検定は「プレゼンテーション部門」と、筆記テストを行う「知識部門」の2つがあります。合否を決めるのではなく、総合スコアで判定されるのが特徴です。予選と準決勝では、5〜6名のグループに分かれてプレゼンと筆記テストを行い、各グループの最高得点者が次のステージへ進みます。そして最後の決勝戦では、生徒だけでなく先生方も判定に加わり、最終的な順位が決定します。
1番やりがいを感じるのは、私のプレゼンに対して会場の皆さんが笑ってくれたり、拍手をくれたりと、温かい反応が返ってくる瞬間です。現在は剣道部と文芸部にも所属していて、毎日忙しいですが、とても充実した学校生活を送っています。
Fさん
高1国際コース
Fさん私は入学当時、実はそれほど興味がありませんでした。でも、中3のときに「何か新しいことにチャレンジしたい」と思ったんです。そのとき、身近にいたアンバサダーの友人が、一生懸命プレゼン資料を作っている姿を見て「私も挑戦してみよう!」と心が動きました。
実際に始めてみると、学校説明会でのプレゼンや、30分ほどの校内案内のなかで「いかに中村の魅力を伝えるか」という短時間勝負の面白さに気づき、そこに強いやりがいを感じています。また、活動を通じて先輩や後輩と深く関わることができるため、学年を越えた幅広い人間関係やコミュニケーションを学べる点も、アンバサダーならではの魅力だと思います。
検定当日、特に緊張した場面や、うまく話せたと思うポイントを教えてください。
Sさんプレゼンテーションにはいくつかのテーマが設定されていて、私は「中村の魅力」を選びました。入学してから本当に楽しいことがたくさんあったので、そのなかからどれを選び、どう表現すれば受験生に伝わるか、時間をかけてじっくり考えました。本番は少し緊張しましたが、何より学校が大好きなので、その強い想いはしっかりと伝えることができ、先生方にも高く評価していただけました。
プレゼンでは、私の実体験を話しました。私にとっての中村の魅力は、先生方が生徒“一人ひとり”にフォーカスしてくれるところです。小学校の頃は何をするにも“みんな一緒”というスタンスで、話し合いで私がアイデアをたくさん出しても、最終的には“”みんなの意見“”としてまとめられてしまうのが少し寂しかったんです。でも中村では、先生が私のアイデアを、私自身の強みとしてきちんと認めて評価してくれます。そんな大好きな学校の魅力を、自分の言葉で伝えることができました。
Fさん私は「アンバサダーとして頑張っていること」というテーマを選びました。中3でアンバサダーになってから検定本番までは短い期間しかありませんでしたが、その限られた時間のなかでも自分が必死に取り組んできたことを、精一杯アピールしました。
プレゼンで伝えたのは、私が特に力を入れている「校内案内」についてです。校内案内は受験生や保護者の方と一番長い時間を過ごす、密度の濃い時間です。だからこそ、校内を回る順番や話すスピードを工夫し、保護者の方だけでなく受験生本人にも「楽しそう!」と興味をもってもらえるよう、日々研究しています。自分が普段から本当に頑張っていることだったので、本番は自然と気持ちが入り、最後まで笑顔で堂々と話すことができました。
検定に向けて、どのような「知識」を学び、「伝え方」を練習しましたか?
Sさん知識の勉強はかなり力を入れて頑張ったので、知識部門では1位を取ることができました! 具体的には、生徒手帳やホームページに掲載されている学校の歴史を徹底的に読み込み、校章の由来や校訓はもちろん、歴代の校長先生の名前まで全て暗記しました。
一方で、プレゼンテーションの伝え方に関しては、日頃から説明会などの本番を多く経験しているため、特に気負うことはありませんでした。「一度話し始めてしまえば、いつも通り調子よく話せる」と自分を信じていたので、大きな心配はせず本番に臨めました。
Fさん学校の知識については、先生が作ってくださった「アンバサダー虎の巻」という資料を隅々まで読み込みました。私は特に、受験生を案内する際に欠かせない“校内の建物や場所の名前”を重点的に頑張って覚えました。
プレゼンテーションの伝え方に関しては、アンバサダーの友人たちと集まって、お互いに発表し合う練習を重ねました。客観的な意見をフィードバックし合えたことが、本番への大きな自信につながったと感じています。
合格してバッジを付けたとき、意識や説明会での振る舞いにどのような変化がありましたか?
