に指導されたわけでもなく、生徒自ら主体的に取り組んでいるところが自慢です」(大山先生)

土曜日には教室を一斉開放し、大学生や教員が学習支援を行う『スタディ★ラボ』も開催している都立豊島高校。今年度からは新たに設置した校内組織「進路探究同好会」の活動とリンクさせるなどその質もさらにパワーアップしており、生徒の探究活動を支援しながら、問題解決の助言を行う形態へと発展させて年間25回実施しています。

「始業前の『朝学習』(10分間)にも全生徒が参加するようになり、学校全体のモチベーションも上がっています。既に国・数・英の3教科で実施している少人数・習熟度別授業や、2020年度からの設置を予定している難関大学進学希望者向けのホームルームについての勉強会も、教員間で活発に行われるようになってきました。ここ数年で、生徒一人ひとりのポテンシャルが確実に高まってきていることを実感しています」

172校ある都立高校の中で同校は今、これまで“弱点”と指摘される傾向にあった生徒の主体性や表現力の育成にも尽力しながら、独自性を発揮しようとしている点にも注目です。

「6月の体育祭で実行委員を公募したところ多くの2、3年生が手を挙げてくれ、実質的に初めてとなる自主運営による体育祭が実現しました。また、伝統の『弁論大会』や、本校の一大イベントである『舞台祭』においても、生徒会を中心とした生徒の自主性を尊重した取り組みが始まっており、これまで以上に注目が集まっています。一方、9割以上の生徒が部活動に励む中、吹奏楽部が東京都高等学校吹奏楽コンクールA組で金賞を受賞し、軟式野球部は関東大会に出場しベスト8に入った実績も光ります。これからも生徒一人ひとりの“得意”な部分を最大限に伸ばす、そんな魅力ある都立高校でありたいと考えています」

2021(令和3)年の完成が待たれる新校舎。「大学並みの図書館、一学年全員が入る視聴覚室、公式戦ができるアリーナなど、超都立級の設備を取り入りました」(大山先生)。グラウンドは2023(令和5)年に完成します。

学校情報

東京都立豊島高等学校

〒171-0044
東京都豊島区千早4-9-21

TEL:03-3958-0121

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