国際理解教育に力を注ぐ大東文化大学第一高等学校。同校では、カナダやニュージーランドへの長期・短期留学プログラムを用意。現地で取得した単位が認められるため、帰国後も遅れることなく同級生と一緒に卒業できる点が大きな魅力です。今回は、約10カ月間の長期留学から帰国したOさんとSさん、約6カ月間の短期留学を終えたAさんにインタビュー。3人が所属する、外国人留学生との交流や英語力向上をめざす「Global Community部(GC部)」での活動も含め、充実した留学生活について語ってもらいました。
国際理解教育に力を注ぐ大東文化大学第一高等学校。同校では、カナダやニュージーランドへの長期・短期留学プログラムを用意。現地で取得した単位が認められるため、帰国後も遅れることなく同級生と一緒に卒業できる点が大きな魅力です。今回は、約10カ月間の長期留学から帰国したOさんとSさん、約6カ月間の短期留学を終えたAさんにインタビュー。3人が所属する、外国人留学生との交流や英語力向上をめざす「Global Community部(GC部)」での活動も含め、充実した留学生活について語ってもらいました。
Oさん(高2)Oさん「将来、英語を活かした仕事がしたい」と思ったのが最初のきっかけです。実は、父が英語を使う仕事をしていて、その姿にずっと憧れていました。英語力をしっかり鍛えたくて、国際理解教育に力を入れているこの学校を選んだほどです。ただ、それまで海外経験が一度もなかったため、約1年間も親元を離れて生活することには大きな不安がありました。そんな自分の背中を押してくれたのが父です。「行っておいで」という父の応援に勇気をもらい、長期留学にチャレンジすることを決めました。
Sさん(高2)Sさんきっかけは、英語を流暢に話す大学生の姉の姿でした。「私も姉のようになりたい!」とずっと憧れていたんです。それに、将来はキャビンアテンダント(CA)やグランドスタッフなど、航空関係の仕事に就くのが夢なので、英語力は絶対に欠かせないと思っていました。そのため「高校生になったら絶対に留学する」と中3の頃から決めていたんです。留学へのサポートがどこよりも手厚いこの学校を選んだのも、その夢を叶えるためでした。
Aさん(高2)Aさん留学を決めた理由は、大きく2つあります。1つ目は、一度親元を離れて生活し、自分を成長させる「自立の経験」をしてみたかったこと。2つ目は、将来のために英語力を本気で磨きたかったことです。これからは日本でも外国籍の方と働く機会が増えますし、英語ができれば大学受験はもちろん、将来の活躍の場がグッと広がると考えました。中3の時に参加した学校説明会で、この学校が留学にとても力を入れていると知り、「ここしかない!」と受験を決意。入学後は早速「GC部」に入部し、留学に向けて一生懸命準備を重ねてきました。
Oさん私が通ったのは、バンクーバー島にある「ビクトリア・ハイスクール」です。自然と都会が心地よく調和した、本当に美しい街でした。学校では、クラスに大東文化第一の生徒は私1人だけ。周りには世界各国から集まった留学生がたくさんいました。
最初の1カ月ほどで英語の耳は慣れてきたのですが、現地のスピードが速すぎて、会話についていくのは本当に大変でした。それでも、3カ月目には少しずつ言葉が出るようになり、5カ月目でようやく「会話が成り立っている!」と実感できるように。そこからは、現地特有のディスカッションが多い授業にも自信をもって参加できるようになりました。
Sさん私は、バンクーバー島の「ナナイモ」という街の近くにある「レディースミス・セカンダリー・スクール」に通いました。世界中から留学生が集まる活気ある学校です。日本人留学生もいましたが、「日本語ばかりでは勉強にならない」とお互いに決め、あえて英語だけで会話するようにしていました。
留学当初は思うように話せず、友達がなかなかできなくて寂しい思いもしました。でも、焦らずに少しずつ英語に慣れていくうち、次第にクラスメートと「言葉だけでなく心も通じ合っている!」と思える瞬間が増えていったんです。ただ、授業はまた別の厳しさがありました。Oさんが話してくれた通り、カナダはとにかくディスカッションが中心で、自分の意見をハッキリ求められます。最初は圧倒されて言葉が出ませんでしたが、必死にしがみつくうちに、留学の後半には自分の言葉でしっかりと発言できるようになりました。
Aさん僕が通ったのは、「ナナイモ」にある「ジョンバーズビー・セカンダリー・スクール」です。長期留学の2人とは違って約半年間の短期留学でしたが、3カ月を過ぎる頃には英語にもすっかり慣れ、たくさんのクラスメートと親しくなれました。カナダの学校には、日本の高校にはないユニークな授業がたくさんあります。そのひとつが「アウトドア」の授業です。クラスメートと一緒にキャンプやハイキングへ出かけました。
ハイキングの際は重い荷物を背負って山を登ったので、途中で本当に足が辛くなりました。でも、山頂に立った瞬間、目の前に想像をはるかに超える大自然の絶景が広がっていて、感動のあまり疲れが一瞬で吹き飛びました!