Sさんアンバサダーになって4年目なので、もともとプレゼンや知識には自信がありました。でも、それが検定という形で初めて客観的に評価されたことで、「私、ちゃんとできているんだ!」と改めて実感がわき、さらに自信を深めることができました。
また、検定のために学校の歴史を深く学んだことで、受験生に話せる引き出しが格段に増えました。例えば、校内にある銅像を案内する際も、「これは〇代目の〇校長先生の像で、実はこんな功績を残された方なんですよ」と、具体的なエピソードを添えて紹介できるようになりました。ネタに困ることがなくなり、以前よりもワンランク上のプレゼンや学校案内ができるようになったと自負しています。
Fさん私はまだアンバサダーになって日が浅かったので、バッジをいただけたときは「自分の努力を認めてもらえた!」といううれしさでいっぱいでした。それと同時に、「私もちゃんとできているんだ」という確かな自信が芽生えました。
実際の学校説明会では、胸元にバッジを付けることで、自分自身に良い意味でのプレッシャーをかけることができています。自然と背筋が伸び、より高い意識を持って受験生や保護者の方の前に立てるようになりました。
検定を通して、自身のプレゼン能力やコミュニケーション力に自信がつきましたか?
Sさんコミュニケーション力に関しては、引き出しとなる“話すネタ”が格段に増えたことが大きな自信になっています。校内案内では、自分自身のリアルな学校生活を話すことが1番大切ですし、今もそれを軸にしています。ただ、そこに加えて学校の歴史的な背景もしっかり説明できるようになったのは、大きな強みだと感じています。
実際に、保護者や受験生の方から「そんな素敵な歴史があるのですね!」と驚かれたり、褒めていただいたりする回数がとても増えました。その反応がうれしくて、さらにモチベーションが上がっています。
Fさん私も、プレゼン力とコミュニケーション力の両方が身についたと感じています。バッジをいただいてからは、先生方から「今度の説明会でプレゼンを担当してくれない?」と声をかけていただく機会が増えました。「私のプレゼンを信頼して任せてくれているんだ」と思えるようになり、本番も一歩引いた視点から、心に余裕をもって臨めるようになりました。
また、校内案内で話せるネタが増えたことで、ある保護者の方から「学校についてそんなに詳しいなんて、あなたたちは一体何者なんですか?」と驚かれたことがあったんです(笑)。そこで「私たちは生徒の広報チームです」とアンバサダーの活動を紹介したところ、「生徒がそんなふうに主体的に活躍できる場があるなんて、本当に素晴らしい学校ですね」と言っていただけて、本当にうれしかったです。
検定の勉強をするなかで、「実はこれも中村の魅力だった」と改めて気づいたことはありますか?
Sさんホームページで校章の由来を調べたときのことです。私たちが普段身につけている校章は、実は創立者である中村家の家紋がルーツで、それがそのまま校訓の「清く、直く、明るく」を表しているのだと初めて知りました。身近な校章にそんな素敵な歴史が隠されているなんて「やっぱりこの学校はすごいな」と、中村の魅力を再発見した気持ちになりました。
その後、学校説明会でこのお話を“豆知識”として披露してみたんです。すると受験生や保護者の方から「そんなに深い意味があったんだ、すごい!」と驚きの手応えのある反応が返ってきて、心のなかで「よし!」とうれしくなりました。
Fさん私たちアンバサダーは、もともと「中村の魅力を外に伝えるための存在」だと思って活動していました。でも、私たちの姿を見て憧れを抱き、「中村に入学したい!」と受験を決めてくれる生徒が本当にたくさんいるんです。その事実に気がついたとき、魅力を伝えることだけが役割ではなく、一生懸命に取り組んでいる“アンバサダーの存在そのもの”が、この学校の大きな魅力の一つなんだと改めて深く実感しました。
受験生や保護者の方に「これだけは絶対に伝えたい!」という、中村の一番の自慢を教えてください。
Sさん私が検定のプレゼンでもお話しした通り、先生方が生徒一人ひとりをしっかりと見てくれているところです。先生と生徒、そして先輩と後輩の距離がとても近くて、みんな本当に仲が良いのが一番の自慢です。
先生方にそうやって大切に育ててもらったからこそ、私たち上級生も、自然と後輩たちを同じように温かい目で見守るようになります。こうした思いやりが先輩から後輩へと脈々と受け継がれていくことで、中村という温かい場所が作られているのだと思います。
Fさん私は、とにかく“キレイな校舎”が自慢です! 校内には色々な場所があって、生徒それぞれにお気に入りのスポットがあると思います。
ランチを食べる場所もいくつか選べるのですが、友達と「ここで食べたとき、あんな話をしたよね」と言い合えるような思い出が、校内の至る所に詰まっています。そんな素敵な場所で毎日を過ごせていること自体が、本当に幸せだと感じるんです。
なかでも一番のお気に入りは本館7階の「コリドール」です。ここは渡り廊下を図書館として利用しているスペースで、全体がガラス張りになっています。初めて入ったときは、いきなり視界が開けて別世界が広がったかのような大きな感動を覚えました。ガラス越しに、隣接する清澄庭園を上から見下ろせるのは、私たち中村生だけの特権です!
