
★先端グローバル(SG)コース
中高大一貫カリキュラムに基づく探究型の学びで、生徒の知的好奇心を刺激して「真の学び」を追求します。中学ではネイティブ教員主導の英語授業やカナダへの5カ月間ターム留学を通じて、実践的な英語力と世界で活躍するために不可欠な知識・教養を身につけます。高校では文理融合カリキュラムで進路の選択肢を大きく拡げます。また京都先端科学大学との連携により、大学教員による探究活動のサポートや大学先取り授業などを通じて、専門的かつ高度な学びを提供します。
★グローバル ナビゲーター(GN)コース
6年一貫教育だからできる豊かな経験と深い学びで確かな学力を育成します。地球学(探究学習)や海外研修などさまざまな学びを通じて、生徒の興味・関心を引き出します。中学はS(発展)とA(標準)の習熟度別クラスで基礎学力をしっかりと身につけていきます。高校では『国際コース』『特進ADVANCEDコース』『特進BASICコース』『進学コース』の特色ある4つのコースで生徒一人ひとりの適性を伸ばして「なりたい自分」をめざします。

橋本千佳教頭
本校は、世界を舞台に堂々と自分の意志で立ち、行動できる「京都発世界人財の育成」を建学の精神として掲げ、昨年創立100周年を迎えました。NEXT100への歩みを始めた今、私たちが目指すのは、「2050年の世界をデザインする人財」の育成です。社会は、デジタル技術やAIの進化、グローバル化の加速により、かつてないスピードで変化しています。こうした時代には、知識や技能の習得に加え、自ら考え、多様な人々と力を合わせながら新たな価値を創り出す力が求められます。
本校では、日々の教科学習を通して確かな基礎学力と、それを社会や世界とのつながりの中で活用できる教養を身につけます。また、教科横断型探究プログラム『地球学』では、多様な分野の“ホンモノ”と出会い、知的好奇心を刺激する体験を重ねながら、自ら問いを立て、仲間と協力して課題解決に挑戦し、その成果や考えを自分の言葉で表現し、発信する力を養います。
さらに、その挑戦の舞台は世界へと広がります。外国人教員とのダブル担任制や英語イマージョン教育、15カ国にわたる教育連携校との交流や海外研修など、本校ならではのグローバル教育を展開しています。異なる文化や価値観に触れ、世界の仲間と学び合う経験を通して、新たな価値を創り出すためのグローバルマインドセットを培います。
中高6年間を誰と出会い、どのように過ごすのかによって、人生の可能性は大きく広がります。「自分ならできる」という確かな自信を持ち、勇気をもって一歩を踏み出せる人へ。そのために本校は、知を育み、心を磨き、一人ひとりが未来の創り手として羽ばたくための土台を築いていきます。(橋本千佳教頭)

English Space
文部科学省による『スーパーグローバルハイスクール(SGH)』や『ワールド・ワイド・ラーニング(WWL)』の指定校として構築してきた最先端のグローバル教育を実践。2コース共通の取り組みと、コースの特性に合わせたプログラムを展開しています。
●English Space
放課後、自由に立ち寄ることができる「English Space」は、ネイティブ教員が常駐。英語が大好きな人、英会話を気軽に楽しみたい人にぴったりのフリースペースです。英語の課題へのアドバイスや、英検の面接練習にも対応。
●3年間W担任制
中学3年間、日本人とネイティブ教員の2人体制で1つのクラスを受け持ちます。毎朝、英語のアクティビティがあり、ホームルーム活動や行事においても生徒と教員が一緒に取り組み、英語を使ってコミュニケーションを図ることで、英語が大好きになります。
●イマ―ジョン授業
英語の授業以外にも、体育・音楽・美術を英語で学びます。英語に触れる機会を増やすことで、実践的な英語力を身につけ、英語4技能をバランスよく伸ばします。