Oさん私のホームステイ先は、カメラマンのホストマザー、娘さんのホストシスターが2人、そしてドイツとイタリアから来た同世代のルームメイトがいる、とてもにぎやかな家庭でした。
みんなとすぐに仲良くなれましたが、特に同い年のシスターとは本当の姉妹のように気が合って、一緒にショッピングへ行ったり、映画を観たりして最高の時間を過ごしました。週末には、ファミリーがドライブや旅行によく連れて行ってくれたんです。カナダの美しい滝や大迫力のビーチに案内してもらったことは、今でも大切な宝物です。
Sさん私がお世話になったのは、シングルマザーの家庭でした。私と同い年で同じ学校に通うホストシスターと、19歳のお兄さんがいる温かい家族です。同い年のシスターとは本当に気が合って、いつも一緒でした。朝の通学はもちろん、遊びに出かけたり、前日の夜に翌日の学校のランチを作ったり。そんな何気ない毎日が本当に楽しくて、今でもSNSで頻繁に連絡を取り合っています。
休日には、ホストマザーが色々な場所へドライブに連れて行ってくれました。なかでも「トフィーノ」というビーチの美しさは、今でも忘れられません。マザーは私を本当の娘のようにかわいがってくださり、帰国の日、空港で別れを惜しんで二人で大号泣してしまいました。
Aさん僕のホストファミリーは、マザーが一人でした。とても広い自宅で幼稚園を経営されている、バイタリティにあふれた方です。休日には、マザーと一緒に料理を作ったり、いろいろな場所へ出かけたりしました。
また、マザーは大の映画好きだったので、家ではよく一緒に映画を鑑賞したんです。ただ観るだけでなく、「今のシーンどう思った?」とお互いに英語で感想を言い合ったりして、楽しく英語を磨くことができたのも良い思い出です。
Oさんホストマザーが、私のために盛大な誕生会を開いてくれたことです。私の好みに合わせて日本の特別なメニューをわざわざ取り寄せて用意してくれたり、素敵なプレゼントをサプライズで贈ってくれたり。マザーの温かいおもてなしに触れて、「カナダにもう一つ、家族ができた」と、うれしさで胸がいっぱいになりました。
Sさんうれしかったことは数え切れないほどありますが、一番は、クラスメートや先生の英語がスッと頭に入り、自分の口から自然に英語が飛び出した瞬間です。その変化はある日突然訪れました。それまでは相手の英語を頭のなかで日本語に訳し、さらに自分の意見を日本語から英語に直して話していたのに、そのプロセスなしで直感的に会話ができたんです。
あの時の感激は今でも忘れられません。いつも私を気にかけて、「こういう時は、こう言うのだよ」と、生きた英語の表現や単語を優しく教えてくれたホストシスターのおかげだと心から感謝しています。
Aさん一番の思い出は、ドイツから来た留学生の男の子と出会い、かけがえのない親友になれたことです。留学中の半年間はいつも一緒で、アウトドア授業のキャンプをはじめ、休日も毎日のように遊びに出かけました。彼を通じて、さらに世界中にたくさんの友達の輪が広がっていきました。
それだけに帰国時の別れは本当につらくて、家に帰ってから一人で大泣きしてしまいました。でも、僕たちの友情はこれで終わりではありません。これからもっと英語力を磨いて、彼が日本に来た際は僕が最高の場所を案内する約束をしています。いつか僕も、彼に会いにドイツへ行きたいです。
Oさん現地の授業を経験したことで、自分の意見を周りに堂々と言えるようになったことです。カナダの日常的なディスカッションを通して、それまであまり意識していなかった政治や経済のニュースにも興味がわくようになり、視野が一気に広がりました。そして何より、10代という大切な時期に留学へ行かせてくれた両親への、感謝の気持ちがとても大きくなりました。離れて暮らしたからこそわかった両親の支えや、いつも背中を押してくれた応援があったからこそ、海外での貴重な経験を得られました。本当に感謝しています。
Sさん一番の成長は、何事も一人で積極的に行動できるようになったことです。海外は日本と勝手が違うので、レストランでの英語の注文やチップの支払いなど、些細なことでも最初はとても緊張しました。でも、現地で誰の手も借りずにやり遂げる経験を重ねるうちに、帰国してからは「一人でどこへでも行ける!」と大きな自信がついたんです。
また、親元を離れたことで家族のありがたみも身にしみました。ステイ先では食後の皿洗いをはじめ、自分のことは全て自分で行います。これまで当たり前のようにご飯を作ってくれ、家事をして支えてくれた母には、感謝の気持ちでいっぱいです。
Aさん僕は、留学の目的として最初に掲げていた「自立心を身につける」という目標を達成できました。留学する前は何から何まで両親に頼りきった生活を送っていましたが、カナダのホームステイ先でマザーと一緒に料理をしたり、洗い物をしたりするなかで、“自分のことは自分でやる”習慣がつきました。日本に帰ってきてからは、ただ感謝するだけでなく、率先して家事を手伝うように心がけています。
Oさん大学は国際政治や経済を学べる学部に進学したいです。そこで英語力にさらに磨きをかけ、将来はグローバルに活躍できる外資系企業への就職をめざしています。
Sさん私は難関私立大学の英米文学科への進学をめざしています。最初にお話しした「航空業界で働く」という夢を叶えるためにも、大学では英語だけでなく、フランス語や中国語といった新しい言語の習得にもチャレンジしてみたいです。
Aさん僕は、音楽フェスなどのイベント関係の仕事をしている父を尊敬していて、将来は父と同じ道に進みたいと考えています。英語を完璧に使いこなせるようになれば、活躍の場を日本だけでなく世界中に広げられるはず。その夢に向かって頑張ります。
Oさんが通ったビクトリア・ハイスクール。ブリティッシュコロンビア州の州都であるビクトリア市で、最も古い歴史をもつ学校です。
Oさん(写真前列中央)と約1年間を過ごしたホストファミリーやルームメイト
Oさんがホストファミリーと滝を見にいった時の1枚
レディースミス・セカンダリー・スクールの留学生たちと記念撮影。前列右から5番目がSさん。
ホストマザーが運転する車で美しい海岸線が続く景勝地トフィーノを訪れたSさん(右)
親友になったドイツから来た留学生(写真右)とAさん
Aさんがハイキングで出会ったカナダの雄大な自然
Aさんがキャンプで見た星空
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