案内中によく話す、お気に入りのエピソードはありますか?
Sさん 私はいつも、そのときに学校で起きた「最近のリアルな出来事」をお話しするようにしています。例えば、「友達と一緒にカフェテリアでご飯を食べた際に、こんな話で盛り上がったんですよ」とか、「最近は『My Growing Tree』という放課後学習のスペースがお気に入りでよく勉強しているのですが、この前も先生にこんなことを教えてもらいました」といった日常のひとコマです。
特に好評なのは、テスト前のエピソードです。「テスト前は『虹の小部屋』というスペースにこもって、数学の先生に質問し続けたおかげで良い点数が取れたんです!」とお話しすると、保護者の方から「そんなに親身になってくださる先生がいるのですね」と驚かれます。
Fさん 私は、自身が経験した「海外サマースクール」のことをよくお話ししています。中村には、中2・中3の希望者を対象に、夏休みにアメリカ・コロラド州のデンバーへホームステイをするプログラムがあります。私は中3のときに参加したのですが、これが本当に素晴らしい経験だったので、いつも熱を込めて語ってしまいます。
実は私、もともとは「国際コース」に進学する気は全くなかったんです。でも、このプログラムで世界の広さを肌で知ったことがきっかけとなり、「国際コース」への進学を決めました。「海外へ行くと人生観が変わる」とよく言われますが、まさにそれを自分自身で実感したエピソードとして、受験生の皆さんにお伝えしています。
受験生時代、アンバサダーの先輩に憧れた経験はありますか?
Sさん私は特定の誰かというよりも、説明会で出会った先輩方「全員」に対して、「なんて素敵なんだろう」と憧れていました。先輩たちが本当に仲良くて楽しそうで、校舎もキラキラしていて……。その姿を見て「私も絶対にこの学校に行く!」と心に決めていました。実際に合格して入学してみたら、受験生のときに想像していた以上に毎日が楽しくて、中村を選んで本当に良かったと実感しています。
Fさん私はもともとアンバサダーに興味がなかったので、受験生時代は先輩に憧れたという経験はありませんでした。それでも中3のときに「やってみよう」と思えたのは、身近にいたアンバサダーの友人がきっかけです。
彼女が「自分の学校がどんな場所で、どんな素敵なところがあるか」を一生懸命に考えて、プレゼン資料を作っている姿を間近で見ていたんです。そのとき、「自分の通う学校を深く知り、そこに確かな誇りをもてるって、なんて素晴らしいことなんだろう」と強く心を動かされました。
お二人にとって「中村」とはどんな場所ですか?
Sさん毎日をハッピーに過ごせる「大好きな場所」であり、自分を大きく成長させてくれる「たくさんの挑戦ができる場所」です。実は来月、学外で開催される女子校の合同イベントに、中村の代表として参加することになりました。学校を飛び出してそんな大きな挑戦ができるのも、この学校でアンバサダーとして活動してきたからこそだと感じています。先生から「中村の代表として行ってきてね」と任命されたときは、本当にうれしくて舞い上がってしまいました!
Fさん「毎日でも通いたい場所」です。日曜日だって学校に行きたいくらい大好きです! 家でダラダラ過ごしているくらいなら、学校へ行って友達とおしゃべりをしていたいですし、「この楽しい昼休みがずっと続けばいいのに」と思うことばかりです。先生と生徒の距離が近くて、学校全体がいつも温かい空気感に包まれているので、とにかく居心地がいいんです。
受験生や保護者の方から「わかりやすかった」「優しい先輩だった」と言われたときは、どんな気持ちですか?
Sさん私は中村の魅力をたくさん伝えたくて、つい熱を込めてたくさん話してしまうんです。だからこそ、案内が終わった後に「色々なことを教えてくれてありがとう」「説明がすごく上手ですね!」と言っていただけると、本当にやっていて良かったと心の底から思います。
年々、知識も経験も積み重なっていくにつれて、そうしたうれしい言葉をいただく機会が増え、大きな自信につながっています。実は中学の頃、先生から「話すテンポが少し速いよ」と注意されたことがあったんです。でも最近は、周りから「間の取り方がすごく上手だね」と褒められるようになりました。自分自身でも、スピーチのスキルが磨かれ、アンバサダーの活動を通して大きく成長できていると実感しています。
Fさん褒めていただけると、本当にうれしいですよね! 周りのアンバサダーの友人や先輩方を見ていると、新入生から「〇〇先輩に憧れて、私もアンバサダーになりました!」と直接言われている姿をよく目にします。その光景がとても素敵なので、私も来年は新入生からそう言ってもらえるような先輩になれるよう、もっと頑張りたいと思っています。
中村には、アンバサダーに憧れて入学してくる新入生が本当に多いんです。中1生の廊下に「1年間の目標」を掲示するスペースがあるのですが、そこをのぞくと「アンバサダーの〇〇先輩みたいになれるように頑張りたいです!」と書いている生徒をよく見かけます。そうやって憧れのバトンがつながっていくのを見るのも、この活動の素敵なところです。
最後に、アンバサダーをめざす後輩たちと、受験生の皆さんへメッセージをお願いします。
Sさん後輩たちには、「アンバサダーを頑張りたいなら、とにかく全力で楽しい『中村ライフ』を送ってね!」と伝えたいです。中村での毎日を思いきり楽しむことが、そのまま魅力を伝えるためのたくさんの知識や、生きたエピソードにつながっていくからです。
受験生の皆さんには、学校説明会などの校内案内ツアーに参加した際、担当のアンバサダーに「中村のどこが好き?」「何が一番の魅力?」と、ぜひどんどん質問してみてほしいです! メンバーはみんな学校が大好きなので、喜んでたくさん語ってくれます。質問すればするほど、パンフレットには載っていない“ディープな中村の魅力”を、より多く知ることができますよ。
Fさんアンバサダーになりたい後輩たちには、まず中村での学校生活を心から楽しんでほしいと思います。アンバサダーの活動で“中村の良いところ”をたくさん探していくうちに、学校の新しい魅力に自ずと気づくことができるはずです。
受験生の皆さんには、ぜひ一度、中村の学校説明会に足を運んでみてほしいです。一歩校内に入れば、ここに楽しいことがたくさん詰まっているのを肌で感じていただけると思います。
実は私、小学生の頃は少し引っ込み思案で、性格も暗かったんです。でも、アンバサダーになって「自分はこんなに素敵な学校に通っているんだ!」と胸を張れるようになり、自分に自信がもてて、性格も明るくなりました。アンバサダーに挑戦すれば、自分でも驚くほど大きく成長できると断言できます!
「光の小径」にある「虹の小部屋」は、ピンク、グリーン、ブルー、イエローなどカラフルなブースが並ぶフリースペース。「友達とランチを食べたりおしゃべりしたり、先生に勉強を教えてもらったり、日頃からよく使っているお気に入りの場所です」(Fさん)
コリドール(渡り廊下)にある図書館で、新しく入ったアンバサダーの後輩にレクチャーするFさんとSさん。「ガラス張りのコリドールは私たちのお気に入りの場所。清澄庭園を眼下に見下ろせるのは中村の生徒の特権! ちなみに小学生以下と、都内在住・在学の中学生は清澄庭園の入場料が無料です」(Sさん)
「アンバサダー検定」のプレゼン部門と知識部門それぞれで高得点を収めた上位数名に授与される称号バッジ。部門ごと、検定の時期によって色が変わります。学校説明会ではアンバサダーの胸元のバッジにも注目を!
学校説明会で校内案内をした際、受験生に渡している手書きのメッセージ。このカードを受験のお守りとして勉強に励む受験生も多いそう。
Sさんがアンバサダー検定で使ったプレゼン資料。「中村の魅力」をテーマに自身の中村への愛を熱く語り、高得点を獲得。称号バッジを授与されました。
Fさんのプレゼンテーマは「アンバサダーとして頑張っていること」。アンバサダーになって頑張った結果、さまざまな経験ができて自分の成長につながったこと、そうした経験を多くの生徒に伝えられる教員をめざしていることをアピールしました。