3年間W担任制

イマ―ジョン授業
●カナダ研修旅行(GNコース)
ノバスコシア州教育委員会の全面的な協力のもと実施される10日間の海外研修プログラム。中3全員が、ホームステイしながら、現地生徒とともに学びます。出発前には不安を感じていた生徒も、帰国する頃には「帰りたくない!」と言い出すほど、ホストファミリーと仲良しに。
●5カ月間のカナダ留学(SGコース)
『GNコース』のカナダ研修旅行を通して築いてきたノバスコシア州教育省との信頼関係のもと実施するプログラム。中3の9月から1月までの5カ月間、全員が一人1家庭のホームステイをしながら現地校に通います。ネイティブ主導の英語の授業で鍛えた英語力とグローバルマインドセットを実践の場で生かし世界の多様な人々と協働する力を身に付けます。

カナダ研修旅行(GNコース)

5カ月間のカナダ留学(SGコース)

★交換留学生の受け入れも活発!★
校内にいながら多様な国の人々との交流を楽しめることが同校の大きな特徴の一つ。2026年度はすでに、交換プログラムの受け入れにおいて、4月はスウェーデンから、5月はカナダ・台湾から、6月はアメリカからの留学生を迎えています。
「特にスウェーデンの留学生は、交換プログラムで交流のあった生徒の家にホームステイするので、仲がより深まり、帰国時には涙ながらに別れを惜しむ姿が見られます」(橋本教頭)
留学生のホームステイをきっかけに学ぶ意欲がアップ!(SGコース2年/MYさん)
楽しかったのは、留学生と一日ずっと英語で会話したところです。少しでも一緒に過ごす時間を増やせるように、起床時間をはじめ、留学生の生活習慣に合わせることを心がけました。交流を通して、文化や暮らしの違いに触れたことが印象に残っています。たとえばスウェーデンのパンはとても固いらしく、食文化一つをとっても日本との違いは多くて、初めて知ることばかりでした。こうした経験を通して海外への関心が高まり、もっといろいろな国の文化について学びたいと思うようになりました。
国籍や言語を越えてつながる喜びを実感。
大きな財産となる経験を得られました(MYさんのお母さま)
“生きた英語”や異文化に触れる機会を作りたいと考えホームステイの受け入れを決めました。一緒に生活する中で子どものコミュニケーション力が磨かれて「話したい」という気持ちが高まったようです。「頭の中で英語がずっと回っている」と言っていたほど。日を重ねるごとに距離が縮まり、互いの違いを尊重する心が自然と育まれていくのがわかりました。布団をめずらしがって喜んでくれたり、食事が美味しいと言ってくれたり、家族全員が“つながる喜び”を感じられる、温かく充実した時間を過ごせました。

深泥池観察会
多くの生徒が志望理由に挙げる人気プログラム『地球学』。“ホンモノに触れる”をコンセプトに、地域から日本へ、日本から世界へと段階的に視野を広げながら社会課題に向き合い、自ら問いを立て考える力を養います。ここでは特に高い支持を得ているプロジェクトを紹介します。
●深泥池観察会
地球学のスタートとして位置付けられているフィールドワーク。氷河期からの生き残りとされる生物と、温暖地に生息する生物が共存する京都市北区の深泥池へ。2026年度は卒業生も参加し、生徒の学びをサポートしました。
●農山村教育民泊
中1・中2混合の班で京丹波地域の農家に宿泊。農作業や調理を手伝ったり、一緒に食卓を囲んだりと家族の一員のように過ごすなかで、集団生活におけるルールや地域課題について学びます。農村での暮らしを初めて体験する生徒からも「楽しかった!」「行ってよかった!」と大好評の取り組み。
●はちみつプロジェクト
校舎屋上の養蜂箱からハチの巣を取り出すところから、遠心分離機による蜜の採取、はちみつの瓶詰め、瓶に貼るラベルのデザイン、文化祭などでの販売までを生徒の手で行う中2のプロジェクト。
ほかにも多彩なプロジェクトが動いており、中には課外の探究活動へ発展させるグループも。2024年度には外部コンテストで採択されたグループが、すぐきを使った菓子の開発・商品化に挑みました。

農山村教育民泊

はちみつプロジェクト

『スマートアグリハウス』見学
●『スマートアグリハウス』見学
中1の地球学のメインテーマは「環境問題と食農」。京都先端科学大学バイオ環境学部との連携プログラムでは、京都亀岡キャンパスにある『スマートアグリハウス』(先端技術を活用した農業施設)へ。
●地球学特別プログラム(希望者対象)
自然や歴史、科学、それらに関わる人々と出会う、特別なフィールドワーク。毎年テーマと行き先を変えて夏季休暇中に希望者対象で実施しています。2025年度のテーマは「高知・徳島で地球の力を感じる!!民泊体験」。『むろと廃校水族館』『室戸世界ジオパークセンター』などを訪問したほか、日本唯一の津波シェルターを見学し、防災について考える機会に。
●地球学プレゼンテーション大会
『地球学』の集大成として学年末に実施。一人ひとりが設定したテーマで発表を行い、クラス・学年予選を突破した各学年10名の代表が登壇します。2025年度は「音楽が人を動かす」という研究論文を発表した生徒が最優秀プレゼンテーターに。

地球学特別プログラム

地球学プレゼンテーション大会
年々バージョンアップしている「地球学」。新たなフィールドワークや中大連携プロジェクトが次々と誕生しています。参加した生徒たちに、その魅力を語っていただきました。
●お茶に関するフィールドワーク
お茶の産地として長い歴史を誇り、お茶文化の発信地としても知られる京都。茶の湯にゆかりの深い大徳寺を訪れ、お茶について学びます。
➡ 知りたいことは、自分で確かめる。その重要性に気づくことができました(SGコース1年/ISさん)
大徳寺の近くにある皐盧庵茶舗で、お茶をつくる工程や、茶会でのいろいろな工夫を教えていただきました。印象に残っているのは「お茶体験」で使った茶碗の形。「茶碗を回す所作をしやすいように凸凹がある」と聞いて、「他の工夫も知りたい!」と興味が高まりました。京都の文化や歴史を目の当たりにして気づいたのは、自分で確かめることの大切さです。実際に見て初めて、そのことについて深く語れるようになるのだと思いました。
●グローバルコンピテンスプログラム(GCP)
自分自身や多様な文化・価値観について理解し、グローバルマインドを育てるオールイングリッシュのプログラム。英語を初めて学ぶ生徒も自ら手を挙げて発言できる雰囲気。中3時の5カ月間のカナダ留学に向けて自信を育む場にもなっています。
➡ 日常の中で、難しいと感じることにもチャレンジしている自分がいます(SGコース2年/FAさん)
グローバルコンピテンスプログラムの授業を通して、「自分や他者の価値観を大切にしたい」と考えるようになりました。また、「居心地のよい場所から一歩踏み出す」という意味の言葉“step out of your comfort zone”を知ってからは、「まずは挑戦してみよう」と物事を前向きに捉えられるようになりました。プレゼンテーションの機会が多いことも特徴で、回数を重ねるうちに間違いをおそれず、苦手意識を克服することができました。

お茶に関するフィールドワーク

グローバルコンピテンスプログラム(GCP)
●丸善プロジェクト
京都先端科学大学のキャンパス内にある書店に、「食と農」「環境問題」をテーマにしたブースをつくるプロジェクトです。
➡ 立ち止まって見てもらえるブースにするために(GNコース2年/IAさん)
このプロジェクトでは本の選定、棚のコンセプトやデザイン、POP、レイアウトなどを自分たちで考えて形にします。目指したのは、どの年齢層にもわかりやすく、立ち止まって見てもらえて、私たちの思いが伝わるブース。見た人の心に残るPOPをつくったり、“究極の二択”を提案したりと、工夫を凝らしました。普段から人の気持ちはよく考えているつもりでしたが、より深く考える貴重な体験になったと思います。
●大学教員による「再生可能エネルギー」の講義
中2の地球学のテーマ「再生可能エネルギーとテクノロジー」に沿った、京都先端科学大学工学部の教員による講義。
➡ 英語による講義内容を理解でき、日々の学びの成果を実感(SGコース2年/SRさん)
さまざまな再生可能エネルギーの発電方法・仕組み・普及率や、日本・世界のエネルギー事情などに関する講義でした。実用化に向けて研究が進められている台風の風を使った風力発電のお話は、僕が知っている風力発電とは大きく異なり、驚きました。講義は英語での授業でしたが、毎日ネイティブの先生の授業を受けたり、会話をしているので、内容はほぼ理解できました。

丸善プロジェクト

大学教員による「再生可能エネルギー」の